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【TGS2016 インディー】死にゆく作家の心に浮かぶ物語と文字のパズル。『Unworded』はApple Award待ったなしの空気感

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事故によって病院に運び込まれた、とある作家。横には作家が書いてきた本を、祈るように読み聞かせ続ける妻。
死にゆく作家の脳裏には、どのような光景が浮かんでいるのだろうか……。

『unWorded』は、作家の本と記憶の中に入り、文字だけで構成された世界を探索するパズルゲームだ。
文字だけで世界を表現するスタイルはTGS2016のインディーゲームコーナーでも際立ってスタイリッシュで、Apple Award受賞もほぼ間違いなし、という印象を受けた。

詳しい様子は、この動画を見て欲しい。静止画で見ると、文字で世界を構成しているスタイリッシュさが分かりづらいのだ。


ゲームを始めると、「I need an umbrella(傘が必要だ)」というメッセージと、J、I、そして少し大きい^の文字が画面に表示される。
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この文字、組み合わせると傘型になりそうだ……ビンゴ!
ドラッグ操作で、文字を移動すると、傘ができあがった。
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すると、横たわる男に雨が降り注いでいる様子が映し出される。彼(おそらく作家?)が、傘を必要としていたのだろう。
雨は全て文字で表現されており、死にゆき、脳内の記憶が散らばっていく作家の様子を表現しているかのようだ。
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傘をドラッグして作家の上まで持って行くと、から男を守ることができる。
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このように、unWordedは文字をどのように使うか考え、使いこなすパズルとなっている。
パズルを解くことで作家の書いた本の世界や、作家の記憶を体験し、「何か」が見えてくる作りになっているのだという。

ゲームは2016年の11月16日にiOSにリリースされ、その後にゲーム機版も考えているとのこと。海外では間違いなくヒットする作品だと思うので、記憶にとどめて待っておこう。

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