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恋人と、友達と。2人遊び専用の脱出ゲーム『Tick Tock: A Tale for Two』レビュー。2台のスマホで同じ世界を、違う視点で見て、話しながら謎を解く会話ゲーム

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2人のプレイヤーが同じゲームを別々の端末で、異なる視点で遊び、会話で情報を共有しながら謎を解くコミュニケーション・脱出ゲームが登場した。
スウェーデンとデンマークの作家2人組Other Tales Interactiveが制作した、2人プレイ専用の脱出ゲーム『Tick Tock: A Tale for Two』だ。
友達と遊ぶも良し、恋人と遊ぶも良し。
簡単な謎解きではないが、とにかく人が2人いて、2台の端末があればアトラクション気分で遊べる面白いコンセプトのゲームだ。

誰でも遊べて、毎ステージひらめきの”アハ体験”ができるパズル『Snakebird Primer』レビュー

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2015年、パズルゲーム好きの間で「驚くほど素晴らしいゲーム」と、世界的に話題になった作品がある。その名は『Snakebird』。
ヘビ状の鳥“スネークバード”を移動させ、自身の胴体を貫通できないというルールだけを守ってゴールに向かうシンプルなルール。
そのルールを使いこなし、どのステージでも「こんな解き方をするのか!」と驚き、感動できる神がかったステージデザインが支持されたのだが……。
パズル好きでなければ最後まで遊べないほど難しかった。それを補うために作られた新作が『Snakebird Primer』だ。

“Primer”とは“入門書”の意味。その名の通り、誰もが『Snakebird』の面白さを体験できる、素晴らしい入門書に仕上がっている。

シューティング好きにおすすめする手軽なホラー弾幕ゲーム『Shikhondo - 食魂徒』レビュー

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韓国発のダークな縦スクロールシューティング。
Steam、PS4、Switchなどでも発売された『Shikhondo - 食魂徒』が、スマホに完全移植でやってきた。
アジアンホラーな画作りは、ボスやステージの背景だけで物語を想像してしまう入魂の作りで、全5面と短いながら、シューティング好きなら手軽に楽しく遊べる。
一方で、スマホ版には完全移植ゆえの難点もあり(つまり、スマホ版の欠点を除いて買いたいと思えれば、ゲーム基盤を選ぶのが良い)、良い点と悪い点がはっきりした作品に仕上がっている。

フロイト的手法でプレイヤーを多角的に本格心理テストゲーム『ALTER EGO』レビュー。自己を知り人生を豊かにするゲーミング

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大学時代、心理学の講義で聞いた言葉が今でも忘れられない。
「心理学は、自分を知り豊かな人生を送るための授業です。普通の人は自分を知りたいと思いません。
心理学の講義を選択した皆さんは、少し変わっています」

“自分を知りたい”欲求を持つ人間が少数派ということが驚きだった。

しかし今、そんな少数派の人間に向けた強烈なゲームが App Store と Google Play の両方で1位を獲得し、ヒットを飛ばしている。
ゲームを通じてプレイヤーを分析して結果を出し、自省を促す“自分探しタップゲーム”『ALTER EGO』である。

死にざまを見せて人を前向きにするポジティブな”死のゲーム”。死者が最後の晩餐をとるレストラン『くまのレストラン』レビュー

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魂が天国へ行く前に訪れる、天国と地獄の間。
そこに、くまのシェフが死者に最後の晩餐をふるまう“くまのレストラン”がある。
このレストラン住み込みの給仕の“ねこ”になって、シェフを手伝い、死者とふれあいうゲームが『くまのレストラン』だ。

これがRPGの老舗ヒットポイントの力。ド直球王道RPG『フォーレジェリア』レビュー

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『ねこあつめ』、『旅かえる』などの大ヒットで有名になったゲームメーカー“ヒットポイント”。この会社、本来は携帯電話向け RPG を最も得意とする老舗であることは新規のファンには意外と知られていない。
どのぐらい RPG 製作に長けていたかというと、「あの会社のゲームぐらいキャラを動かして!」と、業界内で基準にする会社があるほど映像はハイレベルだったし、ゲーム内容も優れていた。
『幻想クロニクル』はガラケー RPG なのにゲーム機向けに移植されるほど人気だったし、スマホでも少し前に出た『聖戦クロニクル』はちょっと無視できないクオリティ。

で、そんなヒットポイントが久々に開発したのが『フォーレジェリア』。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』とほぼ同時に発売されたので少し埋もれてしまったが、その内容はさすがRPG の老舗と言える素晴らしいものだ。

ちびキャラ軍団を指揮するわちゃわちゃ系アクションRPG『キング・クラッシャー』レビュー。個性豊かな12の勇者と豊富すぎるギミックがこの価格で!?

