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土は土に、灰は灰に還れ。不死者を狩る“ターン制”アクション『Turn Undead』が悩ましく楽しい

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数々の良質ゲームを生んだNitromeからゾンビや吸血鬼に杭を打ち込んで倒す“ターン制のアクションゲーム”が登場した。
『Turn Undead』だ。
一見、イカすドット絵の古典的アクションゲームに見えるが、その実中身は行動の手順を考えるパズル。
しかし、メーカーが登録しているジャンルは“アクション”で……ええい、とりあえず面白いことは確かなのでちょっと記事を見て欲しい。

ゲーム画面は、普通の横スクロール系アクションゲームのように見える。
実際、プレイヤーの操作もスワイプで左右移動とジャンプを行い、タップで聖なる杭を発射するというアクション操作。
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さらに、杭を壁に打ち付けて足場にしたり、ぶら下がったりするような応用編のアクションまで用意されている。
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しかし、そのプレイは普通のアクションと全く異なる。
なんせプレイヤーが操作しなければ一切時間が進まないのだ。
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プレイヤーが操作し、キャラクターが1歩分動くと敵も1回行動する。
プレイヤーが操作した分だけ動くゲームというとFPSの『Superhot』やスマホゲーム『Timelocker』などを思い出すが、このゲームの場合は1行動で1ターン進む『トルネコのダンジョン』のような操作感覚だ。
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アクションの見た目をしているが、実際にはアクションの思考で解くパズルになっている。
序盤はシンプルだが、1ターンに2歩動くワーウルフなどが出てくると途端にターンの計算が大変になり、やり応えが出てくる。
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これがかなりややこしいパズルになっていて、普段のアクションなら気合いで乗り切っているところがどうにも解決できない。そして、同時に楽しい。
面白いが、クリアしてレビューするのに時間がかかりそうなので、まずは先だって皆さんに紹介しておく。
アクション好きの皆さんも、パズル好きの皆さんも、ぜひこのアクションの皮を被ったパズルに挑戦してみて欲しい。

アプリリンク:
Turn Undead: Monster Hunter (itunes 無料 iPhone/iPad対応)