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Monument Valley、USの人気ドラマで宣伝されてトップ10に返り咲く。

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有料ゲームは発売後に最も高い売上げを示して人気が落ち、あとはよほどのことがなければランキング上位に戻れない。
そんな状況を『Monument Valley』が「よほどのこと」で覆して話題となっている。

なんと、2015年2月27日からUSの有料ゲームランキングのトップ10に返り咲き、トップセールスランキングの100圏内に返り咲いたのだ。
appFiguresの記事によると、『Monument Valley』の人気が再燃したのは、Netflixの人気ウェブドラマの人気ドラマ「House of Cards」シーズン3で使われたためだそうだ。
このドラマの中で、ゲーム好きのメインキャラクターが大統領に任命され緊張をほぐすために『Monument Valley』をプレイした。

『Monument Valley』はこのシリーズの第5話(1話1時間程度らしい)になって登場する。
そして、実際に放送開始から5時間で急激に順位を伸ばしたそうだ。
USの有料アプリランキングを見ると、iOSは圏外から最大3位に、Amazon AppStore、Google Playでのランキングも大きく上昇している。
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売上げ面でも、iOSのトップ100圏内に返り咲いた。
ただし、Androidでは効果があまり見られない。
おそらく、プラットフォームは有料ゲームのプレイヤーが少ないためだろう。
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appFiguresでは、2月の始めに「スーパーボウルの広告枠は効果があったのか?」という記事を掲載している。
スーパーボウルは1億以上の視聴回数が見込める番組で、30秒の広告枠で$450万もかかるという。
しかし、スーパーボウルでは『クラッシュオブクラン』、『Game of War』、『Hero Charge』 の3アプリが広告を出したものの、前者2つは知名度がすでに高かったためかあまり効果がなく、『Hero Charge』もほどほど程度の効果だったそうだ。
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▲スーパーボウル期間付近のダウンロードランキング。

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▲スーパーボウル期間付近の売上げランキング。前者2つはまったく動きがない。

これを受け、appFiguresは「House of Cards」のドラマで使用される方が、スーパーボウルの広告枠よりも効果があると位置づけている。
もしかしたら、今後は広告効果を狙って人気番組のキャラクターがゲームをするようになるかもしれない。