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「これなら誰が遊んでも楽しいな」と思えるバランスの取れたアクションRPGが登場した。
スマホで無理なく遊べる適度なアクション要素があり、パーティー変更で戦術の変化も楽しめる。
さらに無料で遊べて、少しお金を払えば驚くほど快適な「コスパ最高」系。
『キング・クラッシャー』である。
ちびキャラを忙しく動かして楽しく、ドット絵キャラクターの動きを見て楽しく、ゲームをすすめてまた楽しい。とてもよくできているので、ぜひ試してみて欲しい。

美しい液体金属の世界を操る『MeltLand - メルトランド -』レビュー。高難度だがプレイヤーの上達で超えられるバランスも秀逸

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ただ、美しい。
液体金属のような素材で作られた舞台を隆起させ、水滴をゴールまですべり入れるアクションゲーム『MeltLand - メルトランド -(以下、メルトランド)』の第一印象だ。
このステージを隆起させるだけで気持ちいい。
しかも、遊んでみるとこれがまた面白い。スマホ向けに古典ゲーム『マーブルマッドネス』とでもいうべき仕組みを作り上げているのだ。

君は同じステージを64通りの方法でクリアできるか。ゲーマに挑戦するアクションパズル『That Level Again』レビュー

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マリオのような“プラットフォーマー操作”のアクション操作で、同じステージを64回も遊ばせる(N64リスペクト?)ゲームがある。
『That Level Again』だ。
同じものを繰り返すと言うと、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンドレスエイトが有名だが、本作の繰り返しは完全に同じではない。同じ形のステージに64通りの異なるクリア方法が用意されているのだ。
最初は普通のアクションゲームの要領でステージをクリアできるのだが、同じ形のステージに64通りもクリア方法を用意するとなると、終盤はもう、予想を超える解法が連続する。
あなたのゲーマー経験値で、このゲームを解けるか。ぜひチャレンジしてみて欲しい。

勇者を効率よく育てるダンジョンを作る『レベル上げにちょうどいい島』レビュー。10日に1回、滅びかける世界を救う勇者を救え

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2018年の大ヒットゲーム『ダンジョンメーカー』を、変わった視点でプレイするゲームが『RPGアツマール』に登場した。
ゲームの舞台は10日ごとに魔王が現れ世界を滅ぼそうとする、ありふれたファンタジー世界。
同じように10日に1度、勇者が出現して世界を救っていくのだが、それを支えているのは勇者を育てる聖地『レベル上げにちょうどいい島』だった。
本作は、勇者が適当に歩くだけでハイパーレベルアップを果たす島を作るダンジョン経営ゲームだ。

電脳都市をニンジャになって疾走する『Slashrun』レビュー。光あふれるサイバーパンク都市の表現に震えろ

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ネオンで彩られた街を、ニンジャになって駆け抜けるサイバーパンク・アクション。
それが『Slashrun』だ。
先に書いておくが、本作は“映像一点突破型”のゲームである。だから、やり込みとか、深いゲーム性とかには期待しない方がいい。
しかし、ネオンで彩られた街を孤独に走る映像に関してだけは手放しで褒められる。
フランスの Advenworks によって作られたサイバーパンク・シティの映像は素晴らしく、これを手元で見るためだけにダウンロードする価値があるのだ。

衣装課金から始まる物語。振袖を贈られた人工知能と少年を描く軽妙な青春物語『西暦2236年の秘書』レビュー

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スマホに変わる個人向け端末 “スマートツールス” が普及し、だれもが A.I.秘書 “PASS” を活用するようになった未来の2236年1月1日。
その年の元旦、主人公のヨツバは宝くじの大当たりを引いたような……大金を手に入れてしまう。
小心者のヨツバは、この金で自分の A.I.秘書であるマスコに課金して、振袖衣装をプレゼントしたのだが……そのプレゼントは、2人の違いを見せつけるものになるのだった。
課金から始まり、課金に終わる青春物語が始まる。

