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GLAY、X JAPAN、LUNA SEAが、結成から現在までを当事者視点で語るストーリーモードが熱い! ビジュアル系リズムゲーム『EXTASY VISUAL SHOCK』レビュー

EXTASY VISUAL SHOCK (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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派手な化粧をした見た目で、1990年ごろから2000年ごろに一世を風靡したヴィジュアル系バンドブーム。
その時代を席巻したヴィジュアル系のなかでも、中心的な立ち位置にいたGLAY、X JAPAN、LUNA SEAの3バンドの公式リズムゲーム『EXTASY VISUAL SHOCK』が、なんとこの令和の世にやってきた。
しかも、実写タレント系ゲームは映像使いまわしが多いなか、本作は取り卸し映像+過去ライブ映像+本人の歌声による音源の豪華仕様。
当然、ビジュアル系世代の注目を集め、2月25日にサービス開始するとダウンロードランキング1位を獲得し……そのまま長期メンテナンスに突入して沈没(悲しいソシャゲの流れ)。
が、実際に遊んでみると他にない良さがあったので、応援のために紹介していきたい。

ノルウェーゲーム賞二冠のゲームが5年越しに日本語対応『少女と宇宙の物語』 レビュー。1920年代の牧歌的なノルウェ―と、牛飼い少女と、牛をさらう宇宙人の物語

少女と宇宙の物語 (App Store 610円 / Google Play 610円 / Steam 598円)
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1920年ノルウェーで、不可思議な事件に巻き込まれた牛飼いの少女を描く短編アドベンチャー『Milkmaid of the Milkyway』。
ドット絵で描かれるキャラクターと世界観、牧歌的な雰囲気から予想がつかない展開へと繋がる物語などが評価された本作は、2017年にSPILLPRISEN(ノルウェーのゲーム賞)で“GAME OF THE YEAR”、“GAME OF THE YEAR SMALL SCREEN”の二冠に輝いた。
が、長く日本語には対応しておらず、2022年になってようやく『少女と宇宙の物語』として日本語版がApp Store / Google Play 向けに販売開始となったので、今回紹介したい。

中国建築の謎を解く『3D Escape game : Chinese Room』レビュー。観光気分で中国風世界を見て回る謎解きゲーム

3D Escape game : Chinese Room (App Store 無料)
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3Dで描画された美しい箱をいじり回し、精緻なギミックの動きを楽しむ謎解きゲーム『The Room』。
謎解きゲームとして、幻想的で不気味な世界観を楽しむ雰囲気ゲーとして人気を博した同作の中国版とも言うべきフォロワーゲームが登場した。
中国の世界観で作られた3D謎解きゲーム『3D Escape game : Chinese Room』だ。

『会話禁止の人狼ゲーム: ジャックと探偵』レビュー。売り文句に偽りなし、会話なしだからテンポ良く楽しめる人狼系ゲームアプリの好移植

会話禁止の人狼ゲーム: ジャックと探偵 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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大勢の人間の中に紛れた人狼(などの異端)を会話や行動から見つけ出し、投票などを通じて追放する人狼系ゲーム。
元祖となる『人狼ゲーム』から、宇宙人狼と呼ばれる『Among Us』まで認知度も人気も高くなったこのジャンルだが、面白い反面、会話のやりとりが重かったり、時間がかかったりして1プレイが重い者も多い。
また、人狼と思われる人間を1人ずつ除外していくシステムを採用していると、初期に除外されたプレイヤーは終わるまで長時間待ち続けることもある。
そういった諸問題に対処し、シンプル・気軽に遊べるようにした人狼系ゲームがアプリに登場した。
1プレイ10分、会話なし、脱落なし、手軽に遊べるという『ジャックと探偵』だ。

名作をより快適に遊べる移植『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター』レビュー。独自バグ・機種依存バグてんこ盛りでやり込み・RTAも楽しそう(致命的バグが直れば)

