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うわさを集めて宝を探す、アナログマルチプレイRPG『発見王』10月29日にiOS/Androidでリリース。『スバラシティ』のnekoup3年ぶりの新作

発見王 (App Store 予約受付  / GooglePlay 準備中)
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『ネコアップ』や『スバラシティ』など、個人でヒット作を連発している nekoup から3年ぶりの新作がやってくる。
“うわさ”を集めて宝を見つける RPG『発見王』が、10月29日にiOS/ Android 向けにリリースされることが発表された。
本作は NPC から「妖精なら××地点で見たよ」というような“うわさ”を集めて宝の位置を特定し、コレクションすることが目的の RPG。
マップは時間と共に変化し、“うわさ”も時間が経過すると正確性が落ちていく。
早く情報を得て、早くゲームを進めることが攻略の鍵となるが、1人だと少しこれが難しい。
そこで、ネットを介して他のプレイヤーと“うわさ”を共有し、ゲームを進行する「アナログな情報交換マルチプレイ」要素が楽しめるという。
本作には全体マップとエリアマップの2つがあり、まず“うわさ”を集めたら全体マップを見て移動する。
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そして、目的の地点に到達したらエリアマップに入り、中を探索していく。
エリアマップの探索は草むらをタップして開け、お宝やそのエリアにある“良いもの”を見つけていくものとなっている。
もちろん、草むらにはモンスターなど危険も潜んでいるが、『マインスイーパー』の理屈を取り入れたパズルになっており、プレイヤーはドクロマークを目印にして危険を避けることも可能。
エリアマップで遊ぶゲームは『Dungelot』などスマホでもヒットを飛ばしたマインスイーパー系 RPG の面白さで、堅実に楽しい。
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ネコアップの公式ブログによると、近年は「ネタバレ禁止」などが叫ばれるが、「他の人とゲームのことを話すのは基本的には楽しいはず」という考えのもと、なんとかネタバレしても大丈夫なもの、楽しく共有できるようなゲームを作りたいと作られたという。
そこで、全体マップを探索する要素である宝の位置など“うわさ”として共通化して共有できるようにし、探索マップはプレイヤーによって異なる完全1人用パズルRPGとして区切って構成している。
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1人でも楽しめるが、同じ宝を一定時間内に集めると倍々ゲームで効果が強くなるアイテムなどが用意されており、うわさを共有するとインフレを楽しめ、ゲームの面白さの質が変わる実験的な仕組みが取り入れられている。
これを書いている筆者としても珍しい仕組みが多く、「面白そうだけど、遊んでみないとわからない」というのが感想だが、実際に開発者としても新しい試みが多く、開発ブログでも以下のように書かれている。
このゲームの性質上、人が遊んでくれないとわからない部分も多いです。今も不安がいっぱいです。
でも開発をスタートしてから2年くらいは、こりゃ成立しないじゃないかなという状況が続いていましたが、そのときと比べると、今はなんとか上手くゲームをまとめることができた実感はあります。色々とすごいでしょ!と言いたい部分はあるんですが、うまくいかない可能性も多々あるので、なんとも言えない感じです。
これまで nekoup は多くのヒット作を生み出し続けてきたが、その経験を持ってしても未知数で、3年間かけて開発した実験作、となっているのかもしれない。
ただ、これだけは言える。
少しだけテスト版を触った(うわさ共有機能なし)感触では1人用のマインスイーパーRPGとして面白く、仮に新機軸機能がうまくいかなくても、面白い RPG になっている可能性はとても高い。
なので、カジュアル RPG 好き、nekoup ファンの皆さん、さらには新しいゲーム好きの方は予約して待っておいて損はないはずだ。

アプリリンク:
発見王 (App Store 予約受付  / GooglePlay 準備中)

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