レビュー:ロボ5 詰将棋のような良質パズル
- パズルゲーム
- 2012年05月05日
ひたすらにブロックを登ってゴールを目指すアクションパズルゲームだ。
アダルトな演出で話題になっていたが、ブロックを動かしながら遥か上にあるゴールを目指すパズルアクションは斬新さと歯ごたえのある面白さがあった。
今回紹介する『ロボ5』は、それをiPhoneに持ってきてしまったゲームだ。

元となったキャサリンと同じく『ロボ5』もブロックを動かし、頂上にあるゴールを目指して上っていくアクションパズルゲーム。
ブロックを押し引きして足場を作って上り、ゴールにたどり着けばステージクリア、エネルギー(ブロックを動かす回数制限)が尽きるか、ステージによっては制限時間を過ぎるとゲームオーバーとなる。
ロボは段差のない通路ならばタッチしたブロックを目指して移動する。
段差がある場合は段差の目の前まで移動してから目標のブロックをタッチして移動する。

1ブロック分の段差までしか登ることができないので、2ブロック以上の高い壁はブロックをドラッグして左右、奥と手前に動かして上る。
例えば2段あるブロックならば…

このように手前に引いて1ブロック分の段差にして登っていくのだ。

なお、ブロックは辺が繋がっていれば落ちないが、あえて押すことによって上のものを落としたり、ステージを崩して大胆に形を変えることもできる。
また、ロボはブロックの側面にもぶら下がることが可能。
ぶら下がりたいブロックより上にいる状態で…

ぶら下がりたいブロックにタッチするとぶら下がり…

そのままロボをスワイプするとぶら下がったまま移動する。

以上の操作を駆使してゴールに向かう道筋を探すアクションパズル。
操作自体は単純ながら、積み上げられたブロックから正解の道を探すのは後半になるほど難しく、1つの正解を考える場面が多い。
1手1手を考えて正解を探りだしたときの達成感はかなりのもの。
難易度はそこそこあるが、巻き戻しボタンでペナルティなく何度も巻き戻せるので、試行錯誤でクリアすることも可能だ。
そして、このゲームのもう1つの魅力はその雰囲気。
どこともしれない場所で「ロボ」が目覚め、謎の声に導かれて進んでいくうちにロボの秘密が明らかになる…というストーリー。
全体的にやさしくも物悲しい雰囲気が醸しだされている。

ステージをクリアする際に移動させた「ブロック移動回数」「クリアタイム」「ボーナスアイテムの完全収集」の3要素によって最大3つまで★がもらえるようになっており、★の数に応じてバックストーリーを記した日記が読める要素も。

元になったゲームをうまくiPhone向けに落としこんつくられたパズルゲームなだけでなく、オリジナルなストーリーと雰囲気でこの値段で楽しめるのはお得。
きっちり作られたパズルゲームがプレイしたいなら絶対におすすめ。
そして、元となったキャサリンはステージの作り、演出など全体でロボ5を上回っている作品なので、このゲームを気に入ったらキャサリンをプレイしてみてほしい。
動画
コメント一覧 (3)
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- 2012年05月06日 19:41
- SNKを買収したり、キャサリンをパクったり、最近のカプコンは凄いな。 さすがパクリじゃない方のゲームロフト。
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- 2012年05月06日 20:02
- ▼1さん
そのとおりみたいです。
開発者が日本で売るために削除したと言っていました。
このようなケースは多いみたいですね。
▼2さん
うわーー!!
ありがとうございます。
しかし、これだけ連続すると落ち込む…。
すいません。
日本語版がでたので削除されてしまったんでしょうか