FINAL FANTASY V (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)
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元が色あせづらい面白さなら、普通に移植されれば今遊んでも面白い。
『ファイナルファンタジー』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターする『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(以下、FFPR)』シリーズ。
その中でも『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター(以下、FFV PR)』はそんな移植作品になっている。
過去にも『ファイナルファンタジーV』のレビュー記事は書いていて(名作『FF5』がきっちりスマホ向けにリメイク)、面白さ、遊び方はほぼ同じではあるが、今回また改めて、旧版との違いも含めて紹介していく。

謎、謎、謎で週刊連載漫画のような手口でプレイヤーを引き込む短編ミステリー・スリラー『エヴァンの残したもの』レビュー

エヴァンの残したもの (App Store 490円 / GooglePlay 体験無料 / Steam 720円)
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日本のビジュアルノベルに影響を受けたというミステリー・スリラーで、パズルアドベンチャー『エヴァンの残したもの』がスマートフォンにやってきた。
ゲーム開始から終了までおよそ2時間。
謎、謎、そしてまた謎。どんどん伏線を張り、風呂敷を広げて人をひっぱる週刊連載漫画のような手法でプレイヤーを引き込み、気づけば結末にたどり着いている。
本作は、そんなゲームだった。
(そして風呂敷のたたみ方は少し雑)

神となって魔物の住む大地に降り立つアクション、弱い人間を導くSLGの2つが一体となって生み出す物語ゲーム『アクトレイザー・ルネサンス』。原作と比較せず、新作としてレビュー

アクトレイザー・ルネサンス (App Store 2,440円 / GooglePlay 2,440円 / Steam 3,520円)
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神となって魔物と戦い、人が生きられぬ土地を切り開き、人類を繁栄へ導く『アクトレイザー』。
1990年にスーパーファミコンで登場し、今なお根強い支持をもつ作品が『アクトレイザー・ルネサンス』としてリメイクされ、令和に登場した。
魔物と戦う骨太のアクションパート、人間たちを導いて文明を発展させるクリエイションパート(シミュレーションパート)の2つを行き来するシステム、神の視点で人間と接する物語は、リメイク版でも高い独自性と魅力をはなっている。
今回は、そんなリメイク版を前作と比較をせずに1本の新作として紹介していく。

1プレイ100秒、熱中度の高いハンバーガー組み立てゲー『Noa's Burger Shop』レビュー。ノアちゃんの笑顔のため、己の限界に挑め

Noa's Burger Shop (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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裏世界で有名なエージェント”NOA(ノア)”は、あまりの世間知らずぶりに上層部から一般常識を学ぶよう命じられ、ハンバーガー店員としてアルバイトを始める。
あなたは、そんなノアちゃん……ではなく、なにも事情を知らないバイト仲間。
なんだか知らないけど、ハンバーガーを作って金を儲けるとノアちゃんが喜ぶ。かわいい。

『Noa's Burger Shop』は、ノアちゃんの笑顔を見るため、できる限りハンバーガーを組み立てる高速作業ゲームである。
1ゲーム100秒、短く、楽しく遊べるアクションを探しているならお勧めだ。

コロプラによるVtuber再生産か、ゲームキャラ表現の進化か。体験すべき、狂気の実験作『ユージェネ』レビュー

ユージェネ (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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コロプラの新作ゲーム『ユージェネ』は LIVE と GAME が融合した Live Playing Game で、時と場所を超えた”#ゼロ距離エンターテインメント”を、”生(なま)キャラ”たちが届けるものと発表されている。
生キャラという言葉は、『ユージェネ』のサービスとテクノロジーで実現した”生きているキャラクター”を示すコロプラの造語。

うーん、生キャラ。
生チョコではないのだから、もう少し名前を頑張れなかったのか……などと少し小馬鹿にしながらもゲームを始めて3日。
私はキャラクターからは他のゲームには存在しない「生きている」感を感じ、興奮していた。
間違いない。これは途方もない労力をかけた実験で、新しい体験をプレイヤーに提供している。
難点はあれど、ゲームのキャラ表現の新境地に切り込む、価値ある体験だ。

