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運営型前提の仕組みで物語を提供する意欲作『テイルズ オブ ルミナリア』レビュー。随所に光る箇所があるも、土台に欠陥を抱える惜しさ

テイルズ オブ ルミナリア (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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バンダイナムコが誇るRPG『テイルズオブ』シリーズの最新作『テイルズオブルミナリア』。
これまでスマートフォン向けに同シリーズのキャラクターが出演するお祭りソシャゲは出てきたが、本作は“マザーシップタイトル”……つまり、『ドラクエ』や『FF』で言えば正式ナンバリングタイトルとして開発された初のスマホゲームとなる。
キャラクターデザインには『食戟のソーマ』などで知られる佐伯俊さんを採用し、グラフィックは美しく、オープニングからエンディングアニメまで作りこんであり、まさにマザーシップタイトルの名にふさわしい大作感。
かなり予算がかかっているのは間違いない。
演出・システム面でも挑戦的な試みがあり、「テイルズの名を使って量産ゲームを作ろう」ではなく、「新しいテイルズを作ろう」という気概が見て取れる。
しかし、ストアの評価を見ていくと2021年12月1日現在2点代。いったい、何が起きているのだろうか。

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』レビュー。ビジュアルでファンを納得させ、押し込みアクションバトルでゲーム好きも喜ぶ堅実なるアクションRPG

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆- (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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週刊少年ジャンプで『ドラゴンクエスト』のスピンオフとして連載され、独自の世界観・ストーリーで人気を博した『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』がついにスマホRPGに!
連載当時はゲーム化されず、まさか令和になってからスマホゲームになるとは……
しかも、今回は原作ストーリーに加え、プレイヤーの分身となる主人公“絆の勇者”もゲームオリジナルストーリーが楽しめるという。もちろん、新規ストーリーは漫画の原作を務めた三条陸さん監修のもの。
ということで、もうファンとしてはプレイせずにいられないゲームが『ダイの大冒険 ~魂の絆~』と言うわけだ。
そして、そのゲームはかなりのところ期待に応えてくれた。

あの感動の物語が、平凡になって登場。『FF4』のストーリーをなぞるだけのデメイクRPG『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』レビュー

FINAL FANTASY IV (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)
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あの感動の物語が、安っぽく平凡になって登場。
スクウェア・エニックスが『FF』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターすると宣言し、スクウェアでドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子さんがドット絵を監修、植松伸夫さんが音楽を監修した上でリリースした『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター(以下、FF4PE)』は、残念ながら首をかしげる品質のゲームになってしまった。

1991年にスーパーファミコンで発売された『ファイナルファンタジーIV』は、愛憎入り交じる大人の物語と個性的な敵味方のキャラクター、そしてギミック豊富な手強いバトルなどを特徴とするRPGだった。
が、リメイク版はそれらがすべて薄くなり、平凡な何かにリメイク、グレードダウンしているから“デメイク”とされたと思えるゲームだ。
なお、ピクセルリマスターシリーズは公式ではリマスターと称されているが、バトルバランスや一部アイテムの扱いに調整が入って元のプレイ感を変えているため、本サイトではリメイクとして扱う。

自分の手で改造した戦闘機械”ゴーレム”を駆り、賞金首を狩るRPG『アームド&ゴーレム』レビュー。改造と多彩な戦術が楽しめるバトル野郎RPG

RPG アームド&ゴーレム (App Store 860円 / GooglePlay 860円)
RPG アームド&ゴーレム 無料版 (GoolePlay 無料)20210317_194931000_iOS
生物の生命力“イデア”を基盤とした国家が災害により衰退し、荒廃した土地を舞台に戦闘機械“ゴーレム”を駆り、賞金首を捕らえるハンティングRPG『アームド&ゴーレム』が、ついにスマホにやってきた。
本作は2008年にフィーチャーフォンでリリースされた同名作品を原作としている。
原作リリース当時は、匿名掲示板などでも長期にわたり専用スレッドがたち、評価も高かったのだが……これがついに現代風にリメイクされて遊べるようになったわけだ。
さあ、自分の手で改造したゴーレムに乗って荒野に繰り出し、賞金首を狩ろう!

