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Rail Racing レビュー - 弾丸のように走るカンタン操作の超高速レーシング。

Rail Racing (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
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『Rail Racing』は、あの『Reckless Racing』を作った Polarbit AB社のレースゲームだ。

ただし、今作はスローペースで地味に走る『Reckless Racing』とは真逆。
ミニ四駆風のコースを高速で走り、スリップストリームで超加速して派手にぶっちぎる爽快レースゲームとなっている。

このゲームではたった3ボタンで車を操作できる。
1つめのボタンはアクセル(もしくは、自動加速+ブレーキのどちらかを選ぶ)。
残りの2つはレーン移動ボタンだ。ミニ四駆風のコースは4レーンに分かれており、左右のライン移動ボタンでラン系ゲームのようにレーンをチェンジするだけで、細かいハンドルワークはないカジュアル操作だ。
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特徴的なのはライバル車の後ろについて風の抵抗を減らし、プレイヤーの速度を一気に引き上げる【スリップストリーム】システム。
他のゲームでも同じようなシステムはあるが、このゲームのスリップストリームは無敵モードと言っていいぐらいすごい。

なんと、スリップストリームに入っているときは、どんなに高速で走っていてもコーナーを曲がれるのだ。
ヘアピンカーブを最高速で抜けた瞬間、ライバル車の影から弾丸のように飛び出して抜き去るのが最高に気持ちいい。
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▲風を切る演出も最高。

ただ、必然的に高速でレースが展開するので、操作はシンプルでも難易度は決して低くない。
スピード調整を誤ったりスリップストリームに入り損ねると、コーナーを曲がりきれずに大きく減速してしまう。
先頭に立っても後続車をタックルで吹き飛ばしたり、スリップストリームをとられないように移動したりと、高速かつ正確なレーン移動を求められる。

また、コース上には加速パネルやぶつかると即転倒の障害物などが設置されており、これらの利用も瞬時に判断して行わなければいけない。
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慣れるまでは大変だが、慣れた後はこのスピード感が病みつきになり、ゆっくりしたレースゲームが物足りなくなるかもしれないほどだ。

レース中に流れるBGMの種類が少ないことと、後半のコースは複雑すぎて細部まで覚えないととてもクリアできないところが気になるが、不満点も多くはない。
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コースを走り終えると、レース結果に応じて★とコインが手に入り、★は集めると新ステージが増え、コインは車の購入やチューンナップに使える。
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▲他にも、コース上にある「EXTRA」の文字を集めてゴールすると、ボーナスステージが出る。

ゲームモードにはCPUと競うキャンペーンのほか、タイムアタック、ほかのプレイヤーのゴーストと競う対戦モードがある。
キャンペーン以外はやり込みプレイ用で報酬はないが、コースの細部が見て回るとゲームをまた違った角度で楽しめる。
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各コースの周囲には人形や子供が工作したダンボールの家など、さまざまなオブジェが配置されており、見るだけでも楽しいほど作り込まれているのだ。
ちょっとレースで一息つきたいとき、是非コースの周りを見てみて欲しい。
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ステージは基本40コースに加えて、100円の追加課金で10コースを購入でき、価格に対してのボリュームは充分。
プレイ時間も1レースは1分程度で終わるので、どこでも気軽にプレイできるスマホらしいゲームだ。

作りこまれた素敵なミニチュアの世界を背景に、風を切りながらライバルを追い抜かす爽快なレースをぜひ楽しんで欲しい。

評価:3.0(面白い)

おすすめポイント
簡単操作でスピーディーなレースが楽しめる
作りこまれたミニチュアの世界
 
気になるポイント
BGMが少ない

課金について
追加マシーンやカラーリングアイテムの購入に使えるゲーム内通貨(買わなくても十分手に入る)
追加コースの購入(なくてもボリュームは十分)
レースを有利に走れるブーストアイテム(クリアには必要ない)

(GCドラゴン Ver0.9.2)
 
アプリリンク:
Rail Racing (itunes 100円 iPhone/iPad対応)

動画: