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ジオラマ風ダンジョンでの戦いと成長を描くボードゲーム『Fallen of the Round』レビュー。魔物の暴力を、それを上回る暴力で破壊する荒削りな面白さが光る1作

Fallen of the Round (App Store 370円)
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末弥純さんが描く『ウィザードリィ』扉絵を思い出すようなジオラマ上で戦い、ダンジョンの最奥にいる悪を倒すバトル・ボードゲームが登場した。
血の臭いが漂う石畳のダンジョン、そこに立ち向かう騎士や魔法使いという構図は見事で、グラフィックだけでがっちりハートをつかんでくる。
ゲームは1プレイ15分程度で、戦いを繰り返しつつ仲間を集めて成長する無骨な楽しさがある。
本作はバグや問題が多い早期リリース的な状態なのだが、現段階でも楽しめるし、バグ技を悪用して遊ぶ(1人用だからバグを使っても誰の迷惑にもならない!)楽しさも今だけのものなので、それを使って遊びまくっている状況の紹介をしていきたい。

”古き良き”ではなく、現代に通じる良質RPG『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』前編レビュー。『FF』の父が作る懐かしのゲームを超え、Mistwalkerだから作れた新作と言えるAppleのキラーソフト

FΛNTΛSIΛN (ファンタジアン) (App Store Apple Arcade)
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『ファイナルファンタジー』シリーズを立ち上げた坂口博信さんが、Apple の月額遊び放題のゲームサービス Apple Arcade 向けに『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』という RPG を作る。
これを聞いたとき、「ああ、懐かしいテイストの RPG が遊べるのだろうな」程度に思っていたが……出てきたものは、そんな大人しいものではなかった。
懐かしさの皮をかぶった最新の JRPG で、スマホでも Mac でも同じように楽しめる工夫が随所に盛り込まれており、まさにゲーム機とスマホ、両方で長い開発経験を積み、ヒットを生み出した Mistwalker だからこそ作れる新作と言っていい。
失礼ながら予想をはるかに超えて面白い、まさに Apple Arcade キラーソフトだった。

リアルに再現された戦車のキャタピラを眺めて楽しむだけのゲーム『戦車の履帯を愛でるアプリ』登場。板1枚1枚が物理シミュレートで動く本格戦車ゲー(※キャタピラのみ)

戦車の履帯を愛でるアプリ (App Store 無料 / Google Play 無料)
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君は戦車は好きだろうか?
おっと、愚問だった。
装甲で銃弾を跳ね返して歩兵を蹴散らす無敵兵器(ただし地雷は×)、戦車を嫌いなゲーマーがいるわけない。
よろしい、では戦車を愛してやまない君が今すぐ遊ぶべきゲームは『戦車の履帯を愛でるアプリ』だ。

これはすごいぞ!
なんと、戦車のなかでも車輪に巻く“履帯”(無限軌道、キャタピラなど呼び名は複数ある)を眺めて楽しむだけのシミュレーターだ。
戦車が好きなら履帯も好きなはず。履帯部が好きなら、履帯だけ眺めていても楽しいはず。
君のような戦車フェチのためのアプリだ!

そのゲームは、ガラケー世代の記憶を揺さぶる。LINE、WEB、アプリなど日常ツールが連動する謎解きゲーム『ガラパゴスの微振動』レビュー

ガラパゴスの微振動 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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これはまた、面白くも特別なゲームの物語に出会った。
日本で発達して2012年頃まで主流だった携帯電話フィーチャーフォン、いわゆるガラケーを使って謎を解くゲーム『ガラパゴスの微振動』に、心を揺さぶられてしまった。
このゲームのことを早く人に伝えたい。
なんせ、このゲームは2021年3月31日をもって販売終了(購入すれば、販売終了後もプレイは可能)になってしまうのだ。
学生時代にガラケーに親しんだ20代後半~30代後半世代には刺さる良さがあると思うので、買うか、買わないか、該当する方はお時間を割いてこの記事を呼んでいただければ幸いだ。