遊びは『FGO』を踏襲し、完成度は『FGO』未満。セガ×ディライトワークスが送る『サクラ革命』レビュー

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未完成品。
セガの『サクラ大戦』シリーズ新作にして、『Fate/GrandOrder(以下、FGO)』のディライトワークスが開発・運営する『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~(以下、サクラ革命)』の感想は、そんなものだった。

エスをあらしめよ。ヒロイン視点で描かれる2周目の物語『ALTER EGO COMPLEX』レビュー

ALTER EGO COMPLEX (App Store 860円 / GooglePlay 860円)
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エゴをあらしめよ。
その後に、エスをあらしめよ。
自分探しタップゲーム『ALTER EGO』のスピンオフゲームが『ALTER EGO COMPLEX』は、前作を遊んでエンディングを迎えた旅人(※プレイヤーのこと)専用の完全ファン向けアプリだ。
ターゲットはヒロインのエスが好きな旅人。
それに該当しなければ、『ALTER EGO』を遊び直すか、他のゲームをやれば良い。

そんな火の玉剛速球・ファン向けゲームだ。

クラゲを操り、深海の”ヌシ”から逃げる上昇アクション『オッテクルテンタクル』レビュー。クリアまで30分~1時間、短く楽しく遊べる作品

オッテクルテンタクル (App Store 無料 iPhone向け / GooglePlay 無料)
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深海には、我々が知らない秘密がある……!
その1つが、海面へ向おうとするクラゲを捕える”ヌシ”の存在だ。
もちろん、ヌシに追われるクラゲとはプレイヤーであるあなた自身。
本日紹介する『オッテクルテンタクル』は、ヌシから逃げて海面に向かうハイスピード・クラゲアクション。
無料なのに、クリアまで気軽に楽しく遊べて、それなりの歯ごたえもある小粒な作品だ。

退屈な宇宙の旅に隠された真実とは。1時間で引きこんでサクッと終わる短編無料SFアドベンチャー『ETERNAL』レビュー。

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「こちらコマンダーハル。サンプル採取を開始します」
人類の文明がはるかに進んだ2102年。
とある惑星でサンプル取得ミッションを終えたハルは、史上最年少で有人惑星探査を達成した宇宙飛行士となった。
残るは、30日かけて地球に戻る退屈な旅のはずだったが……そこで、ハルは意外な事件にであう。
今日は、1時間程度で終わるSFノベルアドベンチャー『ETERNAL』を紹介する。

起動する日によって風景が変わる散策ゲーム『SEVEN DOORWAYS』レビュー。お勧めはしない、しかし異世界好きには知って欲しいアプリ

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「これはゲームと言えるのか」とか「ゲーム性がない」とか、そんな感想が出そうなゲームがたまに遊びたくなる。
この『SEVEN DOORWAYS』もそのたぐいのゲームで、単に作者が描いたいくつかのスケッチ内を散策できるようにしたもの。“そこに世界がある”だけでゴールも駆け引きもない。
これを人に勧めることはしない。が、自分の記憶にとどめるためにここに記しておく。

話をしよう。あれは…車でモノを壊して音を聴くだけのゲーム『車で物をつぶす - Car Crush ASMR』だったかな。これを楽しめれば上級者だろう -なんなんゲー紹介

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猫の足跡を目印に、建物の間にある細い道を進むと現れるお店、なんなんゲー紹介所(※)。
ここは訪れた者の好みとなく関係なく、一方的にゲームを押し付ける場所。
※なんなんゲーとは、思わず「なんなん!?」と叫びたくなるような感情を突き動かすゲームを指す。クソゲーではない。
おや、幸運にもあなたはこの紹介所を見つけることができたようです。ゲームもあなたを待っていますよ。今回のゲームは、『車で物をつぶす - Car Crush ASMR』。
あなたは、このゲームを楽しめるでしょうか……。

[AD]『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』レビュー。『幻想水滸伝』スタッフが集い、キャラクターの関係性描写に重点を置いたRPG

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ゲーム機のRPGなのに100人を超える仲間(ほぼ全員使用可能)がそれぞれの物語、目的をもってアジトに集い、やがて世界を動かすRPG『幻想水滸伝』シリーズ。
そのシリーズのキャラクターデザイン、ゲームデザインなどを務めたスタッフをメインに据えたRPGがFuji Gamesから登場した。
音楽に関しても山根ミチルさん、古代祐三さん、柳川剛さんと有名どころを集めて“ザ・懐かしのRPG"を押し出した本作は……思ったより尖っていて魅力があり、同時に欠陥を抱えたRPGであった。

