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レビュー:ガチンコベースボール 説明書のない野球ゲーム…ポテンシャルはある

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タイトル ガチンコベースボール
ジャンル スポーツ
価格 350円
アプリ内購入 なし
日本語対応 あり
販売元:セガ | Version:1.0 | GameCenter:なし | 対応機種:iPhone / iPod touch /iPad | レビュアー:トシ
評価:2.5(値段通りに楽しめる)
バッティング・ピッチング共に野球ぽさがあって楽しめる
1ゲームが長い(中断は可能)
演出が飛ばせないのでテンポが悪い
ガチンコベースボールはガラケー時代から続くセガのスポーツゲームシリーズ「ガチンコシリーズ」の野球ゲーム。
選んだキャラクターが打者と投手を兼ね、攻守交替しながら1対1で戦う。
このゲーム、ゲーム終了時にアドバイスが出てくるが、プレイヤーが自分から操作方法を調べることは一切できない。
なので、今回は全て細かく説明していく。

キャラクターには「打」「投」「守」の3つの能力と最大3種類の「MAGIC BALL」、つまり魔球がある。
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バッティングのときは画面をタップすると、タップした位置に向かってスイング。
球の周囲に表示される2つの円が重なる(外側の円が赤くなる)ときに合わせてスイングすると遠くに打球を飛ばすことができる。
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コツとしては上の画像(右)のように重なりきる少し前ぐらいにタップする感じか。
もちろん、打球が通過する位置をタップしなければタイミングがあっていても空振りになるので注意。
「打」が高いとタイミングを合わせやすくなる。

ピッチング時はまず4つ(それより少ないキャラも居る)のアイコンから球種を選ぶ。
左上が通常投球、それ以外が魔球。
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球種を選択するとバッティング時と同じように画面に2つの円が表示され、重なるタイミングで球を投げたい場所をタップする。
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通常投球を選んでいる場合、ピッチング時にタップした指を離さず上や下にスライドさせると変化球を投げる。
キャラクター選択時にスライドさせる方向ごとに投げられる変化球が見られる(「打」などの文字のあたりをタップで表示される)ほか、球種選択のときに「投」の周囲にある矢印でスライドさせて変化球が投げられる方向がわかる。
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2つの円があまり離れすぎているとき、もしくは重なったタイミングよりも後にタップすると「ミス」…つまりすっぽ抜けの投球になる。
ほとんどの場合、打たれるとホームランになってしまうので注意しよう。
「投」が高いと、投球のタイミングを合わせやすくなる。
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打たれてしまった場合、グラウンドの赤い枠に入れば「野手が取れる打球」とみなされてアウト。
そうでない場合、手前ならヒット、奥のゾーンに入るとツーベース・スリーベースヒットになる。
この赤いゾーンはキャラの「守」が高いほど広い。
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魔球を投げると画面と球がひかり、止まる魔球やジグザグに動く魔球など通常ありえない弾が投げられる。
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ゲームモードは3イニングで勝ち抜いていく「勝ち抜きモード」と、1イニングの勝負を続けて連勝数を競う「サバイバルモード」の2種。
初期は一部のキャラと「サバイバルモード」がロックされており、ゲームを進めていくか「ガチンコ★メダル」を消費して開放できる。
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「ガチンコ★メダル」は課金ではなく、セガ製品をインストールして起動すると入手可能。
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単調に投げていると打たれてしまい、様々な球を投げ分ける必要がある投球、タイミングを合わせて打っている手応えがある打席と、基本的な部分はかなり良い。
操作方法は十分対戦に耐えうる内容で「対人戦や育成モードを作りこめばパワプロポジションもいけるのでは?」と思えるほど。

が、現状では問題が多い。
ゲームは慣れるとぽんぽん撃てるわりに打撃の演出は飛ばせず、1イニングが長いのもあってテンポが悪い
もう少し短時間で気楽に楽しめるモードがあっても良かったはず。
また、ヘルプがないという致命的なポイントや、目立たなすぎて見つかりづらい「BACK」や「OPTION」のアイコン、選手の変化球を見る操作のわかりづらさなど設計に親切さが足りない。
※説明はバージョンアップで実装されたので普通のゲーム程度には親切になった

ゲーム内容のポテンシャルはかなりあると思うので、今後のアップデートにも期待したいところだ。
現状でも野球好きなら試してみる価値(記事執筆時点ではセールで170円になっている)はある。

ガチンコベースボールの詳細・DLはこちら(itunes)