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PSO、RO時代の素朴な楽しさを持つMMORPG『ガーディアンズ』インプレッション。遊び捨てではなく、仲間を作るためのオンラインゲームがここにある

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音楽を小室哲哉さんが担当し、ゲームの総監督を『ブレイブフロンティア』の早貸久敏さんが担当することで話題になったLINEの新作MMORPG『ガーディアンズ』。
本作を最初プレイして最初の30分は「バグも多いし、動きももっさりで微妙すぎる!」と思っていたのだが、しばらく遊んでいると不思議なことに楽しくなってきてしまった。
大勢のプレイヤーがフィールドで同じモンスターを追いかけて狩る仕組みが原初のオンラインRPG体験を蘇らせるのだ。そして、遊び込んでみると「昔ながらのMMORPG体験」をさせるための仕組みが確かに機能していて、ソシャゲではなくMMORPGを追求した作品であることが分かってきた。

『ガーディアンズ』で思ったのは、タイトル画面と初回データダウンロード(DL)が苦痛ではない……むしろ楽しかったことだ。
小室哲哉さんが手がけたという音楽は壮大で美しく、DL中も音楽を聴いているだけでワクワクできた。データ量が約200MBしかないのでDLは早々に終わったが、私は曲が終わるまで待ってからゲームを始めた。それぐらい良い。
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▲英語でファンタジックな歌が流れる。みんなも聴こう。

で、ゲームはと言うとクラシカルなオンラインRPGの体験に立ち返った原点回帰RPGとなっている。
まずプレイヤーは自らの分身となるキャラクターを作る。
性別とちょっとした外見決定を行った後、体力の高い“ソルジャー”、回復を使える“プリースト”、装甲は薄いが火力の高い“レンジャー”、魔法を使う“ウィザード”の4種からジョブを選ぶ、簡単操作。なお、ジョブはいつでも変えられるのであまり悩まずとも大丈夫だ。
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そして、ゲームが始まると目の前には広大な草原が広がり、その中で大勢のプレイヤーがモンスターを狩っている風景が目に入る。
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この風景が『ガーディアンズ』の良いところの1つで、先端の3D技術を使っているわけでもないが、とにかくビジュアルは細部に凝っていて世界観を感じる。
奥行きを大事にした画作りをしており、早貸さんが『ブレイブフロンティア』で見せた世界観へのこだわりと小室哲哉さんの音楽の相乗効果が上手く出ている。
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▲奥行きを感じるマップと、細部まで作り込まれた商店の3D風景。キャラより背景推しだと思う。

そんなフィールドで行われるプレイは、本当にクラシカルなMMORPGである。
操作はドラッグで移動、画面タップで攻撃、さらに最大4種類までのスキルボタンを基本とする。
で、大勢のプレイヤーがフィールドにいて、モンスターが出てきたら殴って、ダメージを受けたらポーションをがぶ飲みして対処。様式美すら感じる作りである。
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またフィールドには金色に光る採取ポイントが用意されており、ここから素材を集めることで様々な効果を持つポーションを“調合”することができる。ポーションは使いこなすと意外に便利なので、採取もそれなりに重要だ。


そして、このフィールドでレベルを上げた後で本作のもう1つのお楽しみ、“クエスト”に挑むことになる。
クエストとは、酒場に集ったプレイヤーが協力し、最大4人で1体のボスを狩るモンハンライクなモードである。巨大なボスが登場し、プレイヤーが3回倒れるか、制限時間が尽きる前に倒せばドロップ報酬がもらえるミッションである。
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▲クエスト(通常マップ時も)酒場で食事を注文し、バフをうけることができる。

