セガ、ゲームセンターで稼働させたいインディーゲームを募集開始。スマホゲームから『オトシュー』の移植版展示も
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- 2019年11月18日
2019年11月17日に秋葉原で行われた同人・インディゲーム展示即売会デジゲー博。
そこには、セガの出展があった。なんと、セガがインディーゲームを展示し、アーケードゲームとして稼働させたいインディーゲームを、デジゲー博会場で募集していたのだ!
そして、そこには第一弾としてスマホのリズムアクションゲーム(音ゲー)+シューティング『オトシュー』のパワーアップ版、『オトシューDX』が展示されていた。
まず、『オトシューDX』について紹介していこう。
これはiOS/Android向けにリリースされているインディゲーム『音シュー』をアーケード向けに仕立て直したもの。つまり、セガの展示はインディーゲームの展示だった。

▲インディーゲーム展示会場で筐体に入ったでかいゲームは目立っていた。
このゲームは音ゲー×シューティングが融合……というより、1プレイ内に別々に存在する奇妙なゲームだ。
まず、普通の音ゲーと同じように好きな楽曲を選択する。
すると、シューティングパート開始。
自機が出撃し、スティックで移動し、ショットで敵を撃つ普通のシューティングである。
敵に近づいて撃つ“近接ボーナス”のようなシステムもあり、どこから見ても単なるガチシューティング。
▲レバーでも移動できるが、指についてくるタッチ操作での移動も利用できた。
だが、プレイしていると突然にゲームが止まり、画面にカウントダウンが表示され、音ゲーが始まる。
これはタッチパネルを利用し、画面奥から手前に向けて降りてくるノーツをタイミングよくタッチする『beatmania』から連綿と続く、スタンダードな音ゲー。
シューティングゲームと音ゲーが融合せず、1つのプレイに別々に存在している(そして、わりとプレイヤーから支持されている)独特なゲームである。
おそらく、普通の企業でこの企画を出したら「それ、音ゲーとシューティング混ぜる意味ある?」とか言われて成立しない。ザ・インディーゲームという感じの作品だ。
で、現場の方によると、セガ社内で「このゲーム、面白いしアーケードで行けるのではないか」という話になり、セガから話を持って行って今回のアーケード版『オトシューDX』が移植する流れになったとのこと。
このゲームを持ってくるなんてすごいセンスだ……!
現在も公式ページでゲーム募集中で、2019年12月10日まで開発者は自作ゲームのアーケード化希望を送ることができる。
なお、その公式ページを見に行くと「サークル名」などを書くようになっており、法人ではない開発者にセガが対応する前提となっていて、本気度を感じる。
移植先のシステムとなるAPM3はタッチパネルも対応しており、『音シューDX』のようなタッチ操作ゲームも移植OK。
スマホゲーム展開の一環として出すこともできるかもしれない。
また、過去にタイトーなども同じような試みをしていたが、国内最大規模のアーケード店舗を展開するセガがやるとなると多数稼動するだろうし、何かしら面白い結果が生まれるかもしれない。「俺のゲームをアーケードで見たい」
「俺のゲームならインカムとれるはず!」
などと思っている開発者の皆さんは、応募してみるといいかもしれない。
関連リンク:
オトシュー - 音楽リズムアクション×シューティング (App Store 無料 / GooglePlay)2019.11.18修正
オトシューを音シューと表記していたため修正いたしました。ゲーム表記を間違えてしまい、申し訳ありません。
コメント一覧 (5)
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- 2019年11月18日 13:54
- SEGAはもはや他人の作品じゃないと作れない辺りつまらない会社に成り下がったな…
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- 2019年11月19日 10:10
- 2019.11.18修正
の訂正文が、「孟子分かりません。」になっています。
運営者さんの教養を感じました。
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- 2019年11月19日 14:25
- 孟子わかりません。
わざとだろうけどこういうの好き
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- 2019年11月19日 14:43
- 元々他社ゲーも入れる前提のプラットフォームに「他人の作品じゃないと作れない」とか何を言ってるの……?
そこから作者に取り分が行くから
ワンプレイ10円〜15円が取り分かも。
ボルテの公募曲みたいに買取では無いだろうし。