ジオラマ風ダンジョンでの戦いと成長を描くボードゲーム『Fallen of the Round』レビュー。魔物の暴力を、それを上回る暴力で破壊する荒削りな面白さが光る1作

Fallen of the Round (App Store 370円)
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末弥純さんが描く『ウィザードリィ』扉絵を思い出すようなジオラマ上で戦い、ダンジョンの最奥にいる悪を倒すバトル・ボードゲームが登場した。
血の臭いが漂う石畳のダンジョン、そこに立ち向かう騎士や魔法使いという構図は見事で、グラフィックだけでがっちりハートをつかんでくる。
ゲームは1プレイ15分程度で、戦いを繰り返しつつ仲間を集めて成長する無骨な楽しさがある。
本作はバグや問題が多い早期リリース的な状態なのだが、現段階でも楽しめるし、バグ技を悪用して遊ぶ(1人用だからバグを使っても誰の迷惑にもならない!)楽しさも今だけのものなので、それを使って遊びまくっている状況の紹介をしていきたい。

建物を配置してミニチュア島を作る1人用デジタルボードゲーム『MOAI - My Own Ark Island』レビュー。ソリティア的に遊んで、島の鑑賞も楽しめる1作

MOAI - My Own Ark Island (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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ランダムに配布される建物カードを無人島に配置し、限られた土地と建物カードを利用して町を作る1人用のデジタルボードゲームが登場した。
『MOAI - My Own Ark Island』だ。
ランダムな手札から良い町を作るパズルで頭を悩ませ、終わったあとは作り上げたミニチュア島を眺めて休む。
そんな小さなゲームが好きならこれはおすすめだ。

最小限のローグライトな仕組みを備えたパズルRPG『Dungeon Falan』レビュー。ザ・直球『Dungeon Raid』クローン

Dungeon Falan (App Store 370円)
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2012年、『Dungeon Raid』というコアなスマホゲーマーの間で流行したパズルRPGがあった。
3マッチパズルの盤面をダンジョンに、パネルを消すプレイヤーを冒険者に見立てたパズルRPG……以上のものだった。
死んだら毎プレイ最初から、毎プレイランダムにダンジョンやパワーアップが生成されるなど、後に“ローグライト”と呼ばれて流行するゲーム群の特徴を備えており(2012年なのに!)、中毒者が続出。
『パズドラ』がこのゲームを参考に作られるなど、日本のゲーム業界にも大きな影響を与えた。
が、iOS ではこのアプリが削除されて久しい。

そんなところに登場したのが、今回紹介する『Dungeon Falan』。
直球の『Dungeon Raid』クローン系ゲームで、基本ルールは『Dungeon Raid』とほぼ同じ。細部は違うが、ビジュアルをアップデートした『Dungeon Raid』として遊べる。

「パンツじゃないから恥ずかしくない」を貫き通すシューティング(テイルズ風に読んでください)、『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』レビュー

ワールドウィッチーズ UNITED FRONT(ユナフロ) (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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魔法の力を持った少女”ウィッチ”が異形の敵”ネウロイ”と戦うドラマを描いた『ワールドウィッチーズ』シリーズ。
『ワールドウィッチーズ』というとなじみが薄いかもしれないが、短すぎるズボンをはいて「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」と、開き直った台詞で話題になった『ストライクウィッチーズ』などのアニメが該当する、といえば知っている方も多いのではないだろうか。

『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』は、アニメやマンガなども含めてシリーズ全体のキャラクターが共闘するシューティングゲーム。
シューティングの老舗ケイブ、KADOKAWA、フォワードワークスの共同開発となっている。

