『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』の出来の良さにびびる:iPhoneゲーマーな日々70
- プレイ記
- 2013年04月18日
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女子高“音ノ木坂学院”を統廃合から救うため、学院の生徒がアイドルとなって知名度を上げ、入学者を増やしていく…。
そんな設定で美少女キャラクターたちが活躍する様子をアニメなどマルチメディアで展開するのが“ラブライブ!“。
そして、そのiOS版ソーシャルゲームが『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』。
開発がKLabということで「どうせブラウザのポチポチゲーだろう」と思っていたのだが、蓋を開けてみて驚いた。
なんだこのクオリティの高さは!?
ということで、本日紹介するのはこのゲームだ。
最初に9人のメインキャラクターからパートナーを選び、9人1組のユニット(デッキ)を組む。

キャラクターにはスマイル・ピュア・クールの3能力値があり、これらの合計がユニットの能力となる。
また、ユニットには“センター”と呼ばれるリーダー的な存在を設定でき、センターになったカードのみ“センタースキル”という能力を発揮する。

ユニットを編成したら、楽曲選択へ。
難易度はEASY〜HARDまで3段階。

そして、音ゲー開始。
各キャラクターの顔と緑の輪が重なったタイミングでそのキャラクターをタッチしてく、という普通の音ゲー。
画面をタッチするとタイミングに合わせてPERFECT・GREAT・GOOD・BAD・MISSの5段階で評価される。

で、GREAT以上の評価を出し続けるとコンボが発生して得点となり、BAD以下を取ると体力ゲージが減っていく。
体力ゲージを残したまま曲を終えればクリア、体力ゲージが曲が終わる前になくなるとゲームオーバー。
ごく一般的な音ゲーのシステムだ。

また、特技のあるキャラクターをユニットに加えていると、特技を発揮して体力を回復
くれる(そして、そのときに声をかけてくれる)要素も。

▲ユニットの意味があっていいけど、ちょっと画面が見づらくなるのが難点。
曲も一定以上のクオリティだと思うし、譜面も曲に合っていて、普通に音ゲーとして楽しめる。
正直、この部分だけを切り出して「ラブライブ!の音ゲーを有料でリリースしました!」と言われたら買ってしまうかもしれないぐらいきっちりできている。
曲をクリアすると評価画面となり、スコア・コンボ数・クリア回数がS〜Cまでで判定される。
面白いのは、ここのスコアだけが基本無料な作りになっていること。
曲に応じて“ピュア”など先ほど紹介した属性があり、能力値が高くないとスコアが上がりづらいようになっている。
能力が低ければほぼミスがなくても、スコア評価はCやBで落ち着く。
しかし、コンボについては完全にプレイヤーの腕に依存していて、オールコンボを繋がないとS評価に鳴らない。
音ゲープレイヤーの腕に挑戦する部分と、カードの能力をとりいれて折衷案をとった感じで、ゲーマーはフルコンボでS評価を取れば納得するし、スコアについてはカードを強くしたプレイヤーに満足感を与えるしで、いい所で落ちつけたな、という印象。

で、クリア後はランクに応じて報酬が手に入るご褒美タイム。
高評価でクリアするとそれだけ美味しい報酬があるので、「よし、完璧にプレイするぞ!」という意欲が湧く。
正直、普通の音ゲーで単に得点を競っているよりもわかりやすくやる気がでる良い仕組みだ。

さらに、キャラゲーとしてもちゃんとできている。
画面デザインがポップなのもそうだが、注目はフルボイス。
チュートリアルが終わると喋らなくなるソーシャルゲームが多いが、このゲームはゲームが始まってもしゃべるしゃべる。
メニューも、ランクが上がると開放されるストーリーも、ちゃんと声がついている。

キャラクターの合成は“練習”、売り払ってお金にするときも“転部”と、用語にも気を使って(といっても転部でなぜお金になるかは不明だが…)世界観を大事にしている。

▲ただし、オリジナルキャラについてはボイス無し。
細かいところに粗はあるが、ポチポチを音ゲーに入れ替えた版のパズドラ…それに、キャラクターとストーリーをのせ、フルボイス化。
ゲームとしてもきっちり差別化を図っているし、原作の魅力を活かすゲーム作りをしている。
課金要素は部員勧誘(ガチャ)と曲をプレイするためのLP(体力)回復。
ただし、今のところ普通にプレイしているとラブカストーン(パズドラで言う魔法石)がそこそこ手に入るので、キャラクターが欲しい、という理由以外ではそんなに課金する理由を感じない。
課金しないでもかなり遊べるという意味でも、広く受け入れられる可能性があるゲームだ。

▲個人的には課金アイテム購入履歴があったことも驚き
まさか、ポチポチゲーしか印象のないKLabからこんなすごいものが出てくるとは思ってもいなかった。
下手なゲームメーカーのアプリも真っ青な出来栄えである。
このゲームが売り上げランキングで2位になり、売上面でも話題になっているが、それはラブライブ!という題材の人気だけでなく、このアプリの内容が後押ししている部分もあるのは間違いない。
バグはあるが、過去のKLabにありがちな致命的なものも今のところ見られない。
「モバマス系」とかキャラ人気にあぐらをかいたものではなく、要注目アプリの1つといえる。
ただ、1つ気になることがあるとすればKLabの運営面。
『真・戦国バスター』や『キャプテン翼~つくろうドリームチーム』、『幽遊白書~100%中の100%バトル~』などを見ていると、過去に色々問題を起こしている。
リリースされたばかりのアプリに対して、初日からAppStore上位にランクインするほどの課金は、アプリに対する大きな期待による、ユーザーの先行投資である。
その期待を裏切らないよう、見違えるほどクオリティが上がったアプリをリリースしたのと同様に機に、運営の方も生まれ変わったところを見せて欲しいところだ。
そちらの方面も含めて、ゲームキャストではこのアプリを見守って行きたい。
アプリリンク:
ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル 基本無料
コメント一覧 (12)
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- 2013年04月19日 01:52
- 同じ会社の運営って、全部同じところなんですか?
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- 2013年04月19日 05:47
- 音ゲーでソーシャルゲームは無理だろう。
何回も繰り返し同じ曲聴かなきゃいけないとか、苦痛すぎる。
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- 2013年04月19日 08:09
- >>3
スタミナ満タンでハード2曲が精一杯、
しかも全回復に3時間以上かかる状態だから
「スタミナ上限上げるかスタミナ消費下げて」
なんて悲鳴があがってるくらいですよ。
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- 2013年04月19日 08:25
- やだよ、そんな音ゲー。 なんで一曲遊ぶのに一時間半も待たなきゃいけないの?
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- 2013年04月19日 14:54
- ラブライブ!が良くできているのは分かりますが、KLabのゲームは本当に表記ミスと言う名の不具合、イベント告知期間のミス(でも期間すぎてもイベントが継続して、集計されるから走る)などが本当に多い。
ラブライブでも早速メンテ期間のミスがあり、やっぱりか、と思っています。
厳しく見張って欲しいです。
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- 2013年04月19日 17:03
- ゲームが良くても運営でダメになるなんて、よくあること
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- 2013年04月19日 21:20
- たとえフルコンボを繋いでも、
強いキャラがいなければSどころかCランクですよ。
結局は腕より課金額がものをいうゲームです。
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- 2013年04月20日 11:11
- ゲーマーに許すのはフルコンボまで。
得点は金ってことですよね。
でも、金だけでは手に入らないフルコンボという要素があるのはいいかな、と思います。
得点で競う音ゲーがしたいなら別のものを選んだほうがいいでしょう。
あくまで基本無料ゲーなので。
得点できそうゲーマーに基本無料は全く向きません。
あと、KLabの運営については多少注意してみていこうと思っています。
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- 2013年04月21日 01:18
- 音ゲーマーとしてはどれだけGREATを減らしてPERFECT数を増やすかを競うから、スコアもあんまり関係ないですよ。
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- 2013年04月21日 21:20
- ※5
音ゲーとしてみればそうだろうけどスマホで遊ぶソーシャルゲームとしてはそんなもん普通
いくらでも好きに音ゲーしたいならPSPでミクでもやってろって話になる
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- 2013年05月12日 00:05
- ちょっとプレイしてみたけど、会話パートでキャラクターの立ち絵が余りかわらないのが違和感あるなぁ。
しゃべったりするから余計に目立つ感じ。
返金依頼を出しましたが反応はありません。
1ヶ月の間に心を入れ替えられてるといいですね!
多分、ありえないですけど。