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1週間アプリチャレンジ:ラスト あなたも一緒に超水道の次回作を作りませんか?

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『'99〜恐怖の大王と放課後の女神〜』がリリースされてはや4日。
すでに読み終えてくださっている方も多いかと思います。
手前味噌に聞こえるかもしれませんが、読むことに特化し、小説として読むことに違和感のないユーザーインターフェース、効果的に使用されている音楽などによって一段進化した小説になっていると思います。 数年前に電子書籍といえば「電子化するんだから、今までの本が出来なかったような演出があって、本も進化するんだろうな」と私は思っていました。
ですが、今周囲を見渡すと「紙の本と同じものがiPadで本が読める」ぐらいの勢いになってしまっています。
正直、私は電子書籍に絶望していました。
「いつになれば、自分が読みたかった電子書籍は出てくるんだ」と。

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そこに、「小説がデジタル化したら、当然これぐらいは進化する」と昔に思っていたままの内容でアプリが「どん!」と出てきました。
それが『森川空のルール』です。

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アドベンチャーゲームのように読む前から雰囲気で拒絶されず、あくまで見た目は普通の小説。
ゴテゴテと常に絵が出ていることもないし、基本は文字だけで集中して読むことができる。
だけども、ここぞと言う所でCGやエフェクト、音楽が盛り上げてくれる…。
嫌味のない「進化した小説」がそこにありました。

もちろん、小説としてのクオリティが一低の水準に達しているというものはありますが、それ以上に私は超水道に電子書籍の未来を感じています。
恐らく、今後も応援していくことになると思いますが、一連のノベルアプリを見て同じ思いをいだいてくださった方も多いかと思います。

今回はAmeroadを通じてファングッズを売り、制作資金を集めようという試みを行なっています。
その中で3000円以上のグッズを購入すると、スタッフロールに載る権利を得ることができます。
これは文字通り、ファングッズ購入を通じて超水道と一緒に作品を作っている証です。
ファングッズを買ってくれたお金が、そのまま超水道の創作に反映されるのです。

アプリやゲームというのは商品でありますが、作品…いうなれば芸術品という側面もあります。
超水道は「芸術品」であることを重視しており、収益化のためにアプリのクオリティを下げることを極力避けています。
例えば、無料アプリに広告を入れればダウンロード数から考えてそれなりの収益になるはずですが「ノベルへの没入感を妨げる」という理由でやっていません。
『'99〜恐怖の大王と放課後の女神〜』に関しても、無料版で十分楽しめるものになっていることはダウンロードした皆さんが感じているかと思います。

私としては、商品であることを重視して作品であることを軽視するものが増えてきた昨今について考えるところがあり、今回宣伝の一部を引き受けさせてもらいました。
それが「1週間ノベルアプリチャレンジ」という一連のシリーズ記事となります。

その締めくくりとして「一緒に超水道を応援しませんか?」と、私に共感してくれる方々に向けて今回の記事を書かせていただきました。
無料でそれなりのアプリが出続けることは重要かもしれませんが、これははっきりい言って極端なデフレです。
金が儲かりやすいスタイルのもの以外は、作者にリターンが少ない状況は不健全な状態を招くと考えています。
例えば、一部のソーシャルゲームのスタイル。
商品であるまえに作品であることを重視しし、商業的な成功のみを語る(ソーシャルゲームの講演で、面白かったかではなく儲けるにはどうするかばかり語られるのはその異常さを示していると思います)ような不健全な事態になりかねません。

商品としていいものを作る一方で、作品としていいものを作ることを置き去りしない仕組み、良い作品を応援する仕組みが必要と考えています。
私は超水道が出すようなノベルアプリがどんどん増えていくことで、電子書籍の未来が切り開かれ、良いものが増えていくように感じています。

お金だけが応援というわけではありませんが、もし、今回アプリをDLした上で、これを見て私と同じように超水道を応援したいと感じた方がいらっしゃいましたら、Ameroadを通じて応援していただければ幸いです。
応援の数だけ、超水道はクオリティの高いものを創りだして行ってくれると思います。

Ameroadで売っているファングッズの詳細はこちらをご覧下さい。

超水道の無料アプリたち
森川空のルール
学生時代の青春モノ。
爽やかでさっと読めます。
ヴァンパイアハンターHIROSHI〜Around the Clock Show!〜
多分、超水道的には出世作。
ドタバタ現代ヴァンパイアもの。
こちらは普通のアドベンチャー的な構図。

'99〜恐怖の大王と放課後の女神〜
今作。1週間とはいえ、今までの超水道の集大成的アプリ。
気に入ってます。