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コースを設計・建築して遊ぶエアホッケーゴルフ『DROLF』レビュー。自分で作ったコースなのに、思い通りに攻略できなくて楽しい!

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コースに自由に壁を描き足して作りかえる“設計と建築”を行い、そのコースでエアホッケーのように弾を発射して気持ちよく遊ぶゲーム『DROLF』を紹介する。
描く(DRAW)とゴルフ(GOLF)の融合して『DROLF』。名前の響きこそ慣れないが、これが驚くほど面白い。
上手にコースを作る思考性と、弾を発射する気持ちよさ、設計したコースが思いもよらぬ動きを見せる適度な緩さに設計されており、私は1晩で一気にクリアしてしまったほどである。

『DROLF』は引っ張り操作で弾を発射し、壁に反射させて1ショットでゴールの穴に落とすゴルフ系ゲームだ。
ただし、実際に示されるステージは、1ショットでゴールを狙える作りになっていない。
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その代わり、プレイヤーはインクを消費して使って指で壁を描き足せる。
単なるゴルフで終わらず、軽く頭を使って自分の手でステージを設計する楽しさがここにある。
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コースを描いたら引っ張り操作でゴールを狙うわけだが、これがまた楽しい。
上手くいかなければ設計を見直したり、線をきれいに引き直したり、発射の角度を変えたり、さまざまなアプローチでステージを解いていけるのだ。エアホッケー的な「反射の音の気持ちよさ」があって、多少の失敗はものともせず、何度もチャレンジできる。
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▲壁を作るたびに弾を発射して、反射角を確かめつつ遊ぶと確実。

言葉にするとこれだけだが、やってみるとこれが面白いのなんの。
まず、プレイヤーがコースを設計して指で線を引いて壁を描くわけだが、指で描く線はどうしてもゆがむ。そこで思いも寄らない反射が発生し、それが結果としてゴールに繋がったりもする。後半になると遊び心のあるステージも増え、どんどん楽しくなる。
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おまけにiOS版だとARモードがまた面白くて、ステージをいろいろな角度から見ながら遊んだり、べるので、余白に作者が描いた落書きや建築物が足されているのを見たりと違った気分で楽しめる。
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▲左は迫力重視の構図、右は引いて見るて作者が置いたおまけを発見したとき

頭をひねって設計して、指でステージを建築し、実際に遊ぶと思いがけない結果になる。見るよりやる方が面白く、物理パズルのもつ意外性を何度も楽しめるはずだ。
簡単に遊べて、分かりやすく、誰でも好きになってしまう魅力にあふれたゲームなので、即ダウンロードしていただきたい。序盤を過ぎると広告が増えるが、余裕があれば広告削除(240円で安め!)を購入して快適に遊べる。

評価:8(かなり面白い)

ゲーム概要
指で線を引いてステージに壁を作り、その壁に反射させてホールインワンを狙うゴルフゲーム

おすすめポイント
適度に緩い難易度
精密に設計しても指で引いた線が意外な結果をもたらす
ショットが気持ちいい

注意点
偶然や調整でクリアできるのでパズル性は低め

アプリリンク:
DROLF (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

開発:Jons Games(イギリス)
レビュー時バージョン:1.0
課金:広告削除(240円)
公式ページ:http://drolf.club/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画: