レビュー:グルーヴコースターゼロ 音・映像・プレイヤーが一体になる音ゲー
- 音楽ゲーム
- 2012年11月25日
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グルーヴコースター ゼロ(Ver1.0) 基本無料 iPhone/iPadの両方に対応
課金:追加1曲170円、ステージクリア用アイテム
開発:タイトー
評価:4.0(すごく面白い)

音と映像、プレイヤーの操作が一体になったトリップ感
さまざまなクオリティの高い楽曲
簡単操作で iPhone でプレイしやすい
プレイしないと面白さがわからない
昨年、リリースされるやいなや「なんだ、この圧倒的な面白さは!」とゲーマーの間で話題になり、結局ゲーマーの間でしか流行らなかった最高に面白いゲームがある。課金:追加1曲170円、ステージクリア用アイテム
開発:タイトー
評価:4.0(すごく面白い)





その名は『グルーヴコースター』。
基本部分は音のノートと、マーカーが重なった時に画面をタッチする音ゲーで、それ自体も良くできているが、そこに加わる映像演出の気持ちよさがハンパじゃない。

ステージが1本線になっており、ジェットコースターのように、曲の変化によって画面がめまぐるしく動く。
眼前まで迫ったかと思えば、一気に引き、横からと思ったら次は上から視点になる。
ダイナミックな映像が曲と完全にシンクロして展開されるのは「気持いい!」の一言。
それでいて1ラインのタイミングゲームは既存の音ゲーよりもプレイしやすく、「誰でもプレイできて、音と映像に酔える」音ゲーの新境地を切り開いた。

▲右側の画面ではジェットコースターのように落下している。
映像のセンスも抜群で、「ゲームをしたいからやる」のではなく「グルーヴコースターしたいからやる」というぐらい癖になるのだ。
ここまで褒めちぎっていると、
「そんな面白かったのになんで流行らなかったの?」
ということになるのだが、プレイしないと絶対伝わらない面白さが弱点だった、というのがあるだろう。
ちなみに、プレイしている姿はこんな感じになる。
が、上の2つの動画を合わせても、実はプレイしていて何が楽しいかは伝わらない。
『グルーヴコースター ゼロ』リリース記念インタビュー!の記事でも開発者の石田さんが言っていたが、プレイヤーの操作と音と映像、この3つが完全に一体化するとどれだけ楽しいか、というのが動画では伝わらないのだ。
新機軸ということはみんなが体験したことがないわけで、動画からその楽しさを想像するのにも無理がある。

▲GCをプレイしたことがあれば、この映像だけでやりたくなると思うのに…。
なので、これを見た方は無料で体験できるので(これは怪しげなカードゲームの売り文句ではない!)絶対に試して欲しい。
ゲームと言うよりも、【新しい体験】を味わえると思う。
課金要素のメインは1曲170円の追加曲。
Perfume のポリリズム、木村カエラの TREE CLIMBERS などヒット曲やさまざまなミュージシャンを起用。
奇々怪界の YMCK アレンジなど、ゲームファンにもアピールする曲もある。
曲をDLしなければ3曲ぐらいしか体験できない他の音ゲーと異なり、プレイしていくと得点に応じてレベルアップして曲が増え、最終的に前作の基本曲数を超える20曲以上が無料で遊べる。

▲前作より高いけど、手間かかっているから仕方ないか。
また、48時間に1回だけ、持っていない曲をプレイできるお試し【RECOMMEND】という機能があり、プレイし続けているうちに出てきた RECOMMEND曲で気に入ったものを買っていけるようにもなっている。

