ゲーム目的ならAndroid時代はあと2年こない
- つぶやき
- 2011年05月09日
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「Androidが来る!」
「来年はAnrdoidの年」
と言われ続けて2年ぐらいたつ気がするが、ことゲームにおいてはAndroidは「マシになった」程度である。
1年後は…などと言われて様子を見たり、Androidを選んでしまう(あえてこのような言い方をしよう)ている方も多いのではないか。
そこで、1度契約すると2年は替えられない携帯を、iPhoneにするべき理由を今日は説明しようと思う。
iPhoneブログだからiPhoneびいき?
いやいや、iPhoneがよりゲームハードとしていい状態だからこのブログがあるのだ。
今回はそう思っている理由を書いていく。

上は調査会社によるUS市場の携帯ゲーム機シェア。
なんと、2009年はiOSのみで19%だったものが2010年にはiOSとAndroidの合算で34%へ。
(2009年のAndroidは無視できるほどの市場)
2010年はAndroidとの合算だがAndroidの貢献はかなり少ないと予測される。
Techcrunchのデータによれば、Androidマーケットの市場はAppStoreの5%であるから、Androidが携帯ゲーム機市場に閉める割合は多くても1.6%と予想される(Androidは売り上げ全体でゲームが占める割合がiOSより低いため、実際はもっと低いと思われる)。
2009年から2010年の成長率は800%以上だが、これはAndroid市場が2009年は皆無に等しかったため。
この調子で成長することはあり得ないはずだが、仮にあり得たとしても1年後もiOSの後塵を拝しているのは間違いない。
このような記事もあるが、Androidユーザーの購買力はiOS系と比べて大きく劣る。
有料Androidアプリの購入状況、Googleは不満 - ITmedia Newsで見られる通り、課金方法の不備もあるが、Androidの物価が安すぎるため「無料ですむ」というのもある。
ニュースには当分Androidに有利そうな派手な記事タイトルが並ぶが、実態は寒い状態が続くはずだ。
これは米国のことなので、最大手キャリアがiPhoneを売らない日本ではAndroidが幅を利かせてくることは考えられる。
だが、もっともすごいゲームを出してくるであろう海外メーカーや大手の日本メーカーも市場規模の大きいiOSをメインにすると考えられ、日本向け出る独自のAndroidゲームはフィーチャーフォンの移植や、簡易なものがメインになるだろう。
2.ハードウェアの多様性が邪魔をする

iOSのゲームの強みは、なんと言ってもAppleがハードを強力に統制していること。
ゲーム開発のインタビューで「ハードの性能を使い切りました」などと制作者が言っていることがあるが、これがAndroidでは難しい。
Appleであれば、画面の解像度はRetinaと旧ディスプレイ、さらにがんばってもiPad。
CPUなども同じものを使用している。
その結果、Infinity Bladeのように限界までハードを酷使したゲームが出来上がるわけだ。
しかし、Androidは多種多様。
画面の解像度からCPU、何もかもが異なってくる。
ゲーマーを喜ばせる最新、限界のゲームはなかなか出てこないだろう。
現在でもまずiOSで新作が出てそれからAndroidへ移植されるという順序。
この状況は当分続くし、一部のゲームはiPhone以外では出ない状況も続くはずだ。
3.欠陥品iPhone4の時代がそろそろ終わる
上記2点だけで2年持つ理由として十分で、はっきり言ってこの予測は蛇足かもしれない。
が、今からiPhone4ホワイトモデルを買われても困るのであえて書く。
(欠陥機というのはゲームに関してで、それ以外では良い、というのもフォローしておく)
iPhone4世代はゲーム機としては優秀ではなかったと思う(それ以上にAndroidが情けなかったわけだが…)。
この世代の売りはRetinaディスプレイとバッテリーの改善だが、Retinaという超解像度のディスプレイに対して、A4チップは非力すぎた。
というのもディスプレイ解像度に比例してゲーム画像出力処理にCPUパワーを割く必要があるからだ。