遊ぶほどにつらくなる。ナチスの優勢人種生産施設で産まれた子供を育てるゲーム『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』レビュー

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やっと、ゲームが終わってくれた。
エンディングに到達してやってきたのは、達成感でも感動でもなく、安堵だった。

第二次世界大戦中、ナチスが掲げた人種差別の方針のもとでユダヤ人が迫害・虐殺された歴史は日本でもよく知られている。私自身、課題図書で『アンネの日記』手に取り、つらさを噛みしめつつ読んだ経験は今でも思い出せる。
だが、それと対極に位置する“ドイツ民族を増やす”政策があり、これが悲惨な結果をもたらしたことはあまり知られていない。
『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、その政策がもたらした悲劇を描き、プレイヤーに強烈に伝えるゲームだ。

怒涛のテンポのRPG新章『超能力でゾンビと戦うRPG II』レビュー。センスは1作目以上に光るが、物語には物足りなさが残る


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ゾンビによって人間が激減した世界で、超能力を持つ戦士として戦うRPG『超能力でゾンビと戦うRPG』の2作目が登場した。
今作はパワーアップ版の「ツー」ではなく、「第2章」と言うべき追加シナリオとなる。
前作はプレイヤーを置き去りにしかねない怒涛のテンポ感で我々を楽しませてくれた。
主人公が裏切りや仲間の死を何度も乗り越え、恋人を得て、世界最強クラスに育つ物語を3時間でやり切ったのだ。今回はどのような物語で楽しませてくれるのだろうか。
(疾風怒濤のストーリー『超能力でゾンビと戦うRPG』。3時間で圧縮1クールアニメぐらい物語が進むRPG)

キャラクターが命を持ち、人間を襲う。狂気のアニメーターが作ったスタジオを探索する『Bendy and the Ink Machine』レビュー

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やあヘンリー。30年前、いっしょに働いていたアニメスタジオを覚えているかい?
もし、君が近くにきたらぜひ寄って欲しいんだ。見せたいものがあるからさ……。
そんな手紙を受け取り、かつての職場を訪れたヘンリーが見たものは、廃墟と化したスタジオだった。
だが、どうにも様子がおかしい。
動くはずのないものが動き、あり得ない音がする。
そう、かつて人気キャラクターを生み出していたスタジオは、悪魔のインクマシーンにより、怪物を生産するスタジオとなっていたのだ……。

あと1ヶ月、次を建てたら…で、結局やめられない。カリブの島を発展させる中毒箱庭ゲーム『Tropico』レビュー

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舞台は20世紀の冷戦時代。
カリブ海に浮かぶ島国の大統領になり、何もない島を発展させるゲーム『Tropico(トロピコ)』。
民主化したばかり島は政情不安定で、国内は複数の派閥が異なる要求をしてくるし、外を見ればアメリカとソ連が島を虎視眈々と狙っていて即占領されることもある。
そんな、きな臭い設定から大変なゲームかと思いきや、遊んでみると道路を作って、建物を建てて結んで、人が増えたら渋滞を解決して……王道の『シムシティ』系の街作り箱庭ゲーム。
そして、寝るのも忘れるほど面白い。

プログラムの思考力を試し、伸ばす理系パズルゲーム『7 Billion Humans』レビュー。最適化・美しいコードの沼にハマれ

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久々にどえらくゲームにはまって、1晩でクリアしてしまった。
というか、今もってゲームがやめられない。
現役プログラマ、もしくは過去にプログラムに触れて楽しんだ・仕事にした経験があるプレイヤーにとって、『7 Billion Humans』は最高のパズルゲームだ。
本作は、プログラミングをパズルゲームとして設計しなおし、遊びながらプログラマ的な思考力を養う目的の教育ゲームである。
ただ、普通の教育ゲームと違うのは、ものすごく面白いこと。
ブラックな世界観、プログラムパズルの自由度が最初にあって、楽しく遊んでいると勉強になっている。最高だ。

朝がくるまで、蒼い月の下を歩く『ブルームーン3』レビュー。眠れない夜、静かに遊ぶ1本

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寒くて暗い夜、思索にふけりながら遊ぶにはもってこいの1本がある。
蒼い月が照らす庭を散策し、妖精や超自然的なイベントを見て回る散歩ゲーム『ブルームーン3』だ。
プレイヤーのやることは、歩いて、ときどき立ち止まって夜の庭を観察するだけ。
激しさも、アクションも、駆け引きも世界だが、そこに不思議はある。

