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面白かった。『モンスターハンターエクスプロア』体験会の感想。

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2015年6月26日、『モンスターハンター エクスプロア』の体験会に行ってきたので、遅ればせながら感想を書く。
結論から言うと、日本の基本無料ゲームの中では類を見ないハードなアクションゲームで、「基本無料・カジュアルだから」という理屈に飲まれたがっかりモンハンとは一線を画す内容となっていた。
スマホで楽しいゲームをやりたいなら、『モンスターハンター エクスプロア』には大いに期待できそうだ。

『モンスターハンター エクスプロア』は、最大4人協力でモンスターを狩るアクションRPGだ。
プレイヤーは、本家モンスターハンターよりも狭い1区画で戦う。モンスターは区画を移動することはなく、1つのエリアでとことん戦うようになっている。
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画面中央のバーチャルスティックをドラッグして移動し、タップして攻撃を行う。
カメラ移動は自動で、モンスターの部位をタップして視点を変えられる。
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また、ガードボタンが表示されたり、アイテム(今回、片手剣だけがアイテムを使える)を使ったり使用する武器の特性に合わせて様々なコマンドが追加される。
もちろん、ハンマーなどは長押しで溜め攻撃も可能だ。
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エクスプロアの特徴として、「武技」と呼ばれる必殺技が存在する。
敵に攻撃を当てて武技ゲージを貯め、さまざまな武技を繰り出せるのだ。
ゲージを大量に消費して一撃がでかい武技から、ゲージを小さく使って小出しにできる武技までさまざまな内容のものがあるらしい。
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気になるモンスターは、『モンスターハンター3』、『モンスターハンター3G』のモンスターをすべて収録し、新たに特殊種というオリジナルモンスターを実装している。
体験会で戦えたのはリオレウス豪炎種……そう、中国版のモンハンで実装されて一部で話題になっていたヤツだ。
ダイナミックな動きと炎のエフェクトがマッチしていて、迫力は十分。
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▲本当に格好良かった。

さらに、今作では目玉として「探索」が挙げられている。
マップはソーシャルゲーム的な一本道マップに見えるが、実は異なる。
二股や三つ叉に分かれたり、昼夜で別々のクエストになったり、特定の条件を満たすと地形が変わって新しいマップが出たり。
ただこなすのではなく、次はどうなるのか、行ってみたい。そう思えるような内容になっているという。
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さらに、島には「発見物」と呼ばれる物が隠されており、これをコレクションする仕組みにもなっている。
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中でも「秘宝」という発見物はプレイヤーに不思議な力をもたらすという。
今作のハンターは、モンスターハンターと言うよりも「冒険者」的な位置づけのようだ。
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課金要素について、「スマホにある課金は入れるな」という命題があったため、だいぶ苦労したらしい。
体験会では、バトルを操作せずに進められる「オートモード」、クエスト中120%の力で戦える「パワーアップ」、通常より多く素材を手に入れられる「宝箱」の3つが確認できた。
装備はゲームを進めると手に入り、素材を消費してレベルアップする仕組みになっている。
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と、ここまでがゲームの内容。
肝心のプレイ感想だが……驚くほど良くできていた。
アクションの細かさでは本家には劣るが、エクスプロアもモンハンらしい重厚なアクションで戦える。
画面中央のアナログスティックで移動や攻撃を行うだけでなく、選択した武器に応じてボタンや特殊操作があるのでスマホアクションの中でも動きは多彩だ。

移動するモンスターを追うことはないものの、トラップを仕掛けてみんなで誘導したり、ハンマーで弱点を叩いて気絶させたりとプレイ感はモンハンに近い。
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カメラ移動が自動なので本家をプレイしていると違和感を感じる。
しかし、「モンハンっぽいスマホのアクションゲーム」としてみると協力プレイの楽しさ、アクションの出来、両方とも良かった。
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▲出撃前にはチャットもできる。バトル中は簡易チャットのみ。

重い動きも健在で、しっかりモンスターを見ていなければ簡単に攻撃されてしまう(加えて言うなら、体験会では何度も攻撃を受けられるように調整されていたが、本番はモンハンらしいバランスになるらしい)。

また、今までのモンハンシリーズはリアル寄りだったが、今回はエフェクトが派手になってリアルよりから外れている。
全体的に派手になっているので、この点でも「モンハン風のゲーム」という印象がある。
だが、面白かったので細かいところは気にならなかった。

ゲームが面白いとなると、次に気になるのは運営だが……ここについては質疑応答の時間で気になるところを質問させていただいた。
「ソーシャルゲームはPCのオンラインゲームと異なり、アップデートしても情報を隠しているように感じる。例えば、野球ゲームのアップデートでいつの間にか打球の飛び方が変わっていて、告知は一切ないというようなことがあると1プレイヤーとして不信を感じてしまうが、情報公開はどうなるか」
と(内容は要約)。

それに対して、「我々はもともとPCのゲームを作っていたので、情報は細かく出す事が癖になっているので安心して欲しい」という回答が得られた。
この回答で、運営面でも期待できそうで安心している。

気になるリリースは秋。
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だが、その前にAndroidはβテストが行われる。

募集期間:2015年6月26日(金)~2015年7月9日(木)13:59
実施期間:2015年7月10日(金)14:00~2015年7月13日(月)13:59
対応OS:Android4.1以上
応募ページ:クローズドβ応募ページ

気になる方は、先に応募しておくと良いだろう。