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『Dead by Daylight』スマホ版と言えるほど面白い『IDENTITY V(第五人格)』レビュー。狩る愉悦と、逃げる緊張感、両方を味わえる対戦ゲーム

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4人のプレイヤーが非力なサバイバーを操作して逃げ回り、1人のプレイヤーが凶悪な殺人鬼を操作して追いかける。2つの陣営で能力も勝利目的も異なる非対称対戦ゲームとして人気を集めた『Dead by Daylight(以下、DBD)』。
そのシステムはほぼそのままに、スマホ向けにした対戦ゲームが『IDENTITY V(第五人格)』だ。元が面白いので、こちらも面白い。そしてアイテム課金式だが、課金は外見やエモート系メインで誰もが同じ条件で戦える。素晴らしい。
開発は『PUBG』をコピーしすぎで物議を呼んだ『荒野行動』の NetEase だが、本作に関しては『DBD』スタッフが開発に参加する公認ゲームなので、文句なし。安心して遊べる。

本作の主人公は、謎の手紙を受け取って廃屋に調査にやってきた探偵だ。彼は廃屋で異常な脱出劇を繰り広げる人々の日記を発見する。
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そして、探偵は日記に記された人物たちの異常な脱出劇の様子を脳内でトレースし、それぞれの人物の人格を深く読み解いていき、それに伴って物語も進んでいく。
この舞台設定がとてもゲーム内容とマッチしていて、スタッフの舞台設定に感心してしまった。
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そして、探偵による人格トレースが、我々のプレイするゲーム本編だ。
4人のサバイバーが脱出を目指し、1人の強力なハンターがそれを阻止する荘園内の“異常な鬼ごっこ”。プレイヤーは、5人のうち1人の人格をトレースしてゲームに参加することになる。
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▲各人格にそれぞれ能力があり、深く理解する(何度もプレイする)ことで潜在的な能力も解放される。

サバイバー側の勝利条件は、2人以上が脱出すること。マップ上に多数配置された暗号機から5つの暗号を解読し、外に出る扉を開いて勝利を目指すこととなる。
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プレイは背後視点の3D画面で、移動はバーチャルスティック、ボタン操作は走行・歩行・伏せの体制切り替え程度。操作性はかなり良好だ。
キャラクターが固有で所持しているアイテムや、プレイ中に拾ったアイテムがあれば、走行ボタンの上にアイテム使用ボタンが登場し、これを利用することもできる。
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さて、4人もサバイバーがいて、ハンターは1人。そうなると5つの暗号機を手分けして探せばゲームは勝てる……わけだが、プレイはそう簡単にいかない。なんせハンターは強く、暗号機を操作しているサバイバーを見つける能力が持っていたりする。
しかも、暗号機を見つけてタッチしても暗号解読にはかなり時間がかかるから、適当にプレイしていると簡単につかまってしまう。
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▲暗号解読ゲージが満タンになるまで同じ場所にいないといけない。ただし、解読状況は保持されるので、ハンターが来たら逃げて続きから解読することは可能。

つかまったプレイヤーはロケット椅子に連れていかれ、そのまま他のプレイヤーが救助しなければ一定時間後に荘園に送り出されてゲームから脱落してしまう。
基本的にハンターの方が移動も早いので、人数が少なくなると後半になって未解読の暗号機が少なくなると急速に暗号機を利用の難易度が上がり、じわじわと追い詰められる。
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常に周囲を警戒して、ハンターが追ってきたら地形を利用して素早く逃げ、仲間がロケット椅子に張り付けられたら救出し……つねに緊張感あるプレイを楽しめるのがサバイバーの面白さだ。
慣れてくるとハンターをひきつけるプレイヤー、暗号を解読するプレイヤーなどが分かれ始め、連携も生まれる。強力なハンターを出し抜き、暗号を解いて扉を開く瞬間は開放感にあふれている。
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▲暗号機を5つ解読すると扉を開ける。ただし、開くのにも時間がかかる……!

一方、ハンターのプレイヤーは逃げるサバイバーを捕まえてロケットに縛り付け、荘園に送り返す追跡者だ。
基本操作はサバイバーと同じだが、ハンターはサバイバーに倒されることはないし、足が速い。攻撃能力を持ち、サバイバーを追い詰めて2回攻撃を当てれば気絶させられる。
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▲攻撃は密着して移動しながら押すのがコツ。接近しても棒立ちだと当たらない。

ハンターは鬼ごっこの鬼に相当するが、無敵を利用して追うだけでなく頭脳プレイも重要になる。
ハンターは特殊能力でマップ全体の音を聴いたり、カラスの声でサバイバーの位置を大まかに判別できる。それらの情報をもとに、サバイバーが次に使いそうな暗号機を予測してサバイバーを見つけ、追い詰めなければいけない。
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▲『DBD』ではややハンターに当たるプレイヤーが不利と言われていたが、背後視点(DBDは主観)なのでサバイバーを見つけやすい。

