ベルサール秋葉原で開催されたインディーゲーム展示会『Tokyo Sandbox』。
その中で、本来展示される予定ではなかった作品がイベント内の投票で勝利し、“ユニークゲーム賞”を獲得してしまった。
Tokyo Sandboxには、寿司がサーキットを走るレースゲーム『寿司がはしるやつ』が堂々と展示される予定だった。
寿司がはしるやつ(開発中) pic.twitter.com/O67mbGGWnH
— ksym (@mt_kuso) 2019年1月15日
ところが、仕事が忙しくて作者ksymさんが「楽しめる」と納得できるバランス調整が終わらなかった。
このままではTokyo Sandboxでブースに来場してくれたプレイヤーが楽しめない可能性がある。
そこで作者のksymさんは、過去に作った『Karate Uranai』という作品内に寿司が走る処理を追加し、「これが、寿司がはしるやつだ!」というネタを追加してメインに展示した。
▲確かに寿司はまわる。しかし、実態はKarate Uranai。
で、これがもう、意味不明すぎて面白い。
『Karate Uranai』とは、2人のカラテカが試合している中にアボカドを投げ込んで試合結果をかえ、その様子によってプレイヤーの運勢が占われるアプリ。
操作は3種類。Aで礼を行い、Bでアボカドを投げる。Yでタピオカを投げられる。
ただし、何事もやりすぎは禁物。
アボカドやタピオカを投げすぎると作っている農家に怒られる。
礼をしすぎると、その礼儀正しさが「欺瞞」と受け取られてネット民にたたかれ(多分)、最終的にカラテカが鬱になってしまう。
▲アボカド農家が激怒しています!鬱になると投げられる物体がデパスに変化。
そんなシステムはあるが、それと関係なく見た目が面白い。
最後に「大吉」とか「大凶」とか運勢が表示されるが、もはやそんなことは関係ない。
カラテカが戦っているかと思ったら踊り始め、最後には寿司に乗って走る……その意味不明な様子に通りかかる人は「なんだこれ!?」と笑い転げていた。
元の『Karate Uranai』も意味不明すぎてカルト人気を誇っていたが、そこで寿司をまわすことで、ネタとして昇華されたのだ(寿司だけに)。
今回、記事に掲載するために特別に動画を用意していただいたので、見て欲しい。
やっぱり、意味不明だ……。
が、気になったら作者さんのTwitterをフォローしたり、過去作の音ゲー『UTU』を遊んで応援してあげて欲しい。
アプリリンク:
UTU (itunes 無料 iPhone/iPad対応)