『ガンダムブレイカー モバイル』レビュー。ガンプラづくりは楽しいが、ガチャによってゲームのコンセプトは崩壊気味

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古くは『プラモ狂四郎』、近代では『ビルドファイターズ』。
『ガンダム』には、戦争を扱った本編とは別にガンプラ(ガンダムのロボットのミニチュア商品)を組み立て、シミュレーターの中で戦わせるシリーズがある。
プラモを題材としたこのシリーズでは、ザクとガンダムをくっつけたり、巨大プラモと小さなプラモが戦ったり、本編と異なる面白さを持つものとして人気を得てきた。
そして、ゲーム機の高性能化の恩恵を受けてこの遊びはゲーム化され、『ガンダムブレイカー』というゲームシリーズとして登場した。
そう、今日紹介するゲームはそのスマホ版、『ガンダムブレイカー モバイル』だ。

”美しい風景の中でドラゴンの背に乗って戦う”を楽しむゲーム。『ゲイルライダー』レビュー

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「なんだか、パンツァードラグーン関連の署名運動を応援している海外アカウントがあるなぁ」
かつて、セガサターンで発売され、ドラゴンに乗って戦うシューターゲームの代名詞でもある名作『パンツァードラグーン』。
それに関する復活の署名活動のツイートをRTを見たが、よくよく見てみると、彼らは『ゲイルライダー』というドラゴンに乗って戦う買い切りゲームを製作しているらしい。
とはいえ、さらに調べると彼らは2Dメインでカジュアル・ソーシャルゲームを作っている会社だったのであまり期待していなかったのだが……出てきたものはドラゴンと風景にこだわった3Dゲームで「好きなジャンルになると、みんな力を発揮するのだな」と驚いてしまった。
そう、今日紹介するのはこの『ゲイルライダー』である。

怒涛のテンポのRPG新章『超能力でゾンビと戦うRPG II』レビュー。センスは1作目以上に光るが、物語には物足りなさが残る


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ゾンビによって人間が激減した世界で、超能力を持つ戦士として戦うRPG『超能力でゾンビと戦うRPG』の2作目が登場した。
今作はパワーアップ版の「ツー」ではなく、「第2章」と言うべき追加シナリオとなる。
前作はプレイヤーを置き去りにしかねない怒涛のテンポ感で我々を楽しませてくれた。
主人公が裏切りや仲間の死を何度も乗り越え、恋人を得て、世界最強クラスに育つ物語を3時間でやり切ったのだ。今回はどのような物語で楽しませてくれるのだろうか。
(疾風怒濤のストーリー『超能力でゾンビと戦うRPG』。3時間で圧縮1クールアニメぐらい物語が進むRPG)

日本発、世界でヒットしたドイツゲームが日本語対応で待望のアプリ化。珠玉のパーティーゲーム『Love Letter(ラブレター)』レビュー

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「俺、姫様のことが好きになっちまった!」
お姫様に恋したプレイヤーが、協力者の助けを得てラブレターを届け、その心を射止める……なんともほのぼのしたテーマのドイツゲームが『Love Letter(ラブレター)』だ。
このゲームは、大勢で集まって遊ぶと盛り上がるパーティーゲームなのだが、アプリ版では必然的にオンライン対戦、CPU対戦で遊ぶことになり盛り上がりに欠ける。
だから評価は5としているが、今回は紙版を含めて紹介するので、最後まで記事を読んでから買うか考えてみて欲しい。

100人が同じ館にこもって1人になるまで逃げる大規模鬼ごっこ『青鬼オンライン』レビュー。100人ってだけで楽しい可能性を見せたカジュアルゲーム

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不気味な青鬼から逃げつつ、洋館の謎を解く人気アドベンチャー『青鬼』シリーズ。
『RPGツクール』のチープな見た目ながら、そこに奇妙な“青鬼”を放り込むことで見事なホラーテイストを演出し、フリーゲームから小説、映画、漫画とマルチメディア展開されるシリーズ最新作『青鬼オンライン』の主人公は……なんと100人!
そう、100人が同じ場所に集められ、青鬼から逃げてッ!
最後の1人になるまで生き延びるサバイバルゲームだッ!
え、どこかで聞いたことがあるコンセプトだって?大丈夫、全然違うゲームだから。

機械と融合した海棲生物と戦う海底ボスハントSTG『Earth Atlantis』レビュー。楽しめるゲームだが、BitSummitで賞を取ってしまったのが不幸だった

