普通のゲームが存在し、補助的にiPadなどを使えるゲームはすでに存在している。
しかし、補助ではなく、2つの画面がある前提で作られたゲームならば、新しいゲーム体験を提供できるのではないだろうか？
そんな考えで作られ、KickStarter で資金調達中のゲームが『Salvaged（サルベージ）』だ。
プレイヤーは宇宙船サルベージ部隊の指揮官となり、4人の隊員を指揮して宇宙船を探索する。
依頼主は企業や政府などさまざまで、宇宙船のブラックボックスを改修したり、ときには機密を守るために宇宙船を破壊するミッションなどもあるらしい。
隊員への指示はすべて手元のタブレット（もしくはスマートフォン）で行い、プレイヤーが直接現場に出ることはない。
探索中の隊員の様子はPC用のモニターに4分割で表示され、その様子を確認しつつ指示を出すターン制のSLGとなる。
4分割の画面を監視するというと、ドリームキャストで発売された『エスピオネージェンツ』を思い出すが、こちらはかなりハードよりの内容になるようだ。
ゲームはX-COMを参考に構築しており、チームメンバーは死ぬと復活せず、サルベージに失敗し続けると資金繰りがショートしてゲームオーバーになる厳しめのバランスになるらしい。
厳しい宇宙の中で、4人の隊員の画面を見て情報を集めつつ、適切な指示を出すハードなSLGができあがりそうな空気である。
対応ハードはWindows、Mac、Linuxで、さらにプレイヤーはスマホかタブレットを所持している必要がある。
かなりハードルが高いゲームだが、開発者はサイトにてこう語っている。
我々は新しく、面白い物が作りたい。
そして、PCとタブレット、両方がないと遊べないこのようなゲームは企業のプレゼンを通りません。
なので、KickStarterで資金を募集することにしました。
ここで資金を得られなければ、このゲームは（企業のプレゼンを通らないから）開発できないかもしれません。
新しい、面白いものがやりたい方はぜひ投資してください。
うーむ、この歌舞伎者め！
個人的に心に火がついたので、90$払っておいた。
気になる方はこちらをどうぞ。
目標金額に到達するのはかなり厳しそうだが、大穴で任天堂が声をかけてWii Uで発売させてもいいのですよ…。
関連リンク：
Salvaged by Opposable Games — Kickstarter