色鮮やかな観光地を楽しむ『サントリーニ ~エーゲ海広がる青と白の街~』レビュー。観光地と違和感が同居する世界と、堅実な脱出ゲームが楽しめる1作

サントリーニ ~エーゲ海広がる青と白の街~ (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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普段は脱出ゲームの紹介をすることがない本サイトだが、ひさびさにコンセプトに惹かれて手を出し、最後まで遊んでしまった脱出ゲーム『サントリーニ ~エーゲ海広がる青と白の街~』を紹介したい。
本作は、エーゲ海に面した観光地サントリーニをモチーフとした脱出ゲームで、青と白を基調とした美しい風景、音楽を楽しみつつゆったりと謎解きを楽しめる1作だ。

登場人物の台詞を入れ替えて行動を変えるパズル・コミック『Fate of Kai』レビュー。1時間強でスッキリ終わる、遊べる漫画単行本

Fate of Kai (App Store 490円 / Steam 1,220円)
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1冊のコミックとして冒険を表現し、その登場人物の台詞を変更することで結末を変える、言うなれば"遊べるコミック”とでも言うべきゲームが『Fate of Kai』だ。
主人公の少年 Kai は、寝るたびに不思議な世界にいる夢を見る。
何度も夢の世界に迷い込み、あるとき夢の世界こそが現実で、現実が夢の世界であるかのように感じ始め、夢の世界に深くのめり込んでいく。
プレイヤーは、そんな少年を現実に引き戻すため、登場人物の台詞に手を加えてコミックをハッピーエンドに導かねばならない。

自分の手で改造した戦闘機械”ゴーレム”を駆り、賞金首を狩るRPG『アームド&ゴーレム』レビュー。改造と多彩な戦術が楽しめるバトル野郎RPG

RPG アームド&ゴーレム (App Store 860円 / GooglePlay 860円)
RPG アームド&ゴーレム 無料版 (GoolePlay 無料)20210317_194931000_iOS
生物の生命力“イデア”を基盤とした国家が災害により衰退し、荒廃した土地を舞台に戦闘機械“ゴーレム”を駆り、賞金首を捕らえるハンティングRPG『アームド&ゴーレム』が、ついにスマホにやってきた。
本作は2008年にフィーチャーフォンでリリースされた同名作品を原作としている。
原作リリース当時は、匿名掲示板などでも長期にわたり専用スレッドがたち、評価も高かったのだが……これがついに現代風にリメイクされて遊べるようになったわけだ。
さあ、自分の手で改造したゴーレムに乗って荒野に繰り出し、賞金首を狩ろう!

今、コロナ社会を生きる若者の姿を描くゲーム『Living in 2020 : Choose your Story』レビュー。新しい社会の息苦しさと、その必要性を同時に描く1作。

Living in 2020 : Choose your Story (GooglePlay 無料 / PC 無料)
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2019年に発見された新型コロナウィルスこと COVID-19 は、あっという間に世界に広がった。
そして、さまざまな産業に打撃を与え、人々の生活スタイルを完全に変えてしまった。
もう大勢で集まって騒ぐことはできないし、この影響を受けた産業はいまもダメージを受け続けている。
『Living in 2020 : Choose your Story(2020年を生きる)』は、そんな現代に生きる若者の姿を描くことで COVID-19 予防の啓蒙を行うゲームだ。

弁当を作ること、作る意味は? 弁当作りパズルで母子の愛を描くゲーム『隠弁当 -inbento-』レビュー

隠弁当 -inbento- (App Store 370円 / GooglePlay 320円)
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弁当。
小さい弁当箱の中に彩り豊かな食べ物が詰め込まれ、ときにはキャラ弁と言われる絵を描いたものもあり、日本の文化として世界で注目されている弁当。
これに着想を得て、色彩豊かな弁当を作る技術をパズルゲームとして表現し、同時に弁当に隠された愛情を物語として語る『隠弁当 -inbento-』を本日は紹介する。

剣と魔法の戦記シミュレーションRPG『キングダムオーダ‪ー』レビュー。PS・サターンならフルプライスの内容を持つ骨太作品

キングダムオーダー (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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かつて、剣と魔法が力を持つ世界で、さまざまな勢力が入り乱れて戦うファンタジー国盗りゲームが多く出ていた時代があった。
『ドラゴンフォース』や『スペクトラスフォース』など、セガサターン、プレイステーション時代に登場した剣と魔法の世界を舞台としたシミュレーションRPGたちの時代だ。
将軍を集めて最強の軍団を作って国盗りをする面白さ、各勢力のそれぞれのドラマが別視点で楽しめる良さがあったのだが……いつの間にか、あまり市場で見なくなっていったように思う。
が、今日紹介する『キングダムオーダー』は、久々に見つけたそれらの系譜に連なる力作。上記のタイトルでピンときた方は、DLして損はない1作だ。

