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【TGS2014】スマホでFFができるサービス、DIVE INを試してきた。ゲームを選べば結構遊べそう。

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先日、スマホやiPadなどのタブレットで『ファイナルファンタジー13』が遊べることで話題になったサービス、「DIVE IN」をTGS2014で遊んできたぞ!
遊べるタイトルなどはこちら→スクウェア・エニックス、クラウドゲームサービスDIVE INが10月9日より開始。

果たして、本当にFF13やFF7が遊べるのだろうか!?
結論から言うと、TGS2014の展示バージョンは思ったよりも遊べた。
とくにムービー部分や、動きの少ないシーンはキレイで、30fps程度が出ている印象だった。
しかし、バトルで武器を振りかぶるシーンや、景色が激しく動くシーンはブロックノイズが激しく、「キレイなゲームが見られる」と思ってプレイするとがっかりするかもしれない。
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▲画像はイメージです。

FF13はノイズが目立つことが多かったが、FF7のように視点の動きが少ないフィールド画面では十分遊べるものになっていた。
なお、TGS2014のバージョンは、最高画質の状態ではなかったので、回線の品質次第ではここが改善される可能性もある。

続いて操作。
プレイステーションのコントローラーのボタンが画面に表示され、バーチャルパッド操作となる。
正直、バーチャルパッドでプレステの全操作に対応するのはキツい。
おそらく、ゲームによっては操作することすら困難だろう。FF7でギリギリといったところだ。

さらに、クラウドゲームではサーバーとのやりとりが発生するので、普通のゲーム機より操作の反映が遅くなる。
TGS2014バージョンでは、入力から行動まで0.1秒程度の遅延を感じた(遅延はアーケードゲームプレイヤーの感からくる体感値)。
これは、急いで操作するゲームでなければ実用レベルといえるだろう。思ったよりも早かった。

しかし、TGS2014の DIVE IN は、会場の回線事情が悪いので会場に設置されたサーバーと有線でやりとりしていた。
つまり、最高の状態で0.1秒遅延があると考えるべきで、サービス開始時に使い物になるのかは、不安が残る。

で、こんな状態でのプレイだったが、FF7 はそれなりに遊べた。
FF13 は、動くとブロックノイズが載るので「FFのグラフィックが生きていない」という残念さはあったが、遊べた。
結論として、ゲームを選べば DIVE IN は十分実用レベルに達していると思えた。
アドベンチャーゲームなど、動きの少ないゲームでは画面が美しく見えて、十分実用にかないそうなので、そういったラインナップが増えれば価格の安さもあってファンが増えるのではないだろうか。

反面、画面の動きが激しいゲームはブロックノイズがのりまくるし、操作が複雑なゲームはバーチャルコントローラーの操作性の悪さと入力の遅延でプレイに堪えない。
そのあたりをどうクリアするのかが、今後の課題と言えそうだ。