「iPhoneのゲームはいまいち」とか、「最近新しいゲームがない」、「基本無料ゲームはつまらない」などという声をよく聞くが、このゲームこそがゲームメーカーが全力で作った iPhone で楽しい新機軸の面白い基本無料ゲーム。
iPhone を持っているならやらなくては損、だ。
アプリリンク:
グルーヴコースター ゼロ(itunes) 無料 iPhone/iPadの両方に対応
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コメント(15)
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コメント一覧 (15)
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- 2012年11月25日 22:41
- レベルどれくらい上げたら20曲になるんですか?
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- 2012年11月25日 22:59
- 楽しいっちゃ楽しいんだけど個人的に気になったのが
「ここにアドリブポイントあるかな?」と思ってタップすると近くの音符が勝手に反応してMISS扱いになる点。
アドリブポイント込みで全部たたこうとするとただ曲に合わせて4分を刻んでるだけの箇所もあったりするし・・・
ゲームとしてはアドリブのシステムは正直要らない気がしてきてしまう。
(3DSのリズムハンターハーモナイトはGCのアドリブシステムに近いものをうまくゲームに取り込めてると思う)
すごく細かいですが「奇々怪々」でなく「奇々怪界」ですよ
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- 2012年11月25日 23:05
- 以前もここで初代が褒めちぎられてたのでやってみた。結局人それぞれだと実感。自分には何が面白いのか分からなかった。期待を裏切られた悔しさよりも素直に楽しめる人への羨ましさが大きい。いいなあ。
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- 2012年11月25日 23:13
- 面白いけど、やっぱりギターヒーローとかロックスターの複数の直線のラインから音符が流れてくる形式の方がタイミングが取りやすいし、押した音符からどんな音が流れるのか事前に把握しやすいから、遊びやすいとは思う。
これはこれで面白いけど。
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- 2012年11月25日 23:18
- ▼1さん
できるだけ早くリストにしてUPしようと思います!
かなりですね。
あとはTAITO IDと、ハイストアツイートで1曲ずつというのもあります。
▼2さん
たしかに、アドリブは賛否両論分かれそうな気もしますね…。
太鼓の達人のような「譜面が消えるプレイ」的やりこみ要素を与えている反面、納得行かないMISSもあります。
イイ代案が見つからないのですが、ココを消化したハーモナイトってのは気になるのでやってみたいですねー。
指摘もありがとうございます!
▼3さん
人それぞれというとそこまでなんですが、どんな人がそう思っているのかは気になりますね。
それはビートマニアなどは楽しいけど、これはだめということでしょうか?
それとも、音ゲー全般が?
良ければ教えて下さい。
▼4さん
映像で見づらい部分もありますよね。
おっしゃることはわかります。
指が器用ならもしかしたら私も3本線の方が好きだったりするのかも。
同時押しがなかなかできなくて…。
このあたりは個人差ですかね…。
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- 2012年11月26日 01:40
- 今年一番、最も過大評価も甚だしいゲームアプリがコレ。
さも本人たちの楽曲が使われている様に書かれているが、
いくら有名どころのヒット曲が追加され様と本人の歌唱でなくカラオケを充てた楽曲で何か楽しいものか。
それ以外の元の収録曲もニッチなジャンルのものがほとんどを占めており、視覚効果などで普段音楽を聞かないような人間ほどツウぶった気にさせてくれる程度のものでしかなく、良くも悪くもニワカ向けの際たるものではないか。
あと、ちょっとでも視力が悪いとステージによっては、自機の大きさや背景の配色などの兼ね合いでプレイすること自体が苦痛でしかなかった。
音楽系アプリでその辺に気を使ってないなんて信じられない出来栄え。
とてもではないが、絶賛されるような完成度の高いアプリとは思えない。
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- 2012年11月26日 02:50
- ↑
全く説得力のない批判ほど読んでて切なくなるものはねーな
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- 2012年11月26日 05:38
- 初めてグルーブコースターやった時は、画面、音、操作の一体感がもたらすグルーブ感にちょっと感動した。
インフィニティジーンの作者がなんたらかんたら。。。って流れでリリース日に買った訳だが、単に音ゲーってより自分が演奏に参加してるような感覚が起きてくる。
今作は二度目なんで感動とまではいかないけど、基本無料にした意気込みがびりびり伝わってくる。
やっていれば曲は徐々に増える。
というか、無料でこんなに増やしてもらっていいの?って感じもある。
で、有料曲は有料ダカラこその価値を置いてる気がする。いらない人はまったくイランだろうし、欲しい人はiTunesで曲を買うのりだ。
今後、作者さんに有料曲購入で応援したい。
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- 2012年11月26日 05:46
- オリジナル曲とかゲームミュージックとかより、もっと超ドメジャーな洋楽のアレンジとかだったら尚良かった。
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- 2012年11月26日 15:56
- 前作を捨てるような、こういう売り方好きじゃないです。
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- 2012年11月26日 18:24
- iPhone持ってるならやらなきゃ損、ってほどだろうか、これ
そこまでの革新性は感じなかったし、没入感が凄いとも思わなかった
各所で絶賛されているけれど過大評価気味ではないだろうか
音ゲーは人によって好みが分かれるからわからないけど
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- 2012年11月26日 20:21
- 自分は非常に面白いし、よくできているできていないで言うと良くできているかと。
反面、見づらい画面でイラつく人もいるかもしれないとも思っています(なお、0.01の私でも大丈夫なので、視力ではない別の要因で見えづらいのかもしれないですね)。
革新的かどうか、でいうと個人的には音楽とビジュアルが同時に楽しめる。というのは新機軸だと思っています。VJとかいろいろな音ゲーがありますが、純粋な音ゲーで結局映像と音楽を同時に楽しめる域に達しているゲームというのは見かけないし、そこが手軽ということになるとコレぐらいかなぁ、と。
前作を持っている方は、DLするだけでゲーム内で手に入らない曲が4曲(うち3曲は前作にない曲)をたのしめますよ。
決して切り捨ててないのでお試しあれ。前作で買った曲がDLできたらもっと良かったんですけどね。
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- 2012年11月27日 00:12
- 弐寺は音楽と映像一応楽しめるよ
そんな余裕全く無いけどw
音ゲーは本当に個人差が出るし難しいですね
特にこのゲームはそれなりに続けないと面白さはわからないと思うので合わない人はもうちょっと頑張ってリズムを体で覚えてみれば楽しくなる気がします
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- 2012年11月27日 04:52
- おっしゃるとおりで、音ゲーは映像と融合しようと色々やっていてビーマニ2DXだけでなく、音+映像にしようとしているゲームは大量にあると思っています。
しかし、簡単すぎると映像ばかりだし、適正な難易度でやると難しくて映像を楽しむ隙がないというのが私の意見なんですね。
結果的に今までの音ゲーは雰囲気以上になれないか、ビジュアル優先し過ぎでゲームがいまいちだったりしたのですが、グルーヴコースターはゲームが1本道になったことと引換にそれ以上を実現したなぁ、と思っています。
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- 2012年11月29日 16:20
- ただ良くも悪くもZUNTATAサウンド系なので合わない人はいると思う。
画面の展開が前作以上に早くなっているので、なんかちゃうな?と思ったりもするわけで。
1ほどのファーストインパクトがないのと、実質的2が出て変わったぞ!っていう感が薄いのが問題なのかな。
個人的には数曲連続で遊べたりしたら面白いかなとか思ったりもするんですけどね。