衝撃映像の連続。謎の種に刺激を与えて反応を見る『Mitoza』レビュー。伝説のFlash謎ゲーが蘇る

Mitoza (App Store 無料 / GooglePlay 無料 / Steam 無料)
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シュールホラー謎解きゲーム『Rusty Lake』シリーズの開発者が立ち上げた、奇妙なゲームを販売するインディーゲームブランド Second Maze から、またもや奇妙なゲームが登場した。
謎の種に刺激を与えるたびに、衝撃的な映像が再生されるゲーム『Mitoza』だ。
本作はもともと Flash で配信されていた作品で、衝撃的な映像がアツい支持を集め、リリース後は100万回再生される実況動画も珍しくなかった人気作だった。
2020年12月31日に Flash のサポートが終わると遊べなくなって悲しむ声があがっていたが……これが、スマホと PC 向けに復活した。
しかも、Flash と同じ完全無料。これは遊ぶしかない。

Queen公式リズムゲーム『Queen:ロックツアー』レビュー。We Will Rock Youやボヘミアンラプソディなど20曲、特典映像など収録で300円強のお得すぎるリズムゲーム

Queen:ロックツアー (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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伝説的ロックバンド Queen の名曲を使ったリズムゲーム『Queen:ロックツアー - オフィシャルリズムゲーム』が思った以上に良い。
We Will Rock You など有名楽曲ばかりの20曲を収録し、無料でも全曲30秒バージョンを遊べて、300円強支払うだけで全曲フル+特典映像などが楽しめるという価格破壊レベルの安さ。
開発する Gameloft for bland は『モダンコンバット』などを開発したスマホの有名メーカー Gameloft がブランド向けにゲームを開発するというサービスブランド。
スマホゲームの老舗だけにクオリティも安定していて、安心して楽しめる。

着替えるたびに強くなるコスプレ・アクションシュー『コスモプレイヤーZ』レビュー。これが日本向けの魔改造『アーチャー伝説』だッ!

コスモプレイヤーZ (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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敵の弾幕をくぐり抜けつつ、プレイヤーも激しい弾幕で応戦するアクションシューティングとして一世を風靡した『アーチャー伝説』。
これ土台にしつつ、日本的な魔改造を施したインディーゲームが登場した。
『コスモプレイヤーZ』だ。
基本的な面白さはそのままに、周回や課金を取り除いてバランスはアーケードゲーム風に。
海外ゲームそのままなキャラクターは日本風のかわいいキャラクターに。
しかも、主人公がプレイのたび異なる衣装に着替えるコスプレ要素(ゲームの略称はコスプレZだ!)を追加。
これが、日本人向け『アーチャー伝説』だッ!

建物を配置してミニチュア島を作る1人用デジタルボードゲーム『MOAI - My Own Ark Island』レビュー。ソリティア的に遊んで、島の鑑賞も楽しめる1作

MOAI - My Own Ark Island (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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ランダムに配布される建物カードを無人島に配置し、限られた土地と建物カードを利用して町を作る1人用のデジタルボードゲームが登場した。
『MOAI - My Own Ark Island』だ。
ランダムな手札から良い町を作るパズルで頭を悩ませ、終わったあとは作り上げたミニチュア島を眺めて休む。
そんな小さなゲームが好きならこれはおすすめだ。

建物を覗き、物体が消失する視点を探す”覗くパズル”『Empty.』レビュー。無料、広告なし、30分で終わる不思議な覗き作業

Empty. (App Store 無料 / GooglePlay 無料 / PC 無料)
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ミニチュアの建物を除き込み、建物のなかにある小道具が見えなくなる角度を探し当てると、その建物から本当に小道具が消失してしまう。
そして、それを繰り返すと建物の中をからっぽにする少し不思議な“覗くパズル”が『Empty.』だ。
価格は完全無料、iOS / Android / PC 向けに広告なし、完全無料で提供されている。

