ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

痛烈!2011年最優秀ゲームTiny TowerのメーカーがZyngaのパクリ(と思われる)ゲームに警告メッセージ!

Zyngaといえばソーシャルゲームの大手であると共に、ゲームアイデアに全く敬意のない態度で有名なメーカー(GIZMODE)で、他メーカーのゲームを完全にパクった後に潰してきた過去がある。
だが、今度の獲物『Tiny Tower』は泣き寝入りといかないようだ…。
『Tiny Tower』はiPhoneのフリーミアムゲームとしてリリースされ、昨年はUSのApple Rewind 2011で最も優秀なゲームとして選ばれた作品。
住人の世話をしながら、お金を稼いでタワーを増築シミュレーション。

非常に成功したフリーミアムにZyngaが目を付けないわけがない。
過去の華々しいパクリ履歴(dekunology)を見ても明らかである。
ZUMAの前に『パズループ』があったように、ソーシャルゲームには大元のネタがあるわけだが、Zyngaはパクリ元作品とアイテムや敵のパラメータまで一緒という事までやってのけていたので言い訳もきかない。

しかし、パクリでありながらもソーシャルゲームの面白さは「どれだけプレイヤーがいるか」にも左右されるため、同じゲームであればユーザー数が多いZyngaが魅力的に映る。
すると、パクリ元は落ちぶれていき、最後にはZyngaと手打ちをしてささやかな金額で泣き寝入りするわけだ。

Zyngaの新しい餌食はTiny Tower。
リリース予定の新作『Dream Height』は見た目以外それそっくりである。
今回もZyngaがやってしまうのか…?
と思った矢先にTiny TowerのメーカーNimbleBitはZyngaに厳しい態度で反応した。
以下がNimbleBitがZyngaに宛てたメッセージである(クリックして拡大してみて欲しい)。
dearzynga
どうみてもそっくりである。
もちろん発売前のゲームだから、実際は異なるかもしれない。
が、今までの実績から言うとその可能性は非常に低い。

しかし、「これはパクリだから発売禁止」と言うのは難しい。
ゲームは既存ゲームのマイナーチェンジ、改良で進化していきた歴史があり基準が非常にあやふやである。
今回も、フリーミアムでないゲームで「The Tower(iPhoneAC)」というマンションの人口を増やして拡張する同系統のゲームがあり、多少内容が異なっていた場合、一概にパクリとは言いがたい。

ソーシャルゲームは伝統的に、パクリの業界で、配信されているゲームのシステムもファーム系はこう、カードゲーム系はこう、と判子を押したように似ている。
新しいシステムが人気を集めれば、即座に他のゲームにも同じような仕組みが導入される。
この業界に「アイデア」「著作権」が認められたらどうなるのか。
これはちょっとした見ものだ。

参考リンク:
Tiny Towerの詳細・DLはこちら(itunes)
Tiny Tower developer goes on the offensive over Zynga's new iOS freemium tower-building game Dream Heights | Dream Heights(Pocket Gamer)