Castle Doombad は魔王にさらわれたお姫様を助けるため、正義の騎士たちがトラップやモンスターだらけの塔に挑むゲームだ。
ただし、プレイヤーは魔王。モンスターや凶悪なトラップを配置し、騎士たちを倒す悪のタワーディフェンスだ。
開発は Monster Ate My Condo など、面白いカジュアルゲームを連発する Adult Swim。
相変わらずお手軽に楽しめる作りだが、ただパワーアップしてごり押しではクリアできない、やり応えのあるゲームに仕上がっているのでゲーマーも満足できるはず。
落とし穴に吊り天井、触手生物から凶悪なオーガーまで。さまざまなトラップを配置して難攻不落の要塞を築き上げよう。
ゲームを始めると何もない塔が出現する。魔王になった気分でここにトラップを配置していこう。
トラップの配置にはスクリーム(恐怖の叫び)が必要で、お姫様の悲鳴やスクリーム製造器から定期的に補給できるほか、敵の死体から落ちることがある。
▲騎士たちは下の階から侵入し、お姫様を助けに来る。
設置できるトラップは3種類。
AUTO TRAPは自動で作動して侵入者を迎撃し、MINIONS は移動して敵を迎撃する警護モンスター。
MANUAL TRAP は強力だが、プレイヤーがタッチしないと動かないタイミングが難しいトラップだ。
▲MAUAL TRAP には「TAP」と表示される。
また、トラップは床・壁・天井の3カ所に配置でき、それぞれ同じマスに配置できる。
モンスターもトラップとは別に1マスに1体まで配置できるので、合計4つの障害を1マスに配置できることになる。
相乗効果を発揮するトラップを1マスに配置したときの効果は絶大だ。
同じ場所にトラップを置くのは強力だが、敵の進行方向に合わせて順番にトラップを配置していくことも重要だ。たとえば触手と吊り天井のコンボ。
触手は敵の装備をはぎ取り、楯や兜を奪い去って耐久力を大幅に下げる。
▲入り口には触手。塔に侵入した瞬間に装備を奪い取る。
塔を歩いているうちにジワジワと体力を弱め、最後にとどめを刺す手法だ。
その後に吊り天井で一網打尽。
「くっ、あのとき触手にやられていなければ…！」という夢のシチュエーションを再現だ。
ただし、味わえるのは「トラップにはめてやったぜ！」という気持ちだけではない。
正義の味方の極悪さも同時に味わうことになる。
ゲームが進むと上層にはしごがかかり、騎士たちが下層を飛ばして攻め寄せてくる。酷いときは最上階から降りてくることも。
「大魔王の本拠地に直接乗り込む古代の秘法」とかいうと大げさだが、そんなものを食らった気分だ。
▲突然左側にハシゴがかかって3Fから敵が侵入してくる。この混乱に対処するのも楽しい。
そんな勢いに押されて、お姫様が救出されると定期的に補充されるスクリームが減ってしまう（お姫様が叫び声を上げないから！）。
さらに、救出されたお姫様が入り口までたどり着くとゲームオーバーだ。
そんなピンチの時は画面左上にある3つのアイテムの出番だ。
これらは回数制限のある課金アイテムで、画面の敵を殲滅したり、姫までたどり着いた敵を足止めできる。
▲ミサイルで殲滅。ただ、アイテムなしで攻略した方が楽しいとは思うので、できればアイテムなしチャレンジを！
最後までお姫様を守り切るとステージクリアとなり、お金が手に入る。お姫様まで敵をよせつけずにクリアすると王冠マークが手に入り、ボーナスも入手できる。
お金は次のステージ開始時にトラップを強化したり、新しいトラップを購入するのに使うので、できる限り王冠クリアを目指そう。
合計で45ステージが用意されており、王冠を集めると新しいステージに挑めるようになる。
加えてエンドレスモードもあり、十分なボリューム。
なにより面白いのは各ステージのクリア方法が一定ではないこと。
ステージによってはクリア方法が定まっている場所もあるが、ほとんどのステージはさまざまな方法でクリアできる。
砲台を設置しまくってもいいし、触手やモンスターをメインにしてもいい。
悪の秘密基地はいくつになっても男のロマンだ。
ファンタジー世界にありそうなトラップはほとんど網羅されているので、いろいろ妄想しながらトラップを配置して楽しんで欲しい。
最終評価：3.0（面白い）
おすすめポイント
魔王の部下やトラップを再現した仕掛けの数々 同じステージでも様々な攻略方法でクリアできる。課金について
１．ゲーム内通貨の購入。トラップを購入したりパワーアップできるが、なくてもクリア可能。
２．課金専用通貨の購入。お姫様を守るアイテムや、さらわれたお姫様を元の位置に戻せる。通常のプレイでもたまに入手できるし、なくても十分クリアできる。
（バージョン1.0、アルベルト）
アプリリンク：
Castle Doombad (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
動画：