純粋な面白さでぶん殴ってくる、止まらないシミュレーションRPG『Rivengard』レビュー。1分で終わる超ハイテンポと戦術性の両立

Rivengard (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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久々に、ゲームに面白さでぶん殴られた。
『Rivengard』を紹介するとき、知人にそんな言葉で紹介している。
『Rivengard』は、『ファイアーエムブレムヒーローズ』とか『FFBE幻影戦争』のようなマップ上でユニットを戦わせるシミュレーションRPGだ。

ただし、『Rivengard』には魅力的なキャラクターはいないし、派手な演出もストーリーもない。
それらを排除してテンポを上げ、極限までゲームプレイ部分の味わいを研ぎ澄まし、プレイヤーを面白さでぶん殴る。
そして、殴られたプレイヤーは「ただプレイしていて面白い」から遊び続けてしまう。
ただ単純に面白いだけのゲームを探しているなら『Rivengard』を試すべきだ。いや、これは本心から語っている。

下手な有料ゲームが裸足で逃げ出す、本格ハック&スラッシュRPG『エルダースクロールズブレイズ』レビュー。目立つ欠点は「課金する意味が見いだせない」程度

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人気RPG『The Elder Scrolls』シリーズのスマホ作品『エルダースクロールズ:ブレイズ (The Elder Scrolls: Blades)』。
本作はシリーズの世界観で展開される作品で、主観視点のクラシカル・ダンジョンRPG……とかどうでも良くて、とにかくハック&スラッシュな成長RPGとしてすごく楽しい。
本家作品のようなオープンワールドはどこにもない。だけど、1本のスマホRPGとしてみると、下手な買い切りゲーム真っ青の面白さ。
それでいて無料で楽しめるのだから、おすすめしないわけにいかない。
面白いゲームを探していたら、洋ゲーテイストなビジュアルで食わず嫌いせず、このゲームを試すべきだ。

「やめろ、俺を遊ぶな、俺はゲームじゃないんだ!」 遊ばれることを拒むアプリと対話する『There Is No Game: Wrong Dimension』レビュー

There Is No Game: Wrong Dimension (App Store 610円 / GooglePlay 700円 / Steam  1,320円)
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残念なお知らせだが、このアプリはゲームじゃない。
大丈夫、キミはTVを見ても良いし、外に行ってもいいし、本を読んでもいい。
このアプリは返金をしても……いや、開発者にも生活があるからそれだけは……お、おい、何をしているんだ!?
タイトル画面をいじるんじゃない、おとなしく外で遊べ!

今日は、意思を持つゲームアプリと会話し、アプリ自身が予想もつかない方法でプログラムを破壊しながら物語を進めるゲーム……いや、ゲームじゃないからアプリか?
コホン、ともかく『There Is No Game: Wrong Dimension』を紹介しよう。

デッキビルド+ローグライクRPGの新星『まものローグ』レビュー。ワンアイデアで面白さの方向がガラリと変化した『Slay the Spire』系ゲーム

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PCやゲーム機では『Slay the Spire』、スマホでは『満月の夜』など、毎プレイ初期状態から始まり、ランダムイベントやバトルを通じてカードを手に入れ、最適なデッキを作り上げていくローグライク+デッキビルドRPG。
『まものローグ』は、この人気ジャンルに登場した新星だ。

先に挙げたタイトルと基本システムはほぼ同じだが、バトルにリアルタイム制を採用しており、攻撃・防御に加えて“時間”の要素を持たせることで違うゲームと言えるほど変化している。
土台は同じでも、ワンアイデアでプレイ感は別もの。
このジャンルが好きなら強くおすすめできる1作だ。

「私はゲームじゃない!」と言い張るアプリの本性を暴き、ゲームであると理解(わか)らせるパズル『There Is No Game: Jam Edition』レビュー

There Is No Game: Jam Edition (App Store 無料 / GooglePlay 無料 / Steam 無料)
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新年は短くさっぱり終わって、しかも興味深いゲームで始めたい。
ということで2021年最初に紹介するのは「私はゲームじゃない!」と言い張るゲームアプリをいじくりまわし、本性を暴くパズル『THERE IS NO GAME』を紹介しよう。
プレイ時間はたった10分。
ゲーマーを挑発するアプリの本性を暴いて「オマエはゲームなのだ!」と理解(わか)らせてやろう。
熟練ゲーマーは、嘘つきアプリなどに負けない。

