課金：ゲーム内通貨（通常プレイで腕次第でそれなりに手に入る）
開発：2K PLAY
評価：3.0（面白い）
＋ コミカルな動きを見せるキャラクター
＋ 手の込んだビジュアルのステージ
＋ フン爆を続けることでコインがどんどん増える仕組みが楽しい
－ 下品。
鳥を操るコントローラーを手に入れた少年が、鳥を操って人にフンを落としまくる…そんなどうしようもない設定の、文字通り“クソゲー”が登場。
おっと、クソゲーと聞いてブラウザを閉じるのはちょっとまって欲しい。
『Turd Birds』（Turdとはうんちのこと、ストアではTurd Birdsでひっかかるが、タイトルは伏字になっている）はその設定とは裏腹にオリジナリティがあって面白い『Temple Run』系ゲームに仕上がっているので、是非プレイしてもらいたいゲームだ。
基本的にはターン操作がなく、左・右・真ん中の３レーンをスワイプで移動する『Temple Run』系。
▲ひたすら障害物を避ける！
このゲームが素晴らしいのは、フンの要素を除いてもTemple Run系ゲームとしてみてもいい感じにできていること。
500m進むごとに景観が変わるので「この先に進むとなにがあるのかな？」とついついプレイしてしまう物量。
先に進むとタコの触手やら宇宙人やら…どんどん出てくるものがエスカレートしていくのもポイントだ。
グラフィックもなかなか。
ギミックもそれなりに豊富で、扉を開けるスイッチや前から飛んでくるUFOなどバリエーションがある。
そこにこのゲーム最大の特徴は、画面タッチで落として“フン爆”の要素が入る。
その演出はまさにお下品の一言。
フン爆された被害者は鳥のフンまみれになり、その場に立ち尽くす。
車にフン爆すれば車が汚れ、止まる。
極めつけはステージの境目にある巨大写真。
まず、突然食べ物が空中に現れ、それを取得していくとフン爆ゲージが溜まっていく。
そして、GameCenterのフレンドのアイコンがそのまま巨大になって出現！
ここでフン爆すると歓声とともに大金が入手できる。
▲アプマガさんごめん。
で、このフン爆はただ下品な演出ではなく、しっかりゲームを面白くする要素として機能しているのがポイント。
フン爆に成功すると、画面右上の倍率ゲージが上がっていく。
すると、フン爆に成功した時に得られるコイン・道中でミッションをこなしたときに得られるコイン、フレンドの写真にフン爆したときのコインが全てその倍率で増加していくのだ。
だから、フン爆を上手くこなすとものすごい勢いでコインが溜まっていく。
▲ゲーム中にミッションが提示され、一定時間内に指定キャラにフン爆すれば成功。
上達すると溜まったコインで鳥をパワーアップさせるだけでなく、消耗品を毎回購入するのも苦にならないので、フン爆するほどに金が貯まって買い物する楽しさを得られる。
後半になって難易度が上がると難しいだけでなくて「今、俺すごいコイン稼いでるよ！」という脳内麻薬も同時に出る。
もう1つ縁の下の力持ちとして、日本語訳もまた素晴らしい。
フンを落とすことを“フン爆”と訳しているのも雰囲気が出ているし、ミッション名も子供にフンを落とすときは「これぞクソガキ！」など、完全に日本語として違和感なし。
▲はやてのフン爆者とか、わけわからん単語もいいセンス。
題材が題材だけに『Temple Run』系が好きなら誰でも…とは言わないが、気になったら是非やってみて欲しいゲームだ。
この系統のゲームでもに久々の新星だ。
アプリリンク：
T**d Birds™ 基本無料 iPhone/iPadの両方に対応
動画：