一度は訪れる価値がある観光地。ジオラマを取り込んだ風景をみるゲーム『Trüberbrook(トルバーブルック)』レビュー

Trüberbrook (App Store 610円 / GooglePlay 600円 / Steam 3,090円)
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たとえその旅がどうなろうとも、トルバーブルックは訪れる価値がある場所だ──
意識してはいないだろうが、『Truberbrook(トルバーブルック)』公式のキャッチコピーは、見事にゲーム内容を表現している。
シナリオは盛り上がりに欠けるし、アドベンチャーゲームとしても使い古されたポイントクリック型(気になる場所をタッチで調べる)でしかない。
しかし、そういったマイナスを補ってあまりある風景がゲーム内に広がっている。
その風景を見るためだけに、一度行きたい観光地。
そんなゲームが『トルバーブルック』なのだ。

清涼感が残る短編『探しものは、夏ですか。』レビュー。ボクと少女、ひと夏の不思議な体験。そして決断の物語

探しものは、夏ですか。 (App Store 無料 / GooglePlay 近日)
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無気力なまま田舎に戻った大学生と少女の、ひと夏の物語。
物語も、ゲームのつくりも火の玉ストレートと言っていいド王道。
しかし、それを照れもなく、やりきっているから清々しい。

スマートフォン・ブラウザ向けのゲームを制作するスタジオ・ワンダーフォーゲルから、王道のボーイ・ミーツ・ガールノベル『探しものは、夏ですか。』がリリースされた。
本作は、ティラノゲームフェス2018にて佳作を受賞した同名ノベルに演出、エンディング分岐を足したもので、もともと好評だった作品をブラッシュアップしたものとなっている。

これぞ、顧客が本当に求めていたゲーム『Hero Rescue』レビュー。広告動画にしか存在しなかった幻のゲームがあなたの元へ

Hero Rescue (itunes 無料 / GooglePlay 無料)
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あの広告のゲームが、ずっと遊びたかった。
スマホでゲームをプレイしていると必然的に見る”あの広告のゲーム”。
マグマやモンスターなどが棒で区切られている部屋が表示され、棒が引き抜かれるとヒーローがモンスターに襲われて哀れに倒れる“あの広告のゲーム”。
それを再現した待望のゲームが、今回紹介する『Hero Rescue』である。

自分だけのキャラを作り、プレイヤーが自由にシナリオを公開し、無限に冒険できるRPG『Legends of Covitoria』レビュー。まだ発展途上だが、短いシナリオの製作はすでに実用レベル

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プレイヤーがキャラクターを作って、背景やイラストを自由に設定でき、そのキャラクターで冒険する。
冒険するシナリオもプレイヤーが自由に作成でき、作ったキャラクターで無限に遊べる。
『Legends of Covitoria』は、そういったコンセプトのRPGだ。
サービスインしたばかりの2020年1月18日現在はシナリオが少なく、単にプレイヤーとして遊ぶならおすすめはしないが……シナリオを作りたいなら話は別だ。すでに使えるレベルのエディタが提供されており、本作は盛り上がる可能性がある。
よって、今回は自由にシナリオを作りたいプレイヤー向けにこのゲームを紹介する。

世紀末タクシー伝説『ザ・ファイナルタクシー』レビュー。大抵の悩みは、タクシーに乗ればすべて解決する終末世界

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大地が汚染され、人類文明が衰退した遥か未来。
ミュータントが地上を歩き回り、狂った軍事用ロボットが人を襲う非情な世界でも……タクシー運転手は生きていた!