遊びは『FGO』を踏襲し、完成度は『FGO』未満。セガ×ディライトワークスが送る『サクラ革命』レビュー

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未完成品。
セガの『サクラ大戦』シリーズ新作にして、『Fate/GrandOrder(以下、FGO)』のディライトワークスが開発・運営する『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~(以下、サクラ革命)』の感想は、そんなものだった。

卓球のラリーをリズムゲームにした『Lofi Ping Pong』iOS/Android版リリース。心地よい音楽のなか、卓球でリズムを刻もう

Lofi Ping Pong (App Store 120円 / GooglePlay 520円 / Steam 520円)
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PC向けにリズムゲームを作るインディー開発者 Calvares の代表作である『Lofi Ping Pong』が App Store / Google Play 向けに配信開始となった。
本作は Lo-fi Hip Hop の音楽が流れるなか、音楽のリズムに乗って卓球をするリズムゲーム。
「カッ、コッ」とピンポン玉が音を発すると、それが音楽と一体化して曲になる。
シンプルだが癒しの空気を持つドット絵ゲームで、スマホ版は新規楽曲がある(全18曲中1曲)が、物語は簡略化されている。
また、PC版にはプレイヤーが好きな楽曲を取り込んで使えるモードがあるが、スマホ版は工数の関係でこれも削られている。ただし、楽曲取り込みについては時間があれば実装したい気持ちはあるそうだ。

そこにあるのは、滅びた世界と少女と船だけ。ゾンビも何もない終末を旅する『FAR: Lone Sails』レビュー

FAR: Lone Sails (App Store 500円 / GooglePlay 620円 / Steam 1,520円)
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そこにあるのは週末を迎えた世界と、少女と、不思議な船だけ。
狂った機械も、ゾンビもいない。
『FAR: Lone Sails』は、そんな終末世界を旅するゲームだ。

言葉を使った明示的な演出はなく、プレイヤーは少女を操作して世界を見て回り、風景から何かを感じ取ることしかできない。
文明は滅びきってしまったのか、少女は本当に最後の1人なのか。
さあ、終末の世界の旅行に出かけよう。

最小限のローグライトな仕組みを備えたパズルRPG『Dungeon Falan』レビュー。ザ・直球『Dungeon Raid』クローン

Dungeon Falan (App Store 370円)
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2012年、『Dungeon Raid』というコアなスマホゲーマーの間で流行したパズルRPGがあった。
3マッチパズルの盤面をダンジョンに、パネルを消すプレイヤーを冒険者に見立てたパズルRPG……以上のものだった。
死んだら毎プレイ最初から、毎プレイランダムにダンジョンやパワーアップが生成されるなど、後に“ローグライト”と呼ばれて流行するゲーム群の特徴を備えており(2012年なのに!)、中毒者が続出。
『パズドラ』がこのゲームを参考に作られるなど、日本のゲーム業界にも大きな影響を与えた。
が、iOS ではこのアプリが削除されて久しい。

そんなところに登場したのが、今回紹介する『Dungeon Falan』。
直球の『Dungeon Raid』クローン系ゲームで、基本ルールは『Dungeon Raid』とほぼ同じ。細部は違うが、ビジュアルをアップデートした『Dungeon Raid』として遊べる。

古びた洋館と影のある少女、一晩の宿を求める何も知らない男…王道オカルトADV『ねじれた少女』レビュー。1時間で楽しめるクトゥルフ系物語

ねじれた少女(GooglePlay 無料)
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森で迷ったあなたは、古びた洋館を見つけ、一晩の宿を求めて戸を叩く。
「どちら様ですか?」
そういって顔をのぞかせた少女には、どこか違和感があった……。

今回紹介する『ねじれた少女』は、オカルトアドベンチャー。
1時間程度の短時間に楽しめて、好奇心をそそる選択肢と選択で変化する結末があり、スナック感覚で手軽に摂取できる王道のクトゥルフ系アドベンチャーだ。

