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iPhone版『ファイナルファンタジーIV』がポリゴンなのに懐かしくて感涙する:iPhoneゲーマーな日々35

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正統派RPG『ファイナルファンタジーIV』と、オープンワールド系究極RPG『Ravensword:Shadowlands』がまさかの同時リリース!
どちらか一方しかできないということで、ゲームキャストの幽霊レビュアードラゴンが FF4 を、自分が Ravensword を担当。
そして、10分後。
夜中なのに電話がなり…「トシさん、FF4のできが良すぎますよ!まずOPが…(以下略)」。
早口でまくし立てるドラゴン。
そんなに良いわけが…あった…すいません、昨夜はFF4しかプレイしていません。
やっぱり、スーパーファミコン世代にしてみるとFFって遺伝子に刻み込まれているよなぁ…。
という懐かしさだけでなく、ゲーム部分には問題を感じず、その上で物語の演出が良くなったことでFF4の中で一番良い作品になっているかもしれない、とまで感じられた。
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▲物語重視系で演出・グラフィックの進化はやっぱり重要。

ポリゴンになったキャラクターはドット絵よりも天野絵に近い。
このキャラがちゃんと動いて物語が展開するだけで物語の雰囲気が圧倒的に良くなっている。
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▲DS版よりグラフィックが細かくなっていてアップに耐えるのも◯

そしてキャラクターボイス!
悲惨なシーンも、SFCではあまりリアリティがなかった。
が、キャラクターの芝居と、マッチしたボイスが物語をひきたて、のめり込ませてくれる。
正直、見た目が全然違うのにオープニングと序盤のイベントシーンの演技・懐かしさに泣きかけた…。
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▲リディアとの出会いは悲惨さが増してより悲しさに引き込まれる。

ファイナルファンタジーIII』は一部描き直しだったが、今回は完全描き直しと言った感じで、グラフィックの粗が目立つことはない。
街や城の内部もなんというか、絵画のような趣が…ドット絵の良さとは異なるが、おそらく今までで一番美しいFF4。
街の映像を見ているのが楽しい。
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ネミングウェイがいたり、旧作からあまり削られていない印象なのも良し。
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最初にゲーム難易度を選ぶけども、ノーマルを選んでも十分戦闘は厳しめ。
他のiPhone RPGとは次元の違う難易度。
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適当にオート戦闘していると結構ピンチになる。
だが、このバランスがなんとも懐かしいというか「やっている」感じでいい。
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バーチャルコントローラーがタッチした位置に出現するだけでなく、ホールドしたままならそのまま指が外れても動かした方向に移動してくれるので、移動がしやすい。
いままでのスクエニのゲームにはスティックに遊びがあって操作しづらかったが、今回のスティックは過去最高。
強いて言えば、ダンジョンでは周囲の見えている範囲が狭すぎてもう少し縮小画面で見たかったぐらいか。
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▲さすがに物理コントローラーと比べると劣るけども。

とにかくポリゴン化しても全体から漂う“FF4感”、そして深くなった演出、ゲームの手応え共に現時点では申し分なし。
FF4 が好きだったなら、日本的なRPGがプレイしたいなら、購入して損のない大作になっている。
まさか、Ravenswordをプレイする予定を変更してまでやってしまうなんて…悔しい…でも、やっぱりできがいいからプレイしちゃう!
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「ポリゴンの移植なんて…」

と思わず、ぜひプレイしてもらいたい。
今年のスクエニおすすめ作品は『SYMPHONICA』で終りと思ったが、最後の最後で大物が来てしまった。
定価は1800円はむしろお得。
とりあえず、すごく良かったのでまずはインプレッション記事ということで、クリア後にまたレビュー記事を書きたい。
ただ、時間が…た…り…ない。

アプリリンク:
FINAL FANTASY IV (itunes) iPhone/iPadの両方に対応