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シンプルなルールで高度な戦略が楽しめる陣取りSLG Slay

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タイトル:Slay
ディベロッパー:Sean O'Connor
プレイ時Version:2.3
ジャンル:戦術SLG
価格:450円
Slayの詳細はこちら(itunes)
体験版Slay Liteの詳細はこちら(itunes)

ボードゲームで詰め将棋をするような戦略SLG。
盤面全体を見て長期的な視野に立った戦略と直近の敵とどう戦うかの戦術が楽しめる上、始めるときは手軽。
シンプルなルールで奥深い戦略を楽しむことができる戦略SLGの名作だ。


どんなゲーム?
基本的には領土の広さに応じて毎ターン収入を得て兵士を雇い、マップ上に配置していくだけ。
兵士を配置したマスは自分の領土となる攻撃的な側面と同時に兵士に隣接したマスの自軍領土を守る防御的側面を併せ持つ。
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兵士が攻撃と防御を担当するが、収入と領土の広さのバランスが絶妙で攻撃すれば防御が薄くなるし、防御をしていれば領土は広がらない。
敵も自分もルールは同じなので、毎回詰将棋のようにより良い解を探して行く地道な作業が本当に悩ましく、楽しい。

グラフィックはシンプルだが見やすくて必要十分。
この手のゲームで決め手となるAIは思考が早い上に強い。
Very Hard以降のマップはかなり上達したプレイヤーでも一歩間違えばやられてしまう。
しかもCPUは形勢判断もきっちりしており、勝利の可能性がほぼ無くなった時点で投了してくるので戦略ゲームにありがちな後半のダレは少ない。
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ルールは英語表記だがシンプルなので1~2回のプレイで全容を把握することができる。
理解すればあとはひたすらマップを選択してCPUと戦うだけ。
製品版のマップは700以上あるが、だんだんと難易度が上がっていくステージをプレイしているうちに全てを攻略したくなるはまり度。

ボードゲーム・戦略ゲームが好きでキャラクター性が強くないものでも大丈夫ならプレイしない手はない。


トシの評価(5段階)
詰将棋やチェスなどの盤ゲームが好きならば必携の一作。
そうでなくとも、SLG好きならば、是非試してもらいたいゲーム。
1日1マップクリアしても2年(実際は負けたりもするのでもっとかかる)のボリュームがあるが、やっているといつの間にかかなりの量のステージを飽きずにクリアしてしまう。
ネット対戦が無いのが唯一の減点材料だが、もしあったらハマりすぎて大変な事になっていたところ。
普通にプレイしているだけで前回の反省点と改善点が見えてくるつくりもGOOD。

総合評価4.5
シンプルながら奥深い戦略性。
圧倒的なボリューム。
少し難易度は高い(好きな人にはたまらない歯ごたえがある)。


攻略・関連サイト
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