レビュー:SharkDash 軽くAngry Birdsは超えた。物理パズルの新定番。
- パズルゲーム
- 2012年04月19日

タイトル | SharkDash |
---|---|
ジャンル | アクション物理パズル |
価格 | 85円 |
アプリ内購入 | ゲーム内通貨購入(ゲーム内で十分入手可能) |
日本語対応 | あり |
販売元:gameloft | Version:1.0 | GameCenter:なし(独自実績あり) | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:トシ |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |

サメのおもちゃの「シャーキー」と仲間たちが平和に暮らすお風呂に、ある日、凶悪なアヒルのおもちゃが押しかけてきてシャーキーの恋人「サリー」を誘拐してしまう。
怒ったシャーキーはアヒルのおもちゃたちを風呂から追い出すべく戦いをはじめる…という普通のゲームでは悪役のサメがアヒルを相手に戦うユニークなストーリー。

ゲームはアヒルにサメをぶつけて食べさせる物理パズル。
『Angry Birds』のようにサメを指で引っ張って…

離すとひっぱった方向と逆方向にジャンプ。
ステージ上のアヒルを全て食べるとクリアになる。

お風呂には「石鹸」「入浴剤」「泡」など様々なものが配置されており、上手に利用することでステージをクリアしていくようになっている。
よくある物理パズルと言えば、そうなのだが『SharkDash』は作りこみが半端ではない。

上手く通り抜けると「スポン!」と気持ち良い音と共に加速する浮き輪、ビニールを破く破裂音、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のように丸まって移動するウォータースライダーなど、音も見た目も仕掛けが気持ちイイ。
次にこの手のゲームはターゲットが移動しないが、このゲームはターゲットのアヒルが水面を移動したり、お風呂のギミックにハマればそれを利用するようにできている。
物理パズルの醍醐味といえば適当にプレイしていても意外な動きのおかげでクリアできるびっくり感だが、アヒルが動くこのゲームではその意外性がパワーアップ。
「え、こう来ちゃうの!?」
という驚きが何回も体験できるだろう。
ということで、論より証拠。
序盤3ステージをプレイしている動画を用意してみたのでぜひ見てみてほしい。

ステージ数は1ワールド24ステージで、全4ワールド96ステージ。
1ワールドごとに新しい能力を持ったサメが出てきてゲームに変化があり、飽きない。
後半はアクション要素が少し強くなり、相応に難しくなる。

アプリ内にはショップがあるが、購入できるのはゲーム中に1手巻き戻すアイテムとサメがちょっとだけパワーアップできるアイテム、そしてステージのアンロックなので、ショップのせいでゲーム本体の面白さがなくなることはないしちゃんとプレイしていれば購入もできるので安心。

正直、斬新さがあるかと言われるとない。
が、そのステージの作りこみは素晴らしいの一言。
最近は私も慣れてしまって普通のパズルゲームで驚くことは少なくなっていたが、このゲームでは何度も驚かされた。
かと言ってパズルマニアしか楽しめないのではなく、動きの面白さ、爽快な操作感、ある程度までは適当でもクリアできる良い意味でのいい加減さが散りばめられており、誰もが楽しめる。
適当にプレイして面白く、きっちりクリアするとまた面白い。
iPhone、iPadを持っているなら是非プレイしてみるべき1作。
単にステージ数を揃えるだけのステージがほとんどない、本当に作りこまれたびっくり箱のようなパズル。
これからはiPhoneを買って最初にダウンロードするべきゲームは『Angry Birds』ではなく『SharkDash』だ。
評価は3.5寄りの4.0で。
SharkDashの詳細・DLはこちら(itunes)
動画
コメント一覧 (3)
-
- 2012年04月19日 20:19
- ▼1さん
早速の意見ありがとうございます。
4.0以上を出した後はいつも反応が気になる…。
何打で…というのはバスタブのところにゲージがあるのですが、わかりづらいですよね。
私はいろいろ詰め込んであるところが「こりゃすごい!」と思ったんですが、カジュアルゲームだと確かに詰め過ぎなのかもしれません。
参考になります。
コメントありがとうございます。
-
- 2012年04月26日 01:44
- >カジュアルゲームだと確かに詰め過ぎなのかもしれません。
という一文、非常に示唆に富んでるような気がします。このテのカジュアルゲームも一通り出尽くしつつある中、プレイヤー側のプレイスキルもあがってきてて、という状況で、どこで簡単/煩雑の線引きをするか制作側としては悩ましいところでしょうね。
ANGREY BARD系のゲームは発射地点が、スティックマン ゴルフのようなゴルフゲームはゴール地点が固定されてて、分かりやすくしてますが、これはそのどちらもが変動するので、ちょっとややこしく思います。ゴルフゲーム+アングリーバードというコンセプトなんでしょうが、ちょっと詰め込みすぎかなと思います。
あと、何打で実際にゲームオーバーになるのかよく解らないので緊張感がないのと、狭い中で残ったアヒルを狙って右往左往するのが、面倒でした。
面白さが解れば面白いんでしょうが、既製のゲームとちょっと違うので理解できるまで時間がかかりそうです。