未来に生きる子孫にタイムマシーンで仕送りする『Time Machine』など、独特の味を持つゲームを出し続ける合同会社じぃーまの新作は、世紀末タクシー伝説『ザ・ファイナルタクシー』。
たいていの悩みはタクシーに乗っていれば解決する、超ポジティブで明るいポストアポカリプス・タクシーゲームだ。

露骨に強調された破壊演出が最高。隕石を狙い撃つシューティング『GIGAFALL』レビュー

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地球を守るために衛星砲を起動し、照準があった瞬間に画面をタッチして撃ち落とす。
それだけの単純な内容ながら、純粋な破壊、暴力の気持ちよさが画面を支配していて、1プレイ3分間の満足度がえらく高い。
古のアーケードゲームのようなシューティングが『GIGAFALL』だ。
製作は日本の学生が1人で行っている四季 GAME STUDIOで、現段階でも楽しいがこれでバージョン0.03と未完成品。

『X-FILE』などに登場する”見てしまった”一般人になって怪奇現象を撮るゲーム『UFO on Tape:First Contact』レビュー。私は本当にアレを見たんです…!

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雑誌で言えば『月刊ムー』などの超常系、TV番組で言えば『X-FILE』など怪奇系ミステリ番組。そういったものには、必ずUFOが登場する。
そういった番組や雑誌の主人公……ではなく、「俺は本当にUFOを見たんだよ!」と語るモブ役を味わえるゲームがApple Arcadeに登場した。
ただ、UFOを見て驚く一般人になり、スマホカメラで映像を残す『UFO on Tape:First Contact』である。
完全に一発ネタゲーで、全部クリアしても30分程度。しかし、一発ネタとして完全にアリで、私は大好きなので紹介しておく。

お手軽、シンプル、でも手強い、トランプを使った新たなソリティア『Boolitaire』レビュー

トランプのカードを使った、シンプルな新作ソリティア。
手軽でサクサク、短時間で遊べるのに、そう簡単にクリアできない難しさがあり、思わず何度も繰り返してしまうアプリが公開されています。
『Boolitaire』です。

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とてもあっさりした画面のソリティアですが、価格は250円。
これでは買おうと思う人は少ないと思います……。

ただ、本当に延々と続けてしまう、個人的に好きなアプリなので、この場で紹介させてもらいたく思います。
ちょっとした合間に楽しめる、スマホに向いたアプリ。
広告やスタミナはなく、もちろん課金もありません。

終末を迎えた異世界を理由もなく旅するゲーム『Stela』。『INSIDE』系を遊びたいときに選ぶ1本

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終焉を迎える古代世界のなかを、目的もわからぬまま駆け抜ける神秘の旅。
ゲーム終了まではおよそ2時間。
印象的な謎の世界を、短時間で味あわせるゲームカナダのSkyBox Labsが開発した『Stela』だ。
左右移動とジャンプがメインのシンプルな内容ながら、優れた映像表現で人間が消えた終焉の世界を見せ、冒険を楽しませるアクションアドベンチャーとして完成されており、PLAYDEADの名作『INSIDE』に強く影響を受けた……というより「独自にINSIDE系ゲームを作ろう」という意図が見て取れる1作である。

まな板の上の野菜を包丁で切るだけのストレス発散ゲーム『Perfect Slices』レビュー

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今日紹介するゲーム『Perfect Slices』には、奥深いバランスも、画期的なシステムも存在しない。
まな板の上で包丁を構え、ひたすら野菜を切るだけアプリなのに……。
「トン、トントンッ」という軽快な音と共に野菜が飛び散るのが快感で遊んでしまう。人間の本能を刺激する魔のアプリである。

レトロ風アクションに1980年代のアニメ・映画・都市伝説まで全部ぶち込んでしまった闇鍋。『ザ・ビデオキッド』レビュー

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海賊ビデオ配達人のビデオキッドになって1980年代の危険なストリートを駆け抜け、ポストにビデオを投函して金を稼ぐゲーム。

それが『ザ・ビデオキッド』である。

ゲーム歴の長い方は、これが1984年の新聞配達アクション『ペーパーボーイ』のパロディ作品であることにすぐ気づくだろう。
が、本作をプレイすればその感想は変わる。このゲームにとっては『ペーパーボーイ』すらパロディ要素の1つでしかなく、その実態は1980年代のオタク文化を片っ端からぶち込んだカオスな闇鍋だったのだ。

ポケモン世界と人を3Dで表現したファン向けRPG『ポケモンマスターズ』レビュー。実質、「トレーナーマスターズ」では!?