なお、ボスマップは複数のエリアに区切られており、ある程度ダメージを受ける旅に逃げて場所を移動する。正直、これは面倒なだけなのでモンハンをまねないで欲しかったが……もしかしたらまだ試せていない建築スキル(クエスト時のみ使えて、マップ上に建築物を作るスキル)が出てくると印象が変わるのかもしれない。
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無事にボスを倒せると素材がドロップし、これらは装備を強化する目的で使用できる。
また、後々に“錬成”というシステムも登場し、強力な装備も作れるようになるらしい。
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少なくとも現在プレイしたLv20まではフィールドでレベルを上げ、クエストをこなして新しいマップを解放して先に進むことの繰り返しである。
プレイの感想としては今でこそそこそこ好きだが、本作の第一印象はかなり悪かった。
一番キツかったのは画面構成から受ける『白猫プロジェクト』のようなアクションよりの印象と、操作性の落差だ。
まず操作は画面をドラッグして移動する操作が少し使いづらく、スキルや攻撃もボタンを押してからの反応がもっさりしていてフィードバック感に乏しい。NGではないが、ギリギリOKといった感じ。しかも、最近のスマホRPGでは必須と言われるオート機能もない。
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また、縦長で左右は遠くが見えず、敵が画面外で見えないのに攻撃するような状況も多く、遠隔色はストレスを感じることも多い。
動きと操作性の印象は悪く、慣れた今でもフィードバックは改善の必要を感じる。また、将来的に横画面オプションの導入は必須に思えた。

一方で、しばらくプレイして見えた面白さもある。
本作はパーティーを組んでプレイするのがほぼ必須(ただし、パーティーはオート承認などの機能などによって組みやすくなっているので安心して欲しい)で、パーティーを組むと狩り効率はほぼパーティー人数分の倍率になる。
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▲経験値が減らない。しかも誰が倒しても人数分アイテムドロップ

もっさりとした動きの中で敵を狩っていると、たまに気の合う仲間ができて、「あ、こいつとはコンビネーションができている」なんて相手がいればフレンド申請をして、少しチャットする。
稀にモンスターからレアアクセサリーが出て「え、モンスターが意味のある装備を落とした!?」なんてソシャゲの常識から外れた会話をしたりもする。
強制的に連帯を作らされるギルドバトル系とは異なる、ゆったりとした繋がりがここにある。
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また、フィールドには、攻撃した全プレイヤー大きな経験値を与えるレアモンスターがときおり出現する。しかも、レアモンスターは一定時間で逃げてしまうため、このときだけ「おい、どこにいる?」なんて会話が発生し、全プレイヤーが一致協力する。
ここでまた新しい出会いが生まれて、フレンドができたりもする。
ここに来て、『ガーディアンズ』のデザインがコミュニケーションを主体とした古いオンラインゲームのデザインで、楽しみ方もソシャゲと異なるものを目指していたことに気づかされた。オート機能がないのも全員画面を見ていて反応があることが、コミュニケーションを取らせるために必須だからだ。ソシャゲのように消費しようとしてはいけないゲームだったのだ。
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▲フィールドのプレイヤーが次々レアモンスターの前に集まる。

実力が近い仲間とパーティーを組むと効率が良くなる仕組みでもあるので、そこで出会った仲間とクエストに出かけていつの間にか複数回冒険に出るようになっていたりする。
やっていることは永遠の経験値稼ぎだが、それが楽しい『PSO』や『ラグナロクオンライン』時代のレトロMMORPGを感じた。
現在はバグや切断がままあるのだが、慣れてくるとパーティーでそれをネタに「このゲームクソだよね(笑)」などと話すことすら楽しい。というか、『ラグナロクオンライン』でそんな経験をしていたような……まあ、そういう牧歌的なゲームになっている。

しかも、課金要素であるガチャにも「単なるガチャ」や「闇鍋ガチャ」への抵抗が見られる。
ガチャで出る品物は各職業の装備で、ここは『剣と魔法のログレス』でお馴染みの形式となっている。だが、この装備ガチャは特定職業ごと、特定職業の特定装備種別(斧のみ、剣のみ、プリースト向け鎧だけなど)まで恒常ガチャとして提供されており、欲しい種別のアイテムだけを手に入れられる。
また、すべてのSSR装備には同名のSR装備が用意され、SSRまで成長させられるようになって、救いは多い。この部分にブレフロ2に早貸さんが関わってるかのような表記がありましたが、誤認でした。申し訳ありません。
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今のところそこまでガチャで不本意な結果にはぶち当たっていないし、デイリークエストをこなすだけでも15日に1回は10連ガチャが回せる計算なので将来的にもそこそこ楽観視ながらプレイしている。
スタミナもチケットもないので、全職業即座にマスターする強者で無い限り困ることもなさそうで、牧歌的な楽しさとガチャの気楽さもあって、今のところかなり楽しんでいる。
懐かしのゲームを遊んでみたいなら、『ガーディアンズ』は意外にありかもしれない。今はバグが多いが、致命的すぎるものは出ていない(※増殖はあったが即座に停止された)ので、バグも含めて楽しめる方はぜひ試してみて欲しい。

