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大航海時代V インプレッション - 大航海時代ならぬ小航海時代。チマチマ貿易する楽しさを味うゲーム。

大航海時代V (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay)
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15世紀から始まったヨーロッパの海洋進出ラッシュ、「大航海時代」をモチーフにした海洋冒険シミュレーション最新作、『大航海時代V』がiOSに登場した。
今作はシリーズ初のアイテム課金式を採用し、ソーシャルゲーム的な仕組みが導入されている。
冒険が簡易化されて自由度が減り、航海するときには行動力(スタミナ)を消費し、船長や船はガチャで手に入れるシステムになった。

そのため以前とはプレイの感覚が変わり、コアな大航海時代プレイヤーにとっては耐えられないゲームになっている面もある。
だが、チマチマした交易の楽しさは健在で、そういう意味では『大航海時代』らしさを残したゲームともなっている。

今作のプレイヤーはリスボンの若者で、幼い頃に航海に出たまま帰らぬ父と不思議な力を秘めた【賢者の石】を探すために駆け出しの提督として航海に乗り出すこととなる。
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港で品物を仕入れ、交易で財をなして船団を作り、冒険に乗り出していくという大まかな流れは『大航海時代』そのものだ。
だが、その多くが簡略化されている。
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いままでのシリーズではプレイヤーが船を操作して冒険していたが、今作ではマップで行き先を指定するだけでオートでその場所まで移動する。
移動中は船の3Dモデルが表示され、嵐や海賊の襲撃などのイベントがランダムに発生する。
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▲イベント時には正しい選択肢を選ぶと被害を抑えられる。

もともと特定の航路を行き来して操船が作業的になりやすいゲームなので、3Dの船を眺めているだけでもそんなに違和感はなかった。
航海ルートは細かく設定できるので、酒場で得たヒントを元に航路を決め、港や遺跡を探す手探りの探索感も残っている。
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▲移動した先に港などがあれば地図に記載され、その後は簡単に行けるようになる。

航海士の獲得や、新しい船や装備もガチャで得る仕組みに簡略化(というか、基本無料化…)され、成長システムも【合成】となった。
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キャラには『チェインクロニクル』のキャラクターストーリーのように【列伝】というキャラ固有のクエストがあってキャラのストーリーも楽しめるので、「やや豪華なガチャ」と言えるが、それでも大航海時代のキャラクターは酒場で普通に入手できて欲しかったと思う。
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戦闘もそれに合わせて簡易化され、今作では3種類の近距離・中距離・遠距離攻撃の3すくみの関係のじゃんけん的なバトルになっている。
船や航海士が強い方が勝つシンプルなもの、オートで進行させることも可能だ。
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▲まあ、元々強い者勝ちバトルだったのでオートになってもあまり違和感ないけど。

簡略化されまくっている今作で、唯一新しいシステムと言えるのは、【マルチポルトラーノ】だろうか。
これは現実と異なる海図を手に入れると、ゲーム内の海図も変化する仕組みだ。
マルチポルトラーノを使うと、通常では航海できないルートを通って港を行き来できるようにもなる。
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▲陸の形が変わり、本来いけない場所にも行けるようになる。

ただ、マルチポルトラーノを導入しても、冒険の面白さは大幅に減っている。
過去作では最初からどんな場所にも移動できたが、今作では持っている海図の範囲でしか移動できない。
いきなり序盤から遠い港へ航海し、高値で取引されている品を運んで一気にお金を稼ぐといったスリルある航海はできないのだ。
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▲酒場と看板娘は残っている。むしろ看板娘は強化されているような。

で、こんな『大航海時代』が面白いかというと…個人的にはそこそこ楽しめている。

『大航海時代』シリーズの面白さは3つあると思う。
1つめはチマチマと貿易を繰り返し、少しずつ船団を大きくしていく「交易の楽しさ」。
2つめは危険を承知で外洋に繰り出して遺跡を見つけたり、遠くの地でレートの高い交易品を仕入れて儲けたりする「冒険の楽しさ」。
3つめは少しずつ船団を強化して大航海時代随一の艦隊を作り上げる、「頂点まで成長する楽しさ」だ。
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『大航海時代V』では、航海が簡易化され、段階を追って【海図】を手に入れなければ外洋には繰り出せない。
だから、無鉄砲な冒険はできなくなって「冒険の楽しさ」は格段に落ちた。
最強の航海士や船はガチャで手に入れなければならないので「頂点まで成長する楽しさ」も味気ない。
そういった楽しみ方をしていたプレイヤーは「このクソゲーがッ!」と言い放ってゲームをやめた方がいい。
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だが、1つめの「交易の楽しさ」だけは残っている。
誰でも、初めてこのシリーズをプレイした時は、近場の港を往復してせっせとお金を稼ぐ楽しさを味わったことと思う。
その面白さは残っている。
だから、近海での交易重視で遊んできたプレイヤーならばこのゲームを『大航海時代』として楽しめるだろう。
クエストでわかりやすく目標が示されるので、遊びやすさで言えば今作の方が上とも言える。

チマチマ遊ばないといけないので「大航海時代」と言うよりも、「小航海時代」になってしまっているが、その範囲で緩く遊ぶならばそれなりに楽しい。
先行リリースされていたAndroid版をプレイしているプレイヤーに聞いたところ、今のところ無理にガチャでキャラを出さなくても普通に進めるバランスらしいので、ゆるく大航海時代の雰囲気を楽しむゲームとしてはオススメできる。

アプリリンク:
大航海時代V (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay)

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