ディアブロ風のハック&スラッシュRPGを、独自の切り口で、独特の操作系でスマホRPG化した『Man or Vampire』が iOS / Android 向けに正式リリースされた。
本作は韓国のインディーゲームで、楽園と呼ばれる場所の王となるため戦うヴァンパイアと、ヴァンパイアに魅入られたキャラクターたちを描く1人用RPG。
見ての通りオシャレな見た目なのだが、遊んでみると中身もまた洗練されており、最近の基本無料ゲームに飽きたプレイヤーが試して良さそうな作品となっている。
このゲーム、入りからして結構いい感じ。最初にキャラクター名を入力するのだが……。
「あまりいい名ではないな。そうだ、グレイスにしよう。」と、すごいスカし方をしてくる。
マジか!
そして、グレイスと名付けられた主人公は、ヴァンパイアと共に“楽園”を旅することになるのだが……ここでゲームのメイン部分のオシャレさにビビる。
本作は見下ろしハック&スラッシュRPGなのだが、まずローポリ風の映像のオサレさにビビる。最近、あまり見ないカッコ良さ。
操作は基本、フィールドをタッチして移動のみ。マップをタッチすると、その方向に向かってパーティーは移動する。
そして、敵に近づくと自動でタクティカルバトルが始まる。
順番にキャラクターを行動させるお馴染みのバトルなのだが、キャラクター移動力の範囲がマスで示され、それぞれのマスに色がついていることに注目して欲しい。
どんなタイルを持っているかもキャラクターの特性として織り込んでいるわけだ。
ステージの先にはゴールがあり、ボスがいる場合も。序盤は手応えを感じないが、テンポ良くサクサク進むのが良い。
また、装備などもドロップし、キャラクターを育成していけるようだ。
そして、基地に戻ったらやることは仲間集め。
楽園(おそらく死後の世界)に迷い込んだ霊魂を探し、ゴールド(もしくは課金通貨のダイヤ)を支払って仲間にするのだ。
仲間に支払う雇用費は高価だが、交渉で価格を下げることもできる。
また、レア度は星1~星5まで。レア度が高いほど高レベルまで成長させることができる。
▲相性の良いキャラを持っていると値切りやすい。上の図は1000ゴールドの雇用費が、8ゴールドまで値切られた人。
そして、仲間を増やして冒険を重ね、能力を割り振って、スキルを成長させ、装備(ランダム能力があるかは不明)を調え……。
最後に待つものは、吸血。魂を抽出し、仲間をヴァンパイアにするのだ。ヴァンパイアになった仲間は成長が止まるが、死んでも一定時間で復活する。
また、魂抽出時に成長した仲間ほど主人公が成長し、物語が進むという寸法になっている。
ソシャゲと言えばソシャゲだし、周回ゲーと言えば周回ゲーなのだが、ダークな空気とシンプルにまとまったシステムは日本のソーシャルゲームではあまり見られない作りで、かなり新鮮。今週、ちょっと違うゲームを探していたらぜひこれを遊んでみて欲しい。
アプリリンク:
※iOS版は韓国語タイトルだがDLすれば日本語になっているので安心して欲しい。