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ついに、スマホのポケモン本編に近い空気を持つゲームがやってきた。
そう、DeNAと株式会社ポケモンが共同開発した『ポケモンマスターズ(以下、ポケマス)』だ。
『ポケマス』の舞台は、世界中からポケモントレーナーが集まる島パシオ。
ここで開催される3on3のチームバトルの大会“ワールドポケモンマスターズ”のチャンピオンを目指し、プレイヤーは冒険を繰り広げることとなる。
と、物語はに関しては本家のシリーズ作品と似ているのだが……実際に遊んでみると印象や遊びは大きく異なる別物のゲームであった。

生物の誕生から人類の発祥と文化の終わりをシミュレートする『Cell to Singularity』レビュー。46億年、そしてシンギュラリティの先を目指せ

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私は、壮大なスケールの物語を短時間で見るのが好きだ。
NHKスペシャルの『人類の発祥』、ゲームなら『46億年物語』、漫画で言えば『超人ロック』……そういったものを好んで摂取する。
長い年月が過ぎ去る様子を短時間で見ると、何か偉大なことを終えた気がして、小さなことがどうでもよくなり、ストレスが解消されるのだ。
『Cell to Singularity - Evolution Never Ends(特異点への細胞 - 進化は決して終わらない)』は、そんな人に遊んでもらいたいゲームである。
なんせ、生物の誕生から人類の発祥、そして文明の終わりまでをシミュレートするゲームなのだから壮大さは保証できる。

友人を捧げるまで絶対に出られない部屋を脱出する「犠牲のパズル」。『TOTAL PARTY KILL』レビュー

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戦士、魔法使い、狩人の3人が宝を求めてたどり着いた場所は、仲間を犠牲にしなければ脱出できない部屋だった!
出口までたどり着くと倒れた仲間が復活するので、3人とも頑張って出口を目指すのだが……仲間を切り殺し、ときに張り付けにし、ダンジョン」をクリアしたとき彼らは友達でいられるのだろうか……。
本日はブラックな犠牲のパズル『TOTAL PARTY KILL』を紹介する。

冗談みたいな本格格闘ゲーム『Flappy Fighter』レビュー。ふざけた絵面で格ゲーを1人用に構築しなおした本格派

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分厚い唇の鳥が空を飛ぶ人気ゲーム『フラッピーバード』。
その鳥っぽいキャラクターの仮面を頭に装着した格闘家たちが戦う『ストリートファイター』シリーズのパロディーゲームが登場した。
その名は『Flappy Fighter』。
ふざけた名前、ふざけた画面なのだが……その出来は抜群に良かった。どうして、こんな絵面のゲームを本気で作ってしまったんだ。

令和元年、ゲームのタイトル画面は意思を持ちプレイヤーに反逆を始める。なんなんゲー『私はタイトル画面です。』レビュー

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西暦2019年、和暦にして令和元年。
ついに、遊ばれるだけだったゲームは意思を持ち、プレイヤーに反逆を始めた!
あまりに特異で「なんなん!?」と叫びたくなるゲームを紹介するコーナー、久々の新作はタイトル画面が意思を持ち、プレイヤーに語りかけてくる『私はタイトル画面です。』だ。

吟遊詩人が語り、物語が紡がれる幻想世界ゲーム『Heroine Anthem Zero』レビュー。懐かしいファンタジーが、ここにある

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台湾からやってきた、どこか懐かしくも美しいファンタジーゲームの序章編。
それが『Heroine Anthem Zero』である。
“ファンタジーゲーム”とは聞きなれないジャンルだと思う。
実際、私も初めてゲームを紹介したときは“横スクロールのアクションRPG”と表現したが、ゲームを終えた今となっては「ファンタジー世界の表現が本作のメインである」と強く感じているから、あえてこの表現をした。
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
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