ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

『Call of Duty®: Strike Team』アクションと戦術ゲームが両方楽しめる欲張りゲーム

Call of Duty®: Strike Team(itunes 700円 + iPhone/iPadの両方に対応)
課金:課金通貨(スキルや武器の購入が可能)
開発:
Activision Publishing, Inc
評価:
3.0(面白い)
cod7 (1)

FPSとRTSを合わせた面白いシステム
映画を見ているようなストーリー
一つの戦場を二つの視点で楽しめる

『Call of Duty』は小規模部隊や一兵士の視点からリアルな戦争の様子を描いた、FPS(主観視点のシューティング)シリーズ。
PC・家庭用合わせて1作あたり数百万本が売れるという超人気タイトルだ。
その完全新作『Call of Duty®: Strike Team』がiOS向けに登場した。
cod62

今回の特徴は、プレイヤーが直接兵士を操作して戦うアクションモードと、ドローンから指示を出して複数の兵士を操るタクティカルモードをゲーム中に切り替えながらプレイできること。
アクション・タクティカルどちらの操作をメインにしてもステージを攻略することは可能で、1つの戦場を異なる視点から楽しむことができるわけだ。
cod10
▲上空から指示を出す戦術モード。

では、ゲームの流れを説明していこう。
最初にマップからミッションを選択して内容を確認し、ミッションに合わせたた武器を選択する。
近距離用のSHTGUNや遠距離用のSNIPER RIFLESなど、それぞれに射程が異なる4種類の武器が存在し、部隊の1人1人の装備を選択してミッションに挑む。
cod4 (1)

武器の選択はタクティカルモードでは特に重要で、室内戦の多いミッションでチーム全員がSNIPERだと、囲まれて一瞬で全滅したりする。
アクションモードでも、プレイヤーが得意な武器があるかどうかで戦果が変わる。
この辺りは臨機応変さが必要になる。
cod9 (1)

アクションモードでのプレイ感は普通のFPSと変わらない。
主観視点で、スティックを操作して動かし、あたりを見回すには画面右側をスライドさせるか傾け操作。
左下のボタンでスコープでの狙い、立ちとしゃがみ状態のチェンジ、アイテムを使用するなどの操作が行え、アクションゲームとして進行する。
cod15

注目は左右にある▲のボタン。
赤く光って敵の方向を教えてくれるだけでなく、これをタッチすると自動的に照準が敵に合う。
「タッチで狙うのはちょっと…」という人でも、比較的簡単に敵を倒せるようになっている。
cod7 (1)

また、特殊部隊のチームで戦うゲームなので「仲間を呼ぶ」ボタンがあり、仲間を近くに呼び寄せて援護射撃をしてもらうことも可能だ。
このモードではプレイヤーの腕次第で大人数との戦闘になっても腕次第では簡単に切り抜けられる。
cod6 (1)

タクティカルモードは上空からの視点となり、部隊全員を同時に操ることができる指揮官モードだ。
画面左下の兵士パネルをタッチしてから移動したい場所を指定したり、攻撃対象をタッチすることで兵士が自動で行動する。
cod
▲移動中、各兵士の目的地は水色の戦で表示される。

2本指で画面を摘む方に操作することで拡大縮小が行え、指をスライドさせるとカメラが回転して戦場を様々な角度で確認できる。
アクションモードでは見えない敵の位置・向きが確認でき、隠密作戦で力を発揮する。
cod46

上手にプレイすると、敵に気づかれずにミッションを進行させることも可能で、ロッカーに隠れるなど『メタルギアソリッド』のようなプレイも可能。
これが結構楽しい。
cod17

どちらのモードをメインに進めてもほとんどの場所は攻略可能で、例外的にタクティカルモードのみで移動できる場所が存在する程度。
FPSが好きな人は今まで通りに、戦術ゲームが楽しみたい人はタクティカルモードをメインに自由に遊べる。
cod5 (1)

もちろん、使い分けの要素もある。
例えばタクティカルモードではスナイパーの射線や監視カメラの範囲などが確認できる。
下の赤い範囲はタクティカルモードで見た監視カメラの確認範囲。
cod22

アクションモードで同じ場所に挑むと、こちらにはなにも映らない。
個々のモードだけでもほぼクリアはできるが、使い分けることでより有利にゲームが進められる。
cod21
▲見えない!けど敵を倒すにはアクションモード有利。

AIも他のFPSより賢く、難易度を上げればゲーマーでも楽しめるはず。
気になったら試してみても悪くないゲームだ。

そして、ミッションをクリアすると経験値が入ってレベルと階級が上がり、新たな武器やスキルが装備できるようになる。
cod25

スキルはお金を払うことでPRO…つまりより効果的にすることができるので、プレイヤーのスタイルに応じて購入していこう。
また、手榴弾や回復パックなどもお金で購入する必要がある。
cod37

ステージクリアのたびに新しいステージが出現してストーリーが進み、おまけのサバイバルモードも開放される。
なお、サバイバルはアクションモードのみで経験値やお金を稼ぐアクションゲーマー向けのモードだ。
cod1
▲サバイバルで手に入る金が少ない上、弾薬を補充すると減るので注意。

もう1つ、FacebookかActivisionの独自アカウントに登録すると行える「チャレンジモード」というものがあり、こちらは「20分以内に60人ゲーム内で敵を倒すとお金がもらえる」などの要素。
あくまでおまけといったところだが、こちらはやっておくとゲームの進行が楽になるのでできればやっておこう。
cod2

グラフィックは『モダンコンバット5』などと比べてグラフィックは粗めだが、ムービー部分は映画のような雰囲気が出ているし、十分綺麗。
FPSでオンライン対戦したり、家庭用の『Call of Duty』を求めている人には合わないかもしれないが、2つのモードはそれぞれに楽しみ方があるし、ボリュームもあって充分に楽しめる内容だ。
ゲームマニアというよりも、ゲーム好きの人におすすめ。

iPhoneの小さい画面よりiPadでプレイしたほうが楽しく遊べるので、できればそちらで遊んでみて欲しい。

また、iPhone4Sでプレイすると落ちやすいので、再起動した上、Twitterやメールなどの通知をすべて切った状態でプレイした方がいいだろう。
cod3
▲タレットは特に落ちる…!重くなったら撃つのをやめよう。

(バージョン1.0.0 GCドラゴン)

アプリリンク:
Call of Duty®: Strike Team(itunes 700円 + iPhone/iPadの両方に対応)

動画リンク: