課金：ゲーム内通貨（課金しなくても手に入る）
開発：Microsoft Corporation
評価：3.5（かなり面白い） / iPad 4.0
ジャンプのたびに爆発が起こり、何かが破壊される派手な演出 タッチパネルでも十分遊べる操作性 ギミック豊富でパズル性のあるステージ 上達するとステージが流れるようにプレイできて楽しい
スマホだと画面が小さい炎とプラズマから生まれ、ジャンプするたびに爆発を起こす“スプロージョン・マン”を主人公にし、動く度に爆発、破壊が巻き起こる爽快なアクション、パズル的なしかけのあるステージで人気の『Splosion Man』。
その人気作がiPhone向けにつくられた新作としてリリース！
今回の主人公は、科学者たちに捕まった前作の主人公を救いに行く、ミセス・スプロージョン・マン（マンっていう名前がおかしい気もするが…）。
ピンクのボディ、そして歩く度に電話をかけたりスキップしたりと女の子（？）らしい多彩なアクションで見た目にも面白い。
プレイヤーの操作は左右の移動とジャンプだけだが、このジャンプが特徴的。
最大で３段ジャンプまで可能で、先に書いたとおりジャンプするだけで爆発が起きる。
邪魔な障害物をジャンプで、邪魔する兵士をジャンプで、全てジャンプで解決。
▲ジャンプするだけで爆発が起き、ガラスば飛び散る爽快ゲーム。
なお、ジャンプするときは壁に入りついての三角ジャンプや、爆発物がある状態でジャンプするとより高く飛べる。
▲三角ジャンプ超重要。
主人公のアクションは超シンプル。
で、そのシンプルさを単調にしないため、ステージ上にある様々なしかけが用意されている。
主に使われるのはスイッチ。
スイッチの場所に触れると、作動して何かしらのアクションが画面上に発生する。
下の例だと、爆弾が出現し、これを利用してジャンプすれば壁を乗り越えられる、という仕組みだ。
捕まってスイスイ滑る“ジップ”。
高速ステージなどで使われ、爽快なスピード感を演出する。
多段ジャンプが無限にできるピンクの壁。
この壁のある場所では空を飛んでいるかのようなアクションに早変わり。
他にもふっ飛ばして攻撃するボールや、ジョジョのサンタナ（わかるかな）のように体内に入り込んで操れるおばさん、キャラクターを特定方向に吹き飛ばす大砲など、さまざまなギミックが盛り込まれている。
で、ゲームが進むとそれを組み合わせたパズルゲーム的なアクションが楽しめるわけだ。
▲簡単な1例。
時にパズル、時にスピードステージ、そしてその複合…。
パズル的なしかけもさることながら、タイミング的にもなかなかシビアなしかけが多く、これらを解いた時の達成感はかなりのモノ。
操作にあまりストレスがないのもあり、操作ミスではなくて「純粋にプレイヤーが上達してクリアした」という専用ゲーム機用ゲームのような達成感がある。
ステージの終わりには巨大ボスが待ち構えており、いつものこちらはこちらでちょっと違うバトルを楽しめる。
個人的にはボスを倒すとき、ラストに連打で爆発させる演出が気持ちよかった。
課金要素はゲーム内で使用するコインの購入。
これはパワーアップアイテム（使いきり）や、新しいステージを購入するのに使える。
と言っても、アプリ本体をかってしまえば普通にコインは手に入るので、パワーアップアイテムを使いまくりたいとかでなければ特に追加で購入する必要はない。
1度クリアした面でも、手に入るコインは変わらないので同じステージをやっていればステージ購入に必要なコインはすぐたまるし、上達するとものすごいスピードでステージを踏破する『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に近い爽快感があって繰り返しのプレイも苦ではない。
タッチパネルでも十分遊べる操作でどんなアクションをさせるか、ということを考えて作られており、骨太アクションとして非常に楽しめた。
ジップ使用時のスワイプ操作がジャンプに化けることがあるのだけが気になったが、それぐらいだ。
難点があるとしたら、スマホでは画面が小さすぎるということ。
引いたカメラで見る場所が多くあり、そのようなステージでは縮小されすぎてキャラクターが見づらくなる。
iPadならばこの難点はないので、個人的にはiPadだったら評価4.0扱いもありだと思っている。
▲小さい！
演出は爽快な最新のゲームだが、内容は横スクロールのジャンプアクションに、ステージのギミックで遊ばせる古典的骨太アクション。
ゲーム好きなら見逃す手はない。
なお、ゲームはiPad2、iPhone4、iPod touch 5G以降対応なので、iPod touch 4Gの方は要注意。
アプリリンク：
Ms. Splosion Man 250円 iPhone/iPadの両方に対応
動画：
