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絶対に触るなよ! 世界破壊装置をいじり倒す『Please, Don't Touch Anything』レビュー

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好奇心猫をも殺す。だが、人間は気になったら謎を解明せずにはいられない。
『Please, Don't Touch Anything』(頼むから、何も触るなよ!)は、そんな人間の好奇心を試すゲームだ。

目の前には、「触ってくれ!」と言わんばかりに目立つ、赤ボタンとレバー付き謎の装置。
そして、周囲には誰も居ない。おさわりタイムの始まりだ。

「トイレ行ってくる。あんた、ちょっとの間ここに居てくれ!」
「何も触るなよ!」
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そして、プレイヤーの前には、赤いボタンとレバーがついた装置が。
「押すなよ、押すなよ!」状態である。だから、押す。ポチ。
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すると、装置の下部にスイッチが出現。
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▲なにげに、ドット絵のアニメーションがキレイでビビる。

スイッチも右に入れてみたが、なにも起きない。
うーん、もう1回ボタンを押すか。
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すると、装置の左上でカウントダウンが始まる。
ボタンを押すが、もう反応しない。俺は、何をやってしまったんだ……。
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あ、街が爆発した。
これは、世界を破壊する装置だったのか!?
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しかし、ご安心を。画面下の「RESTART」レバーを下ろせばすべて元通り。
何度でも、この装置をいじり倒すことができる。
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このように、装置をいじって反応を見て、さまざまな結末を体験するのが『Please, Don't Touch Anything』というゲームの概要だ。
一見ジョークゲームに見えるが、プレイして見ると中身はしっかり謎解きゲーム。
最初に紹介した結末は簡単に誰でもたどり着けるが、以降の謎は本格的になっていく。

プレイヤーは、創意工夫の限りを尽くして画面に触れまくり、この部屋の謎を解き、装置の謎を解き明かさなければならない。
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そして、いじり倒した末にはちょっとしたストーリーも見えてくる。
正直、価格のわりに地味に見えるので多くの方にはお勧めしない。

だが、このゲームのコンセプトを聞いて挑戦したくなるインディーゲーム好きならば、試して損はない。
人間、触ってはいけないものには触れたくなる。
存分に世界破壊装置をいじり倒し、好奇心を満足させて欲しい。

評価:3.0(面白い)

おすすめポイント
興味をそそられるコンセプト
ドット絵と穏やかな音楽

気になるポイント
パズルはやや歯ごたえがありすぎるかも

課金
なし

(バージョン1.0、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
Please, Don't Touch Anything (itunes 600円 iPhone/iPad対応)