これはRucKyGAMESの日記か…!?「大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由」
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- 2011年12月20日
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AppStore で B級ゲームを売り続ける妖精、RucKyGAMES。
日本の AppStore を語る上で彼の存在を欠かすことはできない。
生きながらにしてすでに歴史の一部と言ってもいい存在だ。
そんな彼が本を出したというのだからこれは紹介せずにはいられない。
本日は『大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由』を紹介しよう。
しかも前半部分は今までの RucKyGAMES の歩みである。
「○○は何本売れた」
「○○を試してみた、ダメだった」
RucKyGAMESの赤裸々な日記のようで、RucKyGAMES独特の「適当」っぽい調子で語られている。
後半は AppStore に対する分析やアプリの内容と収益を上げる方法、 RucKy流ポリシー語りなど。
この時点で RucKyGAMES ファンなら買いだが、iOS 系の開発者と業界関係者の方にもお勧めだ。
一見ふざけた日記のようだが、彼の日記・アプリ分析で見られる細かな「気づき」は非常に私の実感に近かったし、はっとさせられることもあった。
「殴ればいい」「The・土下座」などが上位にくる、現在の AppStore の様子をリアルに捉えている。
中でも感心したのは
「缶ジュース1本に満たない85円のアプリを買うとき、AppStoreのユーザーは幕の内弁当でも買う気分」
というところ。
AppStore のユーザーはケチだな…では済まされない切実な実感が伝わってくる。
これまでの無料系 AppStore の流れを包括しつつ、未来へ占う材料が詰まった1冊。
ぜひ iOS 系の開発者と業界関係者の方には真面目に読んでいただきたいと思う。
どちらかと言うと AppStore での売り方、実情、戦略といった「商品」としてみたアプリの話なので「ちょっとiOS系の開発書や、面白本探しています」という方にはおすすめではない。
コメント一覧 (8)
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- 2011年12月20日 19:36
- ▼あさん
オススメしない、で正しいです。
いつも誤字が多くてすみません…。
修正して誤解が内容にして見ました。
コメントありがとうございます。
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- 2011年12月20日 21:17
- AppStoreの初期の販売方法、廉価、頻繁なセール、頻繁な無料化、これが今になって首を絞めているんじゃないでしょうか。
自ら買うのは損だと言ってるようなものでしょう。
まともな市場じゃないです。
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- 2011年12月20日 23:01
- 値段が安い分、据え置き機の時じゃ考えられないくらい結構な量のゲームを買ってると思うので、缶ジュース一本分の値段で幕の内弁当を買ってると言うより、感覚的には”幕の内弁当の具材を色々な所から買い集めてる”方が近いと思う。
故人がトータルで払ってる金額は、そこまで少なくは無いけど、参入してるメーカーが多すぎるので、取り分が少なくなってるのもあると思う。
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- 2011年12月22日 16:28
- 値段が安い分、大量のゲームを購入し、ちゃんとじっくりプレイせずつまみ食いし、それでもボリューム不足に嘆く・・・「物の価値は、自分が払った値段分」という感じでしょうか。スマートフォーンゲームの感覚は相当狂ってるとは思います。
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- 2011年12月24日 03:12
- ▼?さん
初期の販売方法などではなく、いまも首を占め続けているかと思います。
個人的には、これは Apple の作戦だったのではないかと思っています。
Apple としては市場に消費者を寄せられればそれで勝ちなので、ソフトウェアの値段は知ったことではないのでしょう。
▼__さん
「幕の内の具材」を買い集めている感はあるかも。
しかし、恐らくそれも1500円で1月以上持つ幕の内弁当が作れそうな。
私はすごい買っていますが、普通の人はそこまで買わなさそうです。
▼NONAMEさん
おっしゃるとおり、スマートフォンの感覚はもう狂っている気がします。
ソーシャルゲームの金銭感覚も含めて。
どうにかならないですかねぇ…。
コメントありがとうございます。
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- 2011年12月27日 01:04
- 誤解が内容、
素晴らしいネタですね!
それはともかく、これからも頑張ってください!
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- 2011年12月27日 23:17
- ▼あの弟子さん
ぐは…orz
もう、修正が…が。
コメントありがとうございます。
オススメしたい じゃないですか?