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Chinese Room最新作『Little Orpheus』がApple Arcadeで配信開始。アメリカが月へ行った1962年、ソ連は地底世界に探査船を出していた

Little Orpheus (itunes Apple Arcade)
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アメリカが月への有人飛行に成功した1962年、ライバルであるソ連(今でいうロシアなどの連合国)は地底に異なる世界があることをつきとめ、社会主義を地底に広めるべく地底探査船Little Orpheusを出していた……!
『Dear Esther』や『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』など、ウォーキングシミュレーターで名を知られるイギリスのChinese Roomより、新作『Little Orpheus』がApple Arcade向けにリリースされた。

本作は地底探査船が出発して3年後。その乗組員に聞き取りを行い、現場を再現するという立て付けで進行するアクションアドベンチャー。
地底で体験した荒唐無稽な冒険を、TV番組風の構成でプレイヤーに遊ばせる語り口がユニークで、思わずにやりとしてしまうシーン満載の作品となっている。

本作は地底世界に行き、帰ってきた軍人に対して上官が聞き取りをするという形で物語が進行する。
しかし、地底に行ってきたはずのイヴァンの証言は、どうにもおかしい。
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地底世界には恐竜がまだ生きていたとか……。
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原住民がいて何者かに洗脳されているとか……信憑性が疑われる証言ばかり。
まるで作り話かのように次々と舞台が切り替わり、怪物が登場し、珍事件が発生する。
そして、プレイヤーはそれを横スクロールアクションとしてプレイしながら体験する。
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プレイ動画はこちら。

本作は『フラッシュ・ゴードン』、『シンドバッド』、『恐竜の島』などの往年の名作映画から着想を得ており、全8章に渡る物語にはそれらを思い起こすシーンがどっさり。
というか、映画1本ごとに1章分になっているかのような、「古い映画にこんなのあったなぁ」感。この古さが一周回って良い。

果たしてイヴァンはでたらめを語っているのか、それとも本当に地底に社会主義をもたらしたのか。
その結末はぜひApple Arcadeに加入してご覧いただきたい。

アプリリンク:
Little Orpheus (itunes Apple Arcade)