見事にサバイバーを気絶させたら、次は拾い上げてサバイバーをロケット椅子まで運び、括り付ける。その後に一定時間するとサバイバーは荘園に送り返されてゲームから脱落する。
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これを繰り返し、3人以上のサバイバーを脱落させればハンターの勝利となる。逆に暗号を解読され、外に続く扉を開けて2人以上が逃げ出せばハンターの敗北となる。
ハンターには上手にプレイヤーをハメる面白さがあり、特に人数を減らした終盤にジワジワと追い詰めて狩る様子はまさに“猟奇的な悪役”で、他にない喜びを得られる。
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1プレイはおよそ5~10分。いずれの側で遊んでも面白い。
また、負けても勝っても、下手でもある程度楽しめるのが素晴らしい。不慣れでもハンターの強さは実感できるし、捕まったとしてもサバイバーでドキドキしながら逃げている行為も楽しい。
さらに、ちょっとした行動の数々が評価されて点数となり、最終的にキャラクターの能力(人格)が成長するので、やった甲斐もある。
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▲スキルツリーという形で内在人格が成長していく。人格はハンターとサバイバーで別々に成長する。

驚くほど『DBD』のゲーム要素をスマホに持ってきていて、操作性も良くて、元のゲームが良かったので当然のように面白い。ホラー感を伴う緊張は『DBD』に軍配が上がるが、ホラー感が薄くて物語がついている『IDENTITY V』は親しみやすく、遊びやすい。
ゲーム中のチャットも定型文を選ぶ形式で、荒れづらいように配慮されているのも良い。
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そして気になる課金要素は、衣装や待ち時間のモーション、探偵の衣装やペットなどの外見変更を伴うものか、それらを手に入れるための双六を進める課金となっており、課金でプレイの優劣がでづらい(ハンターの強いキャラが現在はガチャ限定のようだが、壊れているというほどではないようだ)。
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▲毎日サイコロを振って進む双六。課金すると一気に進める。

気になる点はガチャの確率が表記されていない程度で、現在のところプレイに関して不満なし。『PUBG』はシステムをそのまま移植しても操作に問題が残ったが、『IDENTITY V』は操作性に問題ない分、PCゲームそのままの面白さが味わえる。飽きやすさをどう克服するかが運営ゲームとして課題になりそうだが、今は純粋に楽しいゲームだ。
PCで人気のゲームがスマホで(しかも面白さはほぼ移植されて)、無料で楽しめるので、ぜひ1度遊んでみて欲しい。

評価:7(要チェック)

ゲーム概要
4人のプレイヤーが暗号を解きながら逃げ、1人が凶悪な力で追う鬼ごっこゲーム。それぞれに良さがあり、どっちの側にもなれる。

おすすめポイント
サバイバーで逃げる緊張感
じわじわ追い詰めるハンターのプレイ
課金で差がつかないゲーム内容

注意点
ガチャの確率が表示されていない
メニューUIが分かりづらい

アプリリンク:
Identity V (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)

開発:NetEase(中国)

レビュー時バージョン:1.0.14
課金:衣装・キャラ・モーションのガチャやイベントブースト
公式ページ:https://www.identityv.jp/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画:


コメント一覧

    • 1. sage
    • 2018年07月05日 22:55
    • サーバーはおそらく台湾らしいので若干ラグがありますね。ハンター側をやるとワープしたりする事があるためサバイバー側が人気な気がします。
    • 2.  
    • 2018年07月06日 00:41
    • これチュートリアル何幕までやればいいんだ
    • 3. 谷村
    • 2018年07月06日 02:27
    • ラグはかなりありますがかなり良くできていて楽しい、ハンター側がTPSになるだけでもかなり強くなってるのは感じる
      ※2
      鏡を割ってTRUST YOURSELFって字が出る演出まで行ってから本棚調べるとマルチ可能に
    • 4. 名茄子
    • 2018年07月07日 02:39
    • 一方国内メーカーは
      ガチャ&放置バトルゲーと
      往年の名作のリメイク
      に勤しんでいた
    • 5.
    • 2018年07月08日 11:14
    • 荒野の実績があったからこういう仕事が取れたし、注目もされたんだろうし。
      それ考えたらパクリも必要悪って気がする
    • 6. A
    • 2018年07月08日 22:17
    • 日本は村社会だから外人呼んでゲーム作ろうなんて思わない
    • 7. 管理人
    • 2018年07月08日 22:29
    • ▼Aさん
      日本で活躍している外国人のクリエイターの方はかなりいますよ。
      大作は日本、海外で分業していたりもします。
    • 8. A
    • 2018年07月08日 23:04
    • そうなんですね
      ただあまり大々的に前に出さない感じに見えます
      今回のように経歴を持った人をヘッドハントしたりしてるのでしょうか?
    • 9. 管理人
    • 2018年07月08日 23:11
    • ▼Aさん
      今回はヘッドハントではなく、協力という形ですね(正直、完コピーなので単に許諾をもらったような形に見えますが)。
      海外の大物を起用するとなるとコジプロが多かったですが、セガは昔結構多かった気がします。海外でヒットしていたから、海外の大物と作ったり、中さんがソニック2~アドベンチャー2まで海外に行って作っていたのは有名ですね。あとは、音楽については海外アーティストと協力することも多い気がしますね。
    • 10. A
    • 2018年07月09日 00:03
    • ありがとうございます

      コジプロは完全に海外見据えてますね
      切り離されてしまいましたが
      セガも昔は積極的に海外のソフト販売したりしてましたね、ネヴァーウィンターナイツとか好きでした
      正直日本だけだとどん詰まり感あるので中国みたいにパクリ上等でやって欲しい気もします

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