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曲は良いがそれ以外はあと一歩がんばれ! 音ゲー『スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ』レビュー

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圧倒的な技術力で軽量な3Dゲームを作り、美少女ポチポチゲー(ひたすらスタミナを消費して進むだけのゲーム)の極限を示した『スクールガールストライカーズ』。
そのキャラクターが登場するリズムゲームが『スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ』だ。
ただし、舞台設定も曲も主役キャラクターもオリジナルを採用し、スクスト成分は主に脇役キャラクターのみ。
曲はかなり良いし、全体的に頑張ってはいるが……奇妙な立ち位置のゲームになってしまっている。

本作は、あらかじめ設定した5人のチームが3Dで登場し、その動きを見ながらリズムゲームを遊べる3Dキャラクターを売りにしたリズムゲームだ。
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プレイにはスタミナが必要で、キャラクターの合計能力が高いほどスコアが高くなる『ラブライブ!』以降お馴染みのシステムを採用している。
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▲メインメモリーに表示されているキャラクターは3D演出でステージに登場して踊り、かつスキルの効果が発揮される。その他に10枚のカードがサブメモリーとして選ばれ、スコアに影響を及ぼす。

リズムゲーとしてのシステムは『プロジェクトDiva』に近いシステムで、画面全体を使って次々に浮き出るリズムアイコンをタッチすると、タイミングに応じてスコアが入るシステムとなっている。
連続でGreat以上のタイミングでアイコンをタッチできるとコンボが発生するが、タイミングを逃してミスすると得点が得られないだけでなくHPが減り、HPがなくなると曲の途中でゲーム終了となる。
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アイコンは4種類。単にタッチするアイコン、押し続けるアイコン、スライドアイコン、連続タッチアイコンがある。
長押しアイコンは長く押すほどスコアが上がるが、指を離すタイミングが早くてもミスにはならない。
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操作の特徴として、指を画面につけっぱなしでスライドしてアイコンをなぞると、アイコンを触る順番が出現順になっている限り必ずPERFECTタイミングでタッチしていると判定されること。
大量にアイコンが出るときにスライド操作でPERFECTを出すと爽快感が高く、これが生きている曲はプレイしていて楽しい。
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そうして曲をクリアしていくとランクが上がって曲が増え、学園物のストーリーが進んでいく。
で、その感想はというと……ほとんどの面において絶妙に微妙。
ストーリーで行くと『ラブライブ』などで手あかがついた学園アイドルものを踏襲していて、二番煎じ感が強い。それでいてオブリなどのスクストでおなじみの敵などは出てこないし、演出もスクストと関連性が薄い。
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3Dのキャラクターはかわいく作られてはいるが、同ジャンルの『デレステ』などと比べると悲しいかな、と一歩劣る。
ただ、それを補うようにダンスでは全曲キャラクターが別々の動く(多くのゲームでは特定の曲以外は全キャラ同じ動きをする)のは長所だ。
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が、ダンス中に動きが不自然に感じる箇所が複数あり、長所を生かし切れていない。
ときおり首が微妙に不自然な角度で曲がったり、腕を動かしているのに肩が動いていなかったりと、3Dアニメキャラ版の不気味の谷とでもいうべき不自然さがあるのだ。
夢の世界に浸りたいのに、これらを見るたび夢から覚めてしまう。
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▲静止画ではいいが、動いていると不気味という……。

リズムゲーム部分は、指で画面が隠れてアイコンが見えないことがあり、曲の譜面を覚えないとどうしてもミスが出る。また、アイコン判定が大きいのでスライド操作中に指の近くにアイコンが出ると、アイコンが出た瞬間に反応してミスになってしまう。
慣れれば遊べるが、譜面をある程度覚えなければ面白さが伝わらないので美少女を目当てに入ってきたプレイヤーの大きな障壁となっている。
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▲『プロジェクトDiva』のように画面外から大きくタイミングアイコンが出てくるようなら気づくのだが……そこまでまねると単なる「同じもの」になってしまう。

そして、私の中で最も大きかったのが「このゲームをスクストの関連製品として出す意味があったのか?」と疑問に感じるほど原作を活かせていないこと。
キャラに関してはアプリコットレグルスという本編に存在しなかったチームを主役に持ってきて、アニメ版の曲を使用せずオリジナル曲のみ。
スクスト的な動作の軽さや変なノリのイベント劇もない。スクストのキャラクターが出てくるだけの別のゲームと考えた方が良い。
それでも圧倒的クオリティや長所があれば皆黙るのだが、『デレステ』以降のゲームとして見ると売りがなく、ファンアイテムとしても作られていない。なぜ、わざわざこれをスクストでやるのか。
1年に1,000円程度しか課金しないスクストプレイヤーではあるが、そんな使われ方をされるのが悲しく感じてしまった。

ここまで散々書いたが、良い点もある。譜面を覚えれば楽しめるゲームではあるし、曲は良いのだ。
実際、"Draglight"や"サテライトラブ"などはお気に入りで、文句を言いつつそれらを何度もプレイしているうちに譜面を覚えてゲームを楽しめるようになった。
動きに関しても全員が異なるため、映えて見える場所はとても華やかだ。
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TGS2017のライブも見に行ったし、今度は東名阪横断ライブも当たれば行くだろう。
手に入れたレアキャラの衣装を他人にも着せられる裁縫箱システムは、他のゲームに導入してほしいぐらい良い(重課金要素になりそうだが)。
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▲SSRがダブると、他のキャラに衣装だけプレゼントも可。

とりあえず自分は曲が気に入ったし、アイドルも頑張っているので、原作キャラクターの灰島華賀利が登場するまでは続けて、そのあたりで課金するか止めるか考えることになるとは思う。
全体にあと一歩な点が、そのときまでにどれだけ(主に動き)が改善するか。私にとってそこが判断の分かれ目になりそうだ。

評価:5(楽しめる) 

おすすめポイント 
全キャラクターが全曲で異なる動きをする
曲はノリが良くて楽しめる
全曲にキャラクターが異なる動きをする振り付け

気になるポイント 
動きが微妙
手垢がつきすぎた設定
かなりの慣れが必要なリズムゲームパート

アプリDL: 
スクールガールストライカーズ ~トゥインクルメロディーズ~ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/ GooglePlay)

開発:スクウェア・エニックス/アールフォース(日本)
レビュー時バージョン:1.1.0
課金:ガチャやスタミナ回復など

ライター:ゲームキャスト トシ

動画:

コメント一覧

    • 1.
    • 2017年10月06日 17:14
    • やはりスクストである意味を見出せない
      スクエニだったら普通に新規IPとして出したほうが良かったような
      オリジナルのスクストメンバーの3Dモデルが似てないどころか3年前のモデルより可愛くないのもなんだかな
      リズムアイコンもわざとやってるのかってくらい、ちょうど指で隠れてる場所に次の奴が出てくるのと
      ストアレビューで叩かれてる、アイコンの出現とリズムがあってないから、直感的にリズムに乗れない本当にただの記憶力ゲームになってるような
      とはいえ楽曲は名曲が多いし、ときどき不思議な動きをするダンスも本物の女子高生が一生懸命考えて作ったような味わい深さがあって嫌いじゃないです。
      もう一工夫で化けそうな予感はあります

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