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Valve版オートチェス『DOTA UNDERLORDS』の情報公開。PCとスマホのクロスプレイ・クロスセーブにも対応予定

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Valveは、オートチェス系ゲーム『DOTA UNDERLORDS』の存在を明かし、Steam向けクローズドβテストを開始した。
本作は『Dota 2』で一躍人気となったMod(ゲームを改造できる仕組み、Dota 2では公式に認められている)『オートチェス』を、『Dota 2』の開発元であるValveが作るスタンドアローン版。
これは本家Drodo Studioがモバイルでリリースした『Auto Chess Origne』とは異なるゲームだが、本家の開発者とValveは協議を済ませ、それぞれが『オートチェス』を製作することで話し合いがついている。
つまり、元々の権利元であるValveと、ゲームを考案したDrodoと、2つの正当な『オートチェス』が姿を現したわけだ。

『DOTA UNDERLORDS』は7人のプレイヤーが同時に戦うオートチェス系のオンライン対戦ゲームで、『Dota 2』のBattle Pass所有者はベータにすぐ参加できるとのこと。
しかも、すでにBOTを相手にしたオフラインバトル、友達と一緒にBOTを倒すオンラインモードも実装されており、Drodo版がオンライン対戦のみであることを考えると間口の広さで優れている。
さらに、後から予定されているオープンβテストでは、Steam、AndroidやiOSのプレイヤーが一緒に遊ぶクロスプレイが楽しめるという。

『オートチェス』に関しては、一気に流行しきってしまい、すでに「ジャンル」化されてしまった感がある。
大手ではネットイースがいち早くルールをスマホに移植してしまって話題となったが、すでに本家Drodo Studioはスマホで『Auto Chess Origin』を出しているし、『リーグオブレジェンド(LoL)』のRIOTですら“チームファイト・タクティクス”というオートチェスライクなモードの導入を発表している。
そして、ValveはSteamで、Drodo StudioはEPIC STOREでゲームをリリースすることが決まっており、プラットフォームの行方(LoLは単品のゲームがすでにプラットフォームと言える規模)を左右するほどのものとして見られているのだろう。
果たして、この戦いはどこが勝利するのだろうか……。