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オープンゲーム機『Ouya』サービス終了。夢は大きかったが、現実は厳しかった

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Android搭載の据え置きゲーム機Ouyaとのサービスが2019年6月25日をもって終了することがRazerより発表された。
終了後はアカウントサービスも停止し、購入済みのゲームも含めてすべて遊べなくなる。
同社はAndroidセットトップボックスのForge TVも同時に終了しており、この周辺事業から手を引くにあたって打ち切りになったと思われる。

2012年、OUYAは参入が容易でハードウェアのハックOKなゲーム機として発表され、ゲーマー向けにもゲームはすべて無料体験してから金を払って遊べるとアナウンスし、一躍注目を浴びた。
実際、およそ10億円というクラウドファンディングの中でも最大規模の成功をおさめ、2013年6月にサービスされたころはOUYA専用ゲームがいくつか作られ、『Final Fantasy』の移植も発表され、順調な滑り出しに見えたのだが……うまくはいかなかった。

OUYAの歴史は苦難の連続だった。
まず、最初に感じたのは、コントローラーの使いづらさ。
「プレイステーションか、XBoxのコントローラーを使わせてくれ!」と感じてしまったし、プレイヤーからも文句が多かった。
のちに多少の改良はされたものの、そもそもOUYAの価格は$99。
PS4などのコントローラーは単体で$60であり、使い心地が追いつかないのは当然ともいえた。

次に、キラータイトルの不足に悩まされた。
OUYAは専用ストアを経由して遊ぶ仕組みで、独自タイトルはあったものの、結局それはインディーゲームの良作が少数あるだけで、キラーというには厳しかった。
また、AndroidのOSを搭載して、Androidのゲームが容易に移植できることが売りではあったが……そもそも、Androidのゲームを据え置きでやるとき、調節なしに遊ぶと厳しいことが多かった。
小さな画面で遊ぶことを考慮されて作られたゲームは、大きな画面で遊ぶと映えないし、3Dゲームなどではスマホ向けに調整された視点や動きが3D酔いを誘発した。
(Apple TVでもこれらは同じだ)

そして、2014年にはフォーブス誌に「基本的に死んでいる」と評され、2015年7月にはRazer社に買われ、ハード事業としては終了した。
しかも、購買理由はRazerのAndroid TVである“Forge TV”へ客を取り込むため。
この時点でOUYAはほぼ死んでいたが、今回Forge TVのサービス終了が発表され、同時にOUYAのストアも停止して完全に終了となった。
個人的に言えば、「新しいゲーム機ができるかもしれない」という初期の熱狂を体験できただけで楽しくはあったが……持っているゲーム機が終わるのは、いつでも寂しいものだ。

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