豪華絢爛! 移ろう四季の中で戦うサムライ・ボードゲーム『MIYAMOTO』レビュー

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桜の花びらが舞い散る庭で、最強の武士MIYAMOTO(宮本)が率いる軍団と戦うボードゲームアプリが登場した。
その名は『MIYAMOTO』。
ビジュアルだけで購入しようとすると、意外に古典的で骨太なゲーム内容に面食らうが、ボードゲーム好き、戦術ゲーム好きが遊ぶにはちょうど良いゲームだ。

ショゴスが平然と寝てる洞窟を探索するコミック風・クトゥルフ・アドベンチャー『Lovecraft Quest』レビュー。緑色の顔したラヴクラフト先生が手招きしている…

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クトゥルフ神話を下敷きとし、邪心が眠る洞窟に迷い込んだ男の冒険を描いたアドベンチャー。
それが『Lovecraft Quest - A Comix Game』である。
コミックゲーム(漫画ゲーム)の名の通り、洋風コミックイラストが多用されたゲーム演出は情感たっぷり。
H・P・ラヴクラフト先生も、緑色の顔でプレイヤーを案内してくれる。クトゥルフファンの創作として楽しむには、ちょうどいい1作だ。

映像から脳内に物語を組み上げる”見る小説”ゲーム『Gone Home』レビュー。

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そこにあるのは、人がいなくなった家だけ。
ゲーム『Gone Home』の世界には、脱出ゲームのようなパズルも、激しいバトルもない。
しかし、家に残された人の痕跡から断片的な情報を得て、脳内で整理すると小説のようにストーリーが組み上がる。その体験にもだえるのだ。
小説を読むようにゲームが進む……そう、「映像作品から読み解くアドベンチャー」とでも言うべきか。
この面白さは、普段から小説を読む方にぜひ体験してもらいたい。ゲーム好きが、本好きにオススメするとっておきの1本である。

断じてロマサガの新作ではない。だが原作への愛もあふれてるRPG『ロマンシング サガ リ・ユニバース』レビュー

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『ロマンシング サガ・リ ユニバース(ロマサガRS)』が発表されたとき、「これはロマサガではないと言わず、遊んでから判断したい」と記事で書いた。
そして十分にプレイした今、頑固な『ロマサガ』老害として声を大にして言いたい。
『ロマサガRS』は『ロマンシング・サガ』の新作とは認めない。これは大人の都合がにじみ出る、シリーズの根本を捨てたガチャゲーだ。
しかし同時に、これはロマサガという原作なしに成立しない作品で、あふれるロマサガへの愛も感じられる。
『インペリアル・サガ』のようにシリーズ外伝としてなら、もろ手を挙げて歓迎していたはずだ。

秘密基地を作って、たくさんの浮遊島を冒険するワクワクRPG『ポータルナイツ』レビュー。ライトなアクションとクラフトが絶妙に融合

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いくつもの小さな浮島に分割されてしまった世界を渡り歩き、それぞれの世界で素材を採取して装備を調え、悪の親玉を倒すアクション・クラフト・RPG『ポータルナイツ』がついにスマホに登場した。
しかも、日本語対応で内容はPC・ゲーム機版などとほぼ同じ。同じ wifi 内ならのマルチプレイで最大4人での協力プレイもできてしまう。
『マインクラフト』をRPG寄りにしたような作品を探しているなら、スマホではこれで決まりだ。

ネット廃材をつなぎ合わせた世界で球を転がす『Marbloid』レビュー。インターネットって古くなるのか…

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1980~90年代の音をつなぎ合わせて作られた音楽に、当時のチープな CG やノイズだらけの映像を組み合わせたミュージックビデオ(音楽だめでも可)“Vaporwave”というジャンルがある。
この「インターネット廃材を利用した芸術」とも言うべき作品を、これまたレトロな球転がしゲームに合成し、MV の中を自由に動けるようにしたゲームが『Marbloid』である。
そう、これは遊べる MV。映像にピンときたら、買って良い。