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気候変動で大地の96%が海に沈み、海棲生物は機械と融合して異常な進化を遂げた未来を舞台に、潜水艦の乗り込んで巨大海棲生物をハンティングする海洋探索シューティングゲーム。
人類が滅亡しそうな世界で、主人公が一機で戦うシューティング節。そこにスケッチ風の情感たっぷりんなビジュアルをぶち込み、日本のインディー博覧会 BitSummit の最優秀賞も受賞した期待作。
タイのデザインスタジオ Pixel Perfex が制作した『Earth Atlantis』は、そんな夢あふれるゲームなのだが……同時に、いわくつきのゲームでもある。

Aviciiのために作られた空間を、Aviciiの曲とともに感じるアプリ『Avicii | Gravity HD』。ゲームを利用した”遊べるMV”

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私が普段聞く音楽は非常に偏っていて、特にエレクトロ・ダンス・ミュージック(EDM)というダンス系の音楽なんかは遠い世界でしかなかった。
なんせ、みんなでダンスするパリピの音楽(※印象です)だから遠い。
が、2013年にリリースされたAviciiのプロモーションゲーム『Avicii | Gravity』は、そんな偏見を打ち崩して私を虜にし、私にAviciiのアルバムを買わせてしまったのだ。
昨日、2018年4月20日にAviciiが亡くなってしまったが、その追悼の意味も込めて思い出のアプリの2018年版『Avicii | Gravity HD』を紹介したいと思う。

女騎士「結婚してくれ!」 オレ「だが断る!」 ビキニアーマー女騎士の誘惑をはねのけ続ける『モテモテRPG オレサマvsメロメロ騎士団』レビュー

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登場する女騎士は、すべて主人公大好き!
ビキニアーマーを着た女騎士達に言い寄られ、ひたすら断り続けるマニアックなRPGが『モテモテRPG オレサマvsメロメロ騎士団』である。

最高に可愛くて美しいビジュアル。ドラクエV風からクラッシュ・ロワイヤルになるMMORPG『キャラバンストーリーズ』レビュー

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MMORPGかと思ったら、ソシャゲRPGで、かと思ったらタワーディフェンスに変化する……王道RPGのように見えて、これほど奇妙な作りのゲームは珍しい。
とにかくビジュアルが美しい、そして可愛い。そこは疑いもなく『キャラバンストーリーズ』の真実である。
だが、そのビジュアルから受ける印象とゲーム内容は異なる。システム面については面白いと感じても、そうでなくても「こんなゲームだと思っていなかった」と困惑してしまう奇妙なゲームでもある。

青と黒、大正浪漫と異国情緒を合わせもつ世界に生きる『From_.』レビュー。若い才能と勢いを感じる作品

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「自分が憧れる配信者の方に、自分のゲームを実況してほしい」
そんな動機からゲーム製作の道に入ったニューウェイブ開発者なかじまさんが、ビジュアルからプログラムまで1人で作り上げた完全オリジナルのゲームが『From_.』である。
率直に言って、このゲームは非凡だ。これまで存在したどのゲームとも一線を画した世界観を持っている。
音楽の使い方や物語については浅い部分もあるが、若い勢いと才能を感じる作品だ。

淡い色使いが素敵。砂漠を美しい森に戻す癒やし系連打ゲーム『DESERTOPIA』レビュー

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淡い色使いで描かれる風景と、動物たちの様子が愛おしい。
砂漠と化した大地に雨を呼び、豊かな森を取り戻して動物たちの様子を写す癒やし系のクリッカーゲームが『DESERTOPIA』だ。
開発は台湾のGamtropy Studio。
適当にプレイしても良いし、課金効果が高すぎて課金バランスが崩壊しているのを楽しむのも良し。
無料でも有料でも楽しめるアプリとなっている。

曲は良いがそれ以外はあと一歩がんばれ! 音ゲー『スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ』レビュー

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圧倒的な技術力で軽量な3Dゲームを作り、美少女ポチポチゲー(ひたすらスタミナを消費して進むだけのゲーム)の極限を示した『スクールガールストライカーズ』。
そのキャラクターが登場するリズムゲームが『スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ』だ。
ただし、舞台設定も曲も主役キャラクターもオリジナルを採用し、スクスト成分は主に脇役キャラクターのみ。
曲はかなり良いし、全体的に頑張ってはいるが……奇妙な立ち位置のゲームになってしまっている。

おもちゃ感たっぷりの簡易版ボードゲーム『Ticket to Ride: First Journey』レビュー。ボドゲのアプリコレクターの方に

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2004年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した人気ボードゲーム『Ticket to Ride』を子供向けに簡易化したゲーム『Ticket to Ride: First Journey』がスマホにやってきた。
3Dグラフィックスを使ってかわいらしく特徴的なアイコンを使っており、“おもちゃ感”は十分。
ゲームは小さくなっているが所有欲を満たせるほどには作られており、価格もお安め。
「ボードゲームの実物を買うほどでもないけどもゲームを体験したい」というプチコレクターの方向けの1作だ。

