【TGS2016 インディー】電話番号から悪夢の世界を自動生成する脱出ゲーム!? 『Strange Telephone』は、ここまで進化していた
不思議な電話の力を使って、悪夢の世界から脱出するアドベンチャーゲーム『Strange Telephone』。
本来2015年にリリースされるはずだった本作は、作者のyutaさんがこだわりの改良を続けているため、未だリリースされていない。
しかし、何にそんな時間がかかっているのだろうか。
答えは全部。グラフィックの改良、UIの改良、そして「夢の世界を自動生成するシステム」の搭載。もはや、『Strange Telephone』は普通のアドベンチャーではない。
TGS 2016の会場で、偶然にもyutaさんとお会いして最新状態の動画を撮らせていただいたので、ぜひ見て欲しい。
プレイ動画はこちら。粗いのはご勘弁を。
さて、本作がリリースを延期して、ゲームがどれだけ進化したのか。過去のバージョンを見比べてみれば一目瞭然である。
まず、2015年7月のBitSummitで紹介されたバージョン。
▲この頃は、青と白を基調にしたホラー風脱出ゲームだった。
2016年6月にゲーキャスで紹介したバージョン。
この時点で、「これはかなり良い雰囲気!」となっていたのだが……。
なんと、現在はさらに進化していた。少女のドット絵に手が加わっただけでなく、走査線が消えて美しいピクセルアートになっていることが分かる。
グラフィック面のこだわりだけでも時間がかかっていることが分かるが、ゲームはそれ以上に変化していた。
最初、このゲームは部屋を探索して電話番号を探して、電話をかけて謎を解く普通のアドベンチャーだった。
普通はどんなアドベンチャーだってそうなるし、それで問題ないはずだ。しかし、作者のyutaさんにとってはそうではなかった。
最新バージョンでは、適当に電話をかけるとランダム生成された世界に移動できるようになっていたのだ!
まず、少女は「扉のある部屋」を機転に行動する。
扉の部屋には、なぞの犬(?)がいる。どうやら、少女の味方らしい。
で、ここで適当な電話番号を入力して電話をかけると……。
異なる世界にワープする。電話番号に応じて、世界が自動生成されるという。
似ている部屋に入ったとしても、何かが違うとか。
このランダム生成の世界を探索し、脱出するアドベンチャーになっているらしい。
今回、わずか1分間のプレイの中で3種類の世界が確認できた。
グラフィックが進化しているのは知っていたが、まさか悪夢の世界を自動生成するシステム的な挑戦もしていたとは!
ランダム生成要素が、どのようにゲームに変化を与えるのか(毎回、探す場所が違うだけでも新鮮かも知れない)楽しみだ。
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