何度もやり直すローグライトのお約束を物語に組み込んだ『Crying Suns』レビュー。成功するまで蘇る男のストーリー

Crying Suns (App Store 1,100円 / GooglePlay 1,100円/ Steam 2,370円)
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死んだら最初からやり直し。だけど、毎プレイ異なるランダムな展開なので飽きずにプレイできる『FTL』や『Slay the Spire』のような“ローグライト”ジャンル。
これが流行してからだいぶ時間がたったし、そろそろ「少しひねったローグライトがやりたいかな?」という方も多いのではないだろうか。

そんな方におすすめしたいのがこの『Crying Suns』だ。
本作は「何度もプレイし直す」ことを逆手にとり、何度もプレイするほどに謎が深まるストーリー性を持つ『FTL』系ローグライト+SF物語のゲーム。
開発はフランスのaltshiftだが、翻訳の品質も高く、自信を持っておすすめできる1作だ。

「パンツじゃないから恥ずかしくない」を貫き通すシューティング(テイルズ風に読んでください)、『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』レビュー

ワールドウィッチーズ UNITED FRONT(ユナフロ) (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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魔法の力を持った少女”ウィッチ”が異形の敵”ネウロイ”と戦うドラマを描いた『ワールドウィッチーズ』シリーズ。
『ワールドウィッチーズ』というとなじみが薄いかもしれないが、短すぎるズボンをはいて「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」と、開き直った台詞で話題になった『ストライクウィッチーズ』などのアニメが該当する、といえば知っている方も多いのではないだろうか。

『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』は、アニメやマンガなども含めてシリーズ全体のキャラクターが共闘するシューティングゲーム。
シューティングの老舗ケイブ、KADOKAWA、フォワードワークスの共同開発となっている。

名前を失った猫が飼い主を探して異世界をさまよう『名もなき猫』レビュー。アクション、世界観ともに良好なのに無料

名もなき猫 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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記憶を失ったまま寒々しい異世界に放り出された猫は、かすかな記憶をたよりに飼い主の元へ帰ろうとする。
無料ゲームのなかでも物語、アクションともに評判の良い『Nameless Cat』が、2020年9月末に『名もなき猫』と改題して日本語化されたので、本日はこれを紹介する。
本作は短いステージで区切られ、サクサクと遊べる横スクロールアクションとして楽しめるし、神秘的な異世界と猫の記憶をたどる物語としても楽しめる、1粒で2つおいしいゲームだ。

忍者のように速く、静かに、群れを成して戦うスタイリッシュ・アクション 『ゴキオンライン』レビュー。人は何か(G)になれる

ゴキオンライン (GooglePlay 無料 / PCブラウザ 無料)
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「生まれも立場も違う何かになってみたい……」

よろこべ、ニンゲン。今日、キミの夢が叶う!
この『ゴキオンライン』は、ニンゲンとは生まれも立場も違うG(ゴキブリ)になってGの視点で家の中を歩き回れる、今までなさそうでなかった画期的なゲームだ。
今日は、Gになりたいニンゲンのためにこのアプリを紹介しよう。

え、Gになりたくない?
気にするな、誰でも潜在的に変身願望があるというし、この先はオマエがGになりたい前提で書くぞ!

終末世界を2人ぼっちで生きる『終わる世界とキミとぼく』レビュー。ローグライト・謎解きゲームというべきプレイ感

終わる世界とキミとぼく (App Store 250円 / GooglePlay 240円 / Steam 558円)
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ぼくらは知っていた。この世界が終わることを。誰もが知っていた。知っていたのだ。

核戦争により、とつぜんに世界は終わり始めた。
幸運にも生き延びた“ぼく”は、同じく生き延びた女の子の“キミ”とともに荒れ果てた世界を生き抜く。
ぼくが死んでも、キミが死んでもゲームは終わり。
『終わる世界とキミとぼく』は、終末の世界を2人きりで生き延びるハード・サバイバルゲームだ。

テキストが主体のゲームで、画面は派手ではない。
しかし、システムに目を向けると毎プレイ異なるイベントが発生し、死んだら最初からやり直しになるローグライト(不思議のダンジョンのエッセンスがある)的要素、謎解きアドベンチャー要素を備えた“ローグライト謎解きゲーム”に近いシステムを備えた光る1作だ。
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
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