アイレムの『イメージファイト』風ゲームを、さっくり手軽に。『イメージストライカー2』レビュー

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さまざまなシューティングの要素を1本にまとめあげ、レトロシューターたちを魅力した『MoonStriker』のTerarinsoftからまたもや新作シューティングがリリースされた。
『イメージストライカー2』だ。
1988年にアイレムからリリースされた『イメージファイト』のオマージュを掲げる本作は、『イメージファイト』ライクな武装を持ちつつも、中身はまるで違う。
イメージは保ちつつ、シンプルにまとめて「懐かしいゲームをさっくり楽しむ」スマホに最適な1本となっている。

契約(課金)するから、もっと演出を良くして! 『マギアレコード 魔法少女まどかマギカ外伝』インプレッション

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『マギアレコード 魔法少女まどかマギカ外伝』は、虚淵玄さんのシナリオと、それを盛り立てるアートや音楽で多くのファンを持つ『まどか☆マギカ』の外伝ストーリーを扱うRPGだ。
このゲームに関しては、すごい期待と不安があった。
f4samuraiという開発会社がゲームを作るという点に期待感がありつつ、もともとの原作アニメが良すぎてその印象を悪くするようなゲームが出てくるのではないか、という不安である。
結論から言うと、本作はまだ未完成の状態であり、ジャッジを下すには早すぎる状態と言えた。

『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』レビュー - レイトン、自ら出した謎を解かずに終わる。物語に欠陥を抱えた1作

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英国紳士のレイトン教授が謎を解いてストーリーを進める謎解きミステリー『レイトン教授シリーズ』。
その最新作『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』は、行方不明のレイトン教授に代わって娘の“カトリー”を主人公にし、奇想天外でコミカルな推理を行う謎解きゲームに路線を変えて登場した。
結論から言うと路線変更の善し悪しではなく、単にストーリーと謎がかみ合っていないことでこのゲームは失敗しているように見える。
※本記事はレイトンシリーズとしてではなく、1本のスマホゲームとして評価しています

『懐かしのキャンパス - 3D』レビュー - 夏の臭いがする学校をシミュレートした散歩アプリ

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見上げれば青空、太陽の光したにたたずむ古くさい校舎……。
これはまったくスクリーンショット詐欺ではない。全てにおいてこのクオリティの学校を、あなたは歩いて回れる。
今回紹介するのは懐かしい学校の姿をリアルに描き、その中を歩き回るアプリが『懐かしのキャンパス - 3D』である。

スマホで美しい世界を自由に旅したい!その夢を実現して散ったゲーム『Return to Castlerama』 - 32bit遺産第3回

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2010年!その年、スマホゲームは希望にあふれていた。
毎年のスマホ性能の向上に合わせてゲーム表現の幅が広がり、つぎつぎ驚きのある新作が登場していたのだ。
その中でも多くのプレイヤーにインパクトを与えたのが『Epic Citadel』だろう。『Epic Citadel』はゲームではなく狭い城下町を散策するデモだ。しかし、あまりに美しい風景が多くのプレイヤーを魅了した。
その中で最も魅せられた男たちは考えた。「美しい箱庭をもっと広く作ったらきっと楽しくなる!よし、全3部の大作を作ろう!」と。
そうして、出てきた『Return to Castlerama』(R2C)は美しく広い箱庭を備えていたのだが……まったく人気が出ないまま埋もれ、古い32bitアプリとして生涯を終えようとしている。もちろん、3部作の2作目は出なかった。

『週刊少年ジャンプ オレコレクション!』レビュー - ジャンプ50年の歴史が集結ッ!おまけの表紙作成機能が超楽しいゲーム

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週刊少年ジャンプ創刊から現在までの歴代人気作品が登場し、原作の漫画コマを取り込んだカードバトルゲームを繰り広げるアプリが登場した。
さすが、ジャンプ50年。『ドラゴンボール』や『北斗の拳』など単品でゲーム化される作品はもちろん、『珍遊記』や『忍空』のように現代において単品でのゲーム化が難しいだろう作品まで収録しており、ジャンプっ子には感涙もののゲームである。
ジャンプの歴史が作るまさかの物量作品が『週刊少年ジャンプ オレコレクション!』である。
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
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