『アナと雪の女王： Free Fall』は人気のディズニー映画『アナと雪の女王』の公式ゲームで、ブロックをスワイプで移動させて消すマッチ3パズルだ。
言ってしまうと『キャンディクラッシュ』とほぼ同じ内容だが、連鎖中にもブロックを移動させ、プレイヤーが自力で連鎖を作れる【アクティブ連鎖】システムを採用し、よりアグレッシブに楽しめる。
雪と氷の世界が美しく表現され、氷を結晶が消えている様子を見ているだけで楽しい、一段上のパズルとして完成されている。
まず目につくのはディズニーらしい、雪と氷の世界を再現した丁寧な演出だ。
ステージを選択すると、画面が薄い氷の板で覆い尽くされ、ぼんやりと裏側が透けて見える。
この瞬間からゲームの世界観が伝わってくる。
ゲーム中にブロックを消すと、「ガシャンッ」と厚い氷を砕いたような音と共に粉々になり、本当に氷を砕いている気持ちよさがある。
連続でブロックを消すと、砕けた結晶が画面下部に溜まっていく演出もあり、見ていてシンプルに気持ちいい。
ブロックが落ちてくるときは「カチャカチャ」と耳障りの良い氷が擦れる音がするし、氷結の特殊ブロックを壊せば「パリーン！」と割れる。
雪と氷の世界というテーマと、気持ちよさを両立した演出だ。
それ以外の部分では、先ほど書いた通り『キャンディクラッシュ』とほぼ同じ。
ゲームはステージクリア型で、ステージごとに定められた条件を満たすとクリアとなる。
クリア条件はスコア以上獲得したり、特定の結晶を破壊したり、移動させたりと『キャンディクラッシュ』そのまま。
パズルは部分でも、スワイプでブロックを入れ替え、同色のブロックを3個以上つなげて消す基本ルールの一致は当たりまえ。
4個以上まとめて消すと特殊ブロックが出現し、この特殊ブロックを消すと周囲のブロックを巻き込んだりできる点、隣り合った特殊ブロック同士をスワイプでつなげると、より強力な効果を発揮する点もまったく同じだ。
縦持ち、横持ち両方で遊べるところも同じで、差を探す方が難しい。
ただ1つの違いは、【アクティブ連鎖】を取り入れていること。
連鎖中でもブロックを移動させることができるので、プレイヤーの意思で無理矢理に連鎖を作っていくことができる。
おかげで、無限にブロックを移動させられるステージでは連鎖をつくるのが楽しい。
ゲームは時間で回復するスタミナ式だが、ステージクリアに失敗したときのみスタミナが減少する仕組みなのでかなり長時間プレイできるし、ステージの難易度設定も絶妙で、何となくクリアできてしまうので作業のようにプレイしてしまう。
ブロックを消しているだけで爽快な気分が味わえるので、お手軽なパズルゲームが好きならハマるはずだ。
ただし、クリアには初期の配置に影響されるので運の要素が大きく、ガチでパズルゲーム求めている人には向かない。
『キャンディクラッシュ』のハイレベルなパクリで、楽しみ方も同じ。
陳腐化したシステムでのゲームパクリ派…というのはゲームの面白さよりも、キャラクターの強さで決まってしまいがちと思っているが、日本でこのゲームが成功したのはそれを示すいい例だと思う。
しかし、大手から出るならもう少しオリジナリティが欲しかったのも本音。
パクってキャラを乗せるだけというのは、システムを考えた人の利益を奪っているだけなので…今更3マッチパズルにそれを言ってもしょうがないと思うが。
評価：3.0（面白い）
課金について
スタミナの回復、パズル時のお助けスキルの使用や時間制限や動かせる回数の増加など（運の要素があるので数回やればクリアできることがあるので必須ではない）。
おすすめポイント
雪と氷の世界の雰囲気 爽快な演出気になるポイント
最終的にはクリアは運まかせ（バージョン1.5.0、GCドラゴン）
アプリリンク：
アナと雪の女王： Free Fall (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
動画：