Real Racing2など有名タイトルでも1人用とレースでコースのオブジェクトを調整したり、涙ぐましい努力で各メーカーはまともな画面を作ってきた。

しかしiPad2で見られる通り、A5チップはRetinaでゲームを作るに十分な性能を持っていると推測される。
今秋出ると言われているiPhone5(iPhone4S?)はiPhone3Gに対するiPhone3GSのような「やりたいことに性能がちょうどついてくる」バランスのいいハードになることが予測される。
個人的には次世代iPhoneが狙い目と思う。
4.もちろん、例外も…

例えばXperia Play。
これは物理コントローラーを備えた優秀なゲーム機だ。
一部のものをのぞいてアクションゲームなどは物理コントローラーが合った方がプレイしやすい。
さらに、これでプレイステーションのゲームができる。
そこに魅力をかんじるならばXperia Playはありかもしれない。
このハードなら最新ゲームができるかはともかく、十分ゲーマーを楽しませてくれる可能性がある。
iPhoneもJailbreakしなければコントローラーがないし、なによりコントローラー前提のゲームをプレイするのだからエミュレーターを使うならXperia Playが一番だ。
(自分が持っていないソフトをプレイするのは違法なので注意)
また、この記事をご存知だろうか。
リリース後2カ月で発禁になった幻のiPhoneアプリ『妄撮』がAndroidで復活! - ファミ通App
そう、Androidはアダルト系の制限がない。
現在iOSでは全年齢向けに修正された成人向けゲームが高額で売れているが、Androidへの移植が容易になってくればAndroidがエロゲー天国になることも考えられる。
馬鹿にしているのではなく、エロは強い。
成人向けを期待するのであれば、1年後には強力な成人向けゲームプラットフォームになっている可能性はある。
個人的には成人向けカテゴリがiOSにあってもいいと思うが、スマートフォン会の任天堂的ポジションを取ろうとしているAppleは評価したい。
自在にマーケットを作れるAndroidではこうはいかない。
5.じゃあ2年後は…?
正直に言うと2年後のがどうなるかわからないが、Androidについてはそこそこ予測がたつ。
まず、Androidでは様々なコントローラーを使用してゲームする環境が整う。
すでにコントローラー用の機能がGoogleから提供されているため、2年後のゲームは無線コントローラー対応がメジャーになってくることが予想される。
また、外部出力機能が強化され、エミュレーターも全盛になってくるだろう。
Androidにエミュレーターをのせ、手持ちのゲームをインストールし、TV出力してゲーム・タブレットでそのままゲーム、ということも普通にできるようになっているかもしれない。
ゲームについてはゲームロフトなどの幅広いプラットフォームを網羅するメーカーのゲームについてはiOSと同様に出る。
一部のゲームや、最先端のゲームについてはiOSにかなわないことが予想されるが、Android独自のゲームも出てくることだろう。
成人向けも普通に市場が立ち上がる。
市場が大きくなるにつれて違法マーケットのようなものも大きな問題になってくるのではないか。
だが、何にせよAndroidが掲げる「自由」に基づいた環境が花開くと思われる。
iOSについては、正直難しい。
市場はAndroidをしのいだままで、最先端のゲームは相変わらずiOS(おそらくゲーム市場としてのシェアはひっくり返らない)で出るし、ゲーマーを満足させるすごいものもiOSから出る。
それだけは確かだろう。
ゲームキャストとしてはそういったものが重要なので、相変わらずiOS重視の体勢だとは思う。
ゲーマーにとって、「あのハードはここがいい」「あっちはそれがいい」という状況は選ぶ楽しみがあるとも言えるので、両者とも成長してそれぞれに独特なものを作ってほしいとは思う。
コメント一覧 (8)
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- 2011年05月10日 00:49
- 記事の内容はAndroidと違ってハードの特性を最大限に活用できるiPhoneの素晴らしさを述べており、さらにiPad5やiPhone5の処理能力にも期待している。
玄人目線さんの言っている事とは正反対なのだが、玄人目線さんはちゃんと内容読んでないのでは?
