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レビュー:源平大戦絵巻 ~白の波濤、紅の雲霞~ Ver1.2.2

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タイトル:源平大戦絵巻 ~白の波濤、紅の雲霞~
ジャンル:RTS(リアルタイム戦略ゲーム)
価格:450円
ディベロッパー:セガ | Version:1.2.2 | GameCenter:実績対応 | 対応機種:iPhone/iPod touch/iPad

トシの評価:3.0(面白い)
+絵巻物風、平安風にこだわった演出
+豊富なユニットとボリューム
+対戦が非常に楽しい。
+良好な操作性
+アップデートでのサポートが充実
−カードが揃いづらい

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源平合戦を「平家側」で戦い抜く、ディフェンス系の複数ライン型リアルタイム戦略ゲーム
何と言っても眼を引くのは絵巻物のようなグラフィックと琵琶による平家物語のBGM
Plants vs Zombies』のようなゲームにカード収集&デッキ構築というコレクション・戦略性が加わったゲームも本格派。
今回は前バージョンからの大きな変更点であるオンライン対戦に焦点を当てて解説する。
なお、以前のレビューは「レビュー:源平大戦絵巻」こちら。

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まず、システムのおさらいから。
1人用の基本は右側から敵が攻め寄せて来る源氏の軍勢から本陣を守り抜く、ディフェンス型のゲーム
システムとしては iPhone の有名ゲーム『Plants vs Zombies』に近い。
対戦モードではそれに加え、右端にある相手の陣盾を破って攻め落とすことが勝利条件になる。

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対戦モードにはblue toothによる「対面対戦」、wifiによる「オンライン対戦」があるが、基本的には違いがない
wifiはインターネットを通じて対戦するため、カードを出してから場に出るまでのタイムラグがあるぐらいだろうか。
近くに人がいれば、対面対戦でも十分対戦練習になる。

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対戦が始まり、デッキを決めると合戦開始画面になり、お互いのデッキ内容が見える
この段階で相手のデッキを確認し、お互い相手に対する対応を決めることになる。
デッキを組む対戦としては珍しいシステムだが、この段階で「相手のデッキをどのように打ち破るか」という脳内バトルシミュレーションが始まる。
相手のカードをどのように封じるか考える作業は詰将棋のようでもあり、やってみると楽しい。

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対戦が始めると、合戦前のシミュレーションを元に戦いが始まる。
デッキも重要だが、配られる手札はランダムなので状況に応じてさまざまな手を打たなければならないし、1回の移動やカードの使い方だけで戦況がひっくり返ってしまうようなことも多々ある。
プレイングとデッキの戦略性のバランスが良く、対戦が楽しいゲームに仕上がっている。

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初期は身内でプレイするには十分でも、「神風」などオンライン対戦するにはバランスの悪いカードもあった。
しかし、度重なるバランス調整で対戦は十分に面白くなり、twitter上でもユーザーの声を聞くアカウントが配置されるなどサポート体制は同種のオンラインゲームの中でも良い方。
アップデート予定も(twitterやイベント上でだが)公表されており、現在までのところ宣言通りに行われている
テンポが悪いという声に応じて早送りは早期に実装されたし、デッキ編成時にカード効果が見たいなどインターフェース面での不満にも一定の対応を行っている
このあたり、セガという大手ゲーム会社が真面目に運営している安心感は大きい。

オンライン対戦でフリーズすることもあったり、まだ完璧とは言いがたいが時間と共にそれなりの改善が見られているし、オンライン対戦で人がいないということもない。
定価制度を廃止して実質的に値下げし、アプリもアップデートされて質が上がった今、源平大戦絵巻は iPhone の中でも上位に入る対戦ディフェンスゲームと言ってもいいだろう。
後は、ゲームをある程度やり込めばカードが全部揃うぐらいのゲームになってくれればもっと嬉しいのだが。
評価としては3.5に近い3.0としたい。