プレイして最初の30分の印象が悪いので流行る流行らないで言えば、厳しいと思う。
しかし、コミュニケーションしながら狩る古典的なオンラインRPGとして設計されていて、混沌としている今だからこそその点が光る面も大きい。
今の状況でブースト系の課金するのは良くない(サーバー切断されときにブーストが無駄になることがある)が、それを踏まえた上で、ログインマラソンなどを楽しんでいた(ゲーム内容もサーバーも初期のROと比べものにならないほどまともだが)あの世代に、時間を空けて楽しんでもらいたい1作だ。

評価:6(面白い)

おすすめポイント

世界観を感じる映像
小室哲哉さんの音楽
懐かしい空気のMMORPG

気になるポイント
動きのフィードバックが薄い
動きがもっさり
縦画面で左右が見切れまくる
バグが多い

アプリリンク:
ガーディアンズ (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

開発:LINE(日本)
レビュー時バージョン:1.0
課金:装備ガチャ、時間短縮

公式ページ:https://guardians.game.line.me/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画:(小室哲哉さんの手がける主題歌)

 コメント一覧 (11)

    • 1.
    • 2018年06月07日 02:20
    • オートが無いのは良いですね
    • 2. あ
    • 2018年06月07日 03:10
    • 早貸さんってブレフロ2に関わってんの?
      エイリムやめてるから関係ないんじゃ
    • 3. あ
    • 2018年06月07日 03:46
    • 志は高くても面白くなければ意味はないの典型的作品。
      いくら擁護してもつまらないゲームはつまらないんだよなあ。こんなもっさり遊べるのはストレス感じない暇人だけ。
    • 4.
    • 2018年06月07日 04:54
    • 死ぬほどもっさり。同感です。
      でも、なんだか楽しめるんだなぁ、これが。
      おっさんの琴線に触れるのかもしれません。
    • 5.
    • 2018年06月07日 07:03
    • 褒めすぎじゃない?
      最初に落ちて、何度再起動してもアプリがすぐ落ちて楽しめたもんじゃ無かった。
      どこが楽しめたか教えて欲しい。
    • 6.
    • 2018年06月07日 08:43
    • 文字は読めるけど文章を理解出来ない人がブログを読みにくるのか
      大変ですね
      遠隔の見切れが気になる
      セミオートランのようなものがあれば楽に遊べそうです
    • 7. ななし
    • 2018年06月07日 10:16
    • ※3
      ADと金もらって別に記事を書いてるソシャゲだから、8割くらい割り引いて読むのが丁度良いんじゃないか
      一度でも宣伝として金貰った相手に好き勝手な意見書けるなんてまともな社会人ならあり得ないし
    • 8. 南国
    • 2018年06月07日 11:56
    • スマホだけでゲームやってる層には受け入れがたい物があるのかな
      なんでも簡略化されててストレス耐性ないし
    • 9. 管理人
    • 2018年06月08日 07:35
    • ▼ななしさん
      いつも言っていますが、私は思ってもいないことを書くぐらいなら記事を出しません。
      特定の事柄について、金もらっていようが、無かろうが、書くことは同じです。
      ただ、アフィリエイトがあるから記事を書くってことはあります。
    • 10. 5
    • 2018年06月08日 08:12
    • 管理人さんのアンサー記事を見て納得しました。
      確かに、言っていることはあっているし、面白さも理解できる。
    • 11. 名茄子
    • 2018年07月03日 11:15
    • そもそも
      「アプリが落ちる」「動作がモッサリ」
      という意見はゲームの内容には全く関係のない的外れなものであって
      それはまた別問題でしょうという

      アプリストアのレビューにも
      落ちただの動かないだの書いて中身については一切言及しない輩が大量に居るけど
      「んなモン全然参考にならんわ!てめーが持ってる端末次第だろうが!」
      と見掛けてその都度つくづく思う

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