RSS

記事一覧

『X-FILE』などに登場する”見てしまった”一般人になって怪奇現象を撮るゲーム『UFO on Tape:First Contact』レビュー。私は本当にアレを見たんです…!

ufo-4
雑誌で言えば『月刊ムー』などの超常系、TV番組で言えば『X-FILE』など怪奇系ミステリ番組。そういったものには、必ずUFOが登場する。
そういった番組や雑誌の主人公……ではなく、「俺は本当にUFOを見たんだよ!」と語るモブ役を味わえるゲームがApple Arcadeに登場した。
ただ、UFOを見て驚く一般人になり、スマホカメラで映像を残す『UFO on Tape:First Contact』である。
完全に一発ネタゲーで、全部クリアしても30分程度。しかし、一発ネタとして完全にアリで、私は大好きなので紹介しておく。

本作は、2010年(iPhone 3Gが発売されたころ)に登場した『UFO on Tape』の続編となる。
前作はiPhoneのカメラを天に向けると青空を認識してUFOを映し出し、プレイヤーは不規則に動くUFOを撮影し続けるというシンプルなARゲームだった。

▲前作。UFOをカメラで追い続けるだけのゲームだったが、ARがない時代だったので新鮮ではあった。

そんなシンプルアプリの9年ぶり続編は……『X-FILE』のような怪奇現象と遭遇するノリの3D映像ゲームになっていた。
ARは取りやめ、最新のスマホの性能を活かしてリアルな風景を描画し、プレイヤーがゲーム世界に入って怪奇現象を撮影するゲームへ変化した。

最初の舞台は米国ネヴァダ州の空軍基地付近だ。
ここはUFOの聖地で、米軍がエイリアンと手を結んでいるとか、UFOの実用化実験をしているとか噂される場所。
主人公が車で走っていると……。
ufo-10

急に日が落ちて、あたりが暗くなり始める。ノイズがのった不鮮明な映像も雰囲気抜群。
ufo-1

そして、車の前を野生のシカが横切り……驚いて止まるとそこは!
ufo-11

米国空軍基地のあるエリア51。
X-FILEの冒頭に流れるようなサウンドが流れ、不穏さは最高潮へ。
UFO目撃番組の王道を行く演出。
ufo-8

「UFOだ!」
「はやく、写真に撮るんだ!」

という同乗者の声とともにデモシーンが終わり、操作可能になる。
操作は現実のカメラとほぼ同じ。スマホを動かすと傾きを検知して風景が動くから、気になる場所を見て、スライド操作でズームして、画面をタッチして写真を撮ればOK。
10回写真を撮るとバッテリーはなくなり、ゲームは終了する。
ufo-9
▲わかりづらいけども、車がアブダクションされている図。

ステージが終了すると撮った写真が買い取られ、一定額を稼ぐたび新しいステージに挑戦できるようになる。
各ステージには「アブダクションの様子を取る」、「UFOを30秒連続撮影する」など、買取される写真や動画が決まっており、見事怪奇現象をフレームに捉えるとその写真や動画は高く売れる。
ufo-2

そして一定額を貯めると次のステージが解放され、“日本行きの飛行機で見たUFO”だとか、“エジプトのピラミッドに隠されたエイリアンの秘密”など、世界の各地で写真を撮れる。
ufo-6

最初のステージもいいのだが、日本人的に美味しいのは何と言っても3つ目のステージ、ネオトーキョーだ。
新宿東口をモチーフにしており、現地を知っていれば「あ、ここか!」となること請け合い。
どこかで見たロゴも一文字反転して権利をクリアしており、なかなか気合が入っている。
なかでもビッグカメラの建物があるあたりに設置された『Eドバシカメラ』(1文字反転して権利関係をクリア)は必見だ。
ufo-4

よーく見ると『カラオケ館』の偽物があったり、忍者屋敷が設置されていたりとゲームのミッションに存在しないスポットも隅から隅まで探したくなってしまう。
このステージでは日本語音声に英語字幕を付けた形でゲーム画面が作られており、海外の取材班が日本の映像で番組を作っている感満載。このステージを見るだけで、このゲームの価値があった。
ufo-3

『X-FILE』などの怪奇番組に登場するUFO回。
その冒頭に出てくる「ええ、本当にUFOを見たんです」と語る一般人、もしくはその写真を提供する一般人になりたければ、このゲームで決まりだ。

概要:
様々な場所でUFOと遭遇し、その写真を撮る。なぜか他のミステリースポットも同時に出現するのでそれも撮る。

評価:7(要チェック)

おすすめポイント
信ぴょう性の低い怪奇番組のようなノリ
新宿を再現した日本ステージ
一発ネタだが相応の時間で終わるのでちょうど良い

気になるポイント
日本語対応なし(でも日本ステージは日本語)

アプリリンク:
UFO on Tape:First Contact (itunes Apple Arcade)

開発:Revolutionary Concepts(オーストラリア)

HP:http://www.revolutionaryconcepts.org/
レビュー時バージョン:1.0
課金:なし

動画:

ライター:寺島壽久(ゲームキャスト トシ)
ゲーム紹介サイト、ゲームキャスト管理人でゲームライター。
アクション、新しさのあるゲーム、旅を感じるゲームが好き。
Twitterでも情報発信中
2019.11.16 修正
CSIの表記を削除。X-FILEとCSIを混同しておりました。ファンの皆様、指摘ありがとうございました。

 コメント一覧 (6)

    • 1. Grissom
    • 2019年11月15日 23:18
    • CSIって怪奇系か?
      UFO出るようなドラマじゃないだろ
    • 2. 名無し
    • 2019年11月16日 00:33
    • CSIが怪奇系…?絶対見たことないだろ…
    • 3. トシ 管理人
    • 2019年11月16日 00:52
    • そっち系が好きな友人のイメージでCSIのイメージが一緒くたになっており、勘違いしていました。
      今、Amazon Primeで確認しましたがCSIはノリが違うようですね。
      申し訳ありません。
      記事から削除して、訂正を入れさせていただきました。ついでに、1シリーズぐらいは通してこの機会に学ばせていただきます。
    • 4. ばなな
    • 2019年11月16日 10:27
    • 日本語対応してますよー(訳は怪しいけど)
    • 5. 霊能者
    • 2019年11月16日 19:24
    • UFOは狐や地縛霊などの集合体が力をつけこの世に干渉したものです
      だからUFO研究家やさらわれたと幻覚見せられた人は、取り憑かれたり影響されおかしな人が多いです
      未だにUFOが着陸して世界と交流したりしないのはただ単に地球外のものじゃないからそもそもって事です
      宇宙に地球外生命は100%いますが、まだまだ技術的に発見は不可能。地球にも来ていません
    • 6.
    • 2019年11月16日 22:17
    • CSIシリーズ無茶苦茶いっぱいあるよw
      チョイSFが入った科学捜査ドラマです。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
記事検索
最新記事
最新コメント