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『俺のピョコラン』と俺。:iPhoneゲーマーな日々93

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AppStoreに大量にある無料系ゲーム。
正直、そのほとんどはプレイする時間が惜しいぐらいどうでもいい…というと言い過ぎかもしれないが、きちんとお金を払って買うアプリのほうが楽しいので「どうせ同じ時間プレイするなら、少し金を出してより楽しいアプリをやるよね」という思考になりがち。

今回はそんな無料アプリの1つ『俺のピョコラン』の話。

『俺のピョコラン』は縦画面・ワンボタンのシンプルな組み合わせ。
「縦画面で電車内でできるようにして、ワンボタンなら立っていてもプレイできるぞ…!」
という開発者のつぶやきが聞こえてくるようである。

それが悪いわけじゃないが、この手のアプリは無理やり縦画面に対応して「ああ、横ならもっと面白いのに…」という状況になってしまっていることも多いのだ。
で、腹の虫の居所が悪かったのもあって、このアプリを起動する前に消してゲームキャストの新作一覧から除外してしまった。
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▲真中のボタンだけが操作。

しかし、後日「ああ、やっぱゲームはとりあえずやらないとだめだよね」と起動してみるて、今回の記事に話しになる。
プレイしてみると予想通りシンプルゲーで、左右からやってくるカエルを避けつつ、上から降ってくるコインを取っていくアクションだ。
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キャラクターは自動で前に向かって移動し、プレイヤーのできることは方向転換だけ。
なお、左右の画面端はつながっており、右端へ移動すると左端から出てくる…という仕組みだ。
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ああ、超シンプル系ね。
無理なくまとめている感じと画面が縦で狭いのを生かしているのがまだ見どころあるかな。
なにげに背景が動いていたり、効果音やBGMがきっちりゲームにマッチしているし、よくある無料系ゲームよりよくできているじゃん(すごく上から目線)。

などと思ってプレイすること10分…完全にハマった。
このゲーム、かなりよくできている。

まず、ジャンプしているカエルの動きの納得感。
カエルの動きはそこまで早いわけではなく、ちゃんと見ていればまず避けられる。
だから、やられても理不尽な感じがあまりない。
あくまで死ぬときは自分の不注意。
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そして、たまに出てくる“俺玉“の存在。
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▲「俺」が目印。

コイツを取ると“俺モード”に突入し、音楽がアップテンポになり、敵に体当りして倒せるようになる。
普段逃げ回っているだけにこれが爽快。
また、ゲームスピードもこの時だけ早くなっていて中毒感がある。
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ほんと、これだけなんだがかなりハマる。
気づいたら電車の中でもプレイして、世界3位に…。
なんというか、パックマンから続くシンプルアーケードゲームの流れにこのゲームがある…というと褒め過ぎかもしれないが、アーケードの系譜のゲームとしてちゃんと仕上がっていた。
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AppStoreで新作を見ていると「無料だからこの程度でいいか」という感じのゲームがある一方、できる範囲できっちり作っているアプリもある。
やっぱりゲームは見た目だけで判断できない…『俺のピョコラン』に改めて教えられたのであった。

アプリリンク:
俺のピョコラン(itunes 無料 iPhone/iPadの両方に対応)