スタッフを見てみると納得で、原案として世界観設定やメインのシナリオ・キャラクターデザインを河野純子さん(『幻想水滸伝』のキャラクターデザイン、『幻想水滸伝4』プロデューサー)が参加し、同じく原作・企画原案に『幻想水滸伝ティアクライス』のディレクター小牟田修さんが名を連ねている。
メインテーマは『幻想水滸伝III』、『幻想水滸伝IV』の山根ミチルさん。もう、『幻想水滸伝』づくしの作品だ。
『幻想水滸伝』は家庭用RPGにして、108人のキャラクターが仲間になり、拠点に集って戦う驚きのRPGだった。
それでまともにゲームになるのかと最初は驚いたが、筋が通ったメインストーリーに脇を固めるキャラクターの群像劇的な描き方、大勢のキャラクターが兵士を率いて戦争に乗り出すスケール感などが加わり、見事な作品を世に提示した(私の中で)記録的なRPGだ。
で、『アルカ・ラスト』を見てみると、そういった要素の数々が引き継がれている。オリジナル要素もあって、そこも期待度が高いのだが、まずは『幻想水滸伝』要素から説明していきたい。
ゲームとしては様々な世界を拠点にはキャラクターが集まる方式をとっており、その中をプレイヤーが歩いて見回り、会話が可能。
なお、物語で出会っていないキャラクターも拠点にやってくる(恐らくガチャで)が、進行上でまだ出会っていないキャラクターはそっけない反応になるとのこと。
で、バトルはそういった拠点に集まったキャラクターから6人を選んで戦うものとなっている。
動画を見る限り、各キャラクターが半オートで戦い、プレイヤーが任意タイミングでスキルを使うものになっているようだが、キャラクターモデルも十分にみられるもの。
特筆すべきは、人間関係を重視した要素で、キャラクターの人間関係も設定されており、特定の編成をすると特別なセリフなどが見られる。
連携技もあることが明かされており、キャラクターの関係などをそこから見出すこともできそうだ。
また、ここはオリジナル要素なのだが、ボスバトルは特別な視点になり、ボスの特性を見抜いて特定のタイミングで攻撃する必要があるなど、工夫が求められるようになっているようだ。
そしてもう1つ。
そしてもう1つ。
兵士を引き連れての戦争モードもあり、ここでは個人バトルの能力のほかに「兵力」などの要素も出現し、通常とは異なるゲームになってくる。
このあたり、動いているものを見たければまとまっているPVを確認してみて欲しい。さて、最後にオリジナルとして期待している要素として、その物語構造が挙げられる。
本作は「物語を終わらせるRPG」とされており、最初から「サービス終了=物語の終了」にならないよう、物語の終わりが設計されているという。
現在は7つの世界が発表されており、それぞれに主人公が異なり、きっちり完結するシナリオが用意され、7つの世界を終えた大きな終わりまで考えられているとのこと。
システムのうえで個人の戦いから戦争まで用意されており、それを活かしたダイナミックなシナリオにも期待できそうだし、最初から完結に向かうことを掲げるソーシャルゲームRPGは少ないのでそういった試みとして期待している。
この意欲作(そして、懐かしの幻想水滸伝感)が気になったら、ぜひ事前登録してみて欲しい。
アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実|公式サイト
※アフィリエイト記事として作成されましたが、事前登録が終わったので公式サイトへリンクを差し替えました。