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- 2011年05月10日 02:53
- ▼マクモグルさん
iPhone=ゲーム機の仲間がいて嬉しいです!
私もiPod 4GとiPhone3GSを使い分けてプレイしています。
GearsなどiPad2最適化が進んでいるゲームでは処理落ちがあるなど、はやくもA5チップの処理能力に期待されている面がありますね。
そして、iPhone4世代はほんとゲーム以外は快適ですねー。
iPod touch4G+wifiが快適で仕方ないです。
コメントありがとうございます。
▼玄人目線さん
ちょっと誤解されているようですが、私がiPhone4にしていないのはほぼ同性能のiPod touch4Gを購入したからです(Infinity Bladeはtouch 4Gで快適に動きます)。
なので、別に機種変更予定だから、ということはありません。
Retina対応だと画面のオブジェクト数などが寂しくなったり、オブジェクトが多いとやたらに荒くなるのが現在のA4世代の泣き所です。
A5チップは美しい絵を出しつつ、オブジェクトもきっちり描画してくれているReal Racing2 HDなどが出ているので、非常に期待しています。
Infinity Bladeは特殊で、Retina専用と言ってもいい最適化をされており、3GSはおまけのようなものです。
文章が説明不足で申し訳ないです。
コメントありがとうございます。
▼???さん
補足ありがとうございます。
自分としては最適化について述べていたつもりですが、説明が足りなかったかもしれません。
コメントありがとうございます。
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- 2011年05月10日 20:39
- 同一IPから大量に嫌がらせの投稿がありましたので削除しました。
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- 2011年05月10日 22:57
- こういう攻撃的な記事に対して反発があるのは当然予想できたであろうと思いますが、
そういったコメントを嫌がらせと断定して全削除するのはやり過ぎと思いますがどうなんでしょう。
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- 2011年05月10日 23:07
- ▼とんこつさん
私としては誠意を持って返事をしていたつもりなのですが、
「文章が説明不足で申し訳ないです」
という返事に対して
「自分の文章力のなさを読み手のせいにするな」
という意味のコメントを返すなど、こちらの返答や記事本文を意に介さない回答をされた上、同一IPから別人を装って(名前、口調を変えて)、先に書かれた自分のコメントを擁護する書き込みをされましたので嫌がらせ・マナー違反と判断しました。
批判的なコメントをすべて封じ込める意図のものではありません。
私自身、ミスも勘違いも多いほうだと思いますので、正しい指摘であればありがたく受け止め、自身で噛み砕いてから訂正していきたいと思っています。
コメントありがとうございます。
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- 2011年05月10日 23:38
- 削除前のやり取り全てを見ていた訳ではありませんが、はたからみたらどちらも感情的になっていたような?
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- 2011年05月12日 01:31
- ▼とんこつさん
自分の意見を通すために複数の名義で書き込む工作を行うというのはおよそ議論を行う土台にたとうとする人間のやることではないと思っております。
まともに話す気がない相手に対して、時間を割くのは無駄でしかないので削除は適当と考えます。
これは感情的以前の問題です。
会話が感情的にみえたというのであれば、そちらに関しては今後より注意しようと思います。
指摘ありがとうございました。
4は3gsと同様のGPUなので、解像度が上がるとその分処理(FPS)が落ちるんですよね。家族が4を持っているので、3Dのゲームを入れると顕著です。(起動、ゲーム迄は4のが速い)
3GSはタッチパネルのゲーム機としては相当完成度が高い製品だと思います。
次世代購入したらRetina非対応ゲームは3gsでやろうと思ってます。
自分にとってiPhoneはゲーム機なので。
※ゲーム目的以外では4のが全てにおいて快適なのも事実ですけどf^_^;)