これぞセガなRPG『イドラ ファンタシースターサーガ』レビュー。バトルシステムが面白くて、ほかが抜けている尖り感。というかセガ感

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「うわ、セガっぽい」
セガの誇るRPG『ファンタシースター』の30周年記念作品としてリリースされた『イドラ ファンタシースターサーガ』の感想はまさにセガだった。
バトルシステムの奥深さと、そこから来る育成の面白さで言えば近年の基本無料RPGではかなりの深さをもつ良いRPG。
しかし、面白いところ以外はダサい。「ゲームのメインが面白くできたからイケる」的なノリが漂うゲームでしかない。

悪の魔術師になり、過去3作の主人公に復讐するTD『キングダムラッシュの復讐』レビュー。スマホ最高のタワーディフェンスシリーズは今回も面白かった

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スマホ最高のタワーディフェンスシリーズと、自信を持って言える『キングダムラッシュ』シリーズ最新作がやってきた。
『キングダムラッシュの復讐(Kingdom Rush Vengeance)』だ。
これまで人間とエルフ、ドワーフが手を組んで様々な悪と戦ってきたが、今回の主人公は過去に封印した悪の魔術師“ヴェズナン”。
オークやスケルトンの軍団を率いて、これまでプレイヤーが操作してきた正義の英雄たちを倒し、平和な国を蹂躙するのだ!
あ、もちろん、今回も最高に面白いので安心してほしい。

懐かしきSFC風アート、懐かしきゲームテンポのRPG『リバーシクエスト2』レビュー。良作の可能性は大いにある未完成作品

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『タクティクスオウガ』に憧れてゲーム業界に入ったアーティストが、り、3年以上を費やして憧れのアートテイストを引き継いで作り上げた『リバーシクエスト2』。
そのドット絵アートの魅力については目指したのは「記憶の中で美化された」SFC風ドット再現『リバーシクエスト2』で紹介したし、多くの読者の方はもうこのゲームの存在をご存知とは思う。
ただ、先に出たインタビュー記事ではゲーム内容について説明していなかったので、システム説明、そしてゲームとしての私の印象をこの記事でお伝えしていく。

フラグを立てては5分で回収する疾風怒濤のストーリー『超能力でゾンビと戦うRPG』レビュー。3時間で圧縮1クールアニメぐらい物語が進むRPG

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展開が早すぎて、少しスキップするともう「あ、気づいたら主人公とヒロインが結ばれてたわ」ぐらいサクッと、やや雑に物語が進むRPG。
それが『超能力でゾンビと戦うRPG』だ。
これは悪口ではない。飽きる暇もなく畳みかけるように物語を進め、エンディングまで「進む快感」で遊ばせる怪作である。進むって気持ちいい。

見知らぬ人と対戦・協力して俳句を作る『五七五オンライン』レビュー。キサマは俺の考えた句の後を継げるか!

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五・七・五の短い句をつなげ、季節を表す“季語”を利用して情景や心情を表現する日本の文化、俳句。
『五七五オンライン』は、これをオンラインで他人と一緒に創作するアプリ……のはずだが。
顔も見えないオンラインで、見知らぬ人と適当にマッチングしてまともな俳句が成立するわけもなく、俳句と呼べない謎の文章が次々と生まれた。
お互いに無茶な句を作って、強制的に他人が続きをつくる『五七五オンライン』では「続けやすく作ろう」なんて配慮は皆無。むしろ、相手が困れば勝ち。
ここに、協力して俳句を詠むふりをして対戦する、俳句無法地帯ができあがった!

この子、私が面倒見てあげなきゃ…母性が目覚める変身ヒーローRPG『ワールドエンドヒーローズ』レビュー。ただ20秒を走り続ける姿を見る拷問の先に、光る物語はあった

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『君と霧のラビリンス』など、近年女性向けゲームに力を入れ始めたスクウェア・エニックスから送られた3本目の刺客。
それが、宇宙からやってきた喰核生命体(しょっかくせいめいたい)“イーター”によって滅びつつある人類を、強化手術を受けた少年たちが守る変身ヒーローRPG『ワールドエンドヒーローズ』である。
今回もヤバいゲーム……かと思いきや、開発は『アイドリッシュセブン』でヒットの実績を持つ G2 Studios。
実際、プレイ序盤は疑問符が付く部分が多いものの、スクエニの女性向けゲームでは最も心に刺さる作品になっている。いや、ネタ的な意味ではなく、本当に物語は結構良いから。
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
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