ノルウェーゲーム賞二冠のゲームが5年越しに日本語対応『少女と宇宙の物語』 レビュー。1920年代の牧歌的なノルウェ―と、牛飼い少女と、牛をさらう宇宙人の物語
- アドベンチャー
- 2022年03月22日
少女と宇宙の物語 (App Store 610円 / Google Play 610円 / Steam 598円)

1920年ノルウェーで、不可思議な事件に巻き込まれた牛飼いの少女を描く短編アドベンチャー『Milkmaid of the Milkyway』。

1920年ノルウェーで、不可思議な事件に巻き込まれた牛飼いの少女を描く短編アドベンチャー『Milkmaid of the Milkyway』。
ドット絵で描かれるキャラクターと世界観、牧歌的な雰囲気から予想がつかない展開へと繋がる物語などが評価された本作は、2017年にSPILLPRISEN(ノルウェーのゲーム賞)で“GAME OF THE YEAR”、“GAME OF THE YEAR SMALL SCREEN”の二冠に輝いた。
が、長く日本語には対応しておらず、2022年になってようやく『少女と宇宙の物語』として日本語版がApp Store / Google Play 向けに販売開始となったので、今回紹介したい。
この、美しい天使を飼いたい。背徳の超短編ノベル『天使の飼い殺し』レビュー。文字と絵が同時に語りかける超濃密な3分間ゲーム
- アドベンチャー
- 2022年02月08日
ドイツ連邦教育研究省が、有名インディー開発者と共同で制作した学習脱出ゲーム『Kitty Q』レビュー。子供の好奇心を刺激し、勉強とゲームは両立させる取り組み
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- 2021年12月23日
Kitty Q (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

「勉強ばかりしてないで、ゲームしなさい」
四国新聞で展開されたメッセージ広告が、ネット・ゲーム依存症対策条例を定めてゲームを制限する香川県への挑戦として日本では話題になった。
が、ドイツでは「そもそもゲームと勉強は両立する」とばかりに、子供の好奇心を刺激すいる量子物理学学習ゲーム『Kitty Q』が開発され、スマホ向けにリリースされた。
しかも、ドイツ連邦教育研究省(国)の出資で制作されているため、無料で広告一切なしなので、誰でも手軽に手を出せる。
開発は数々のヒット作・受賞作を制作し、直近でも『Song of Bloom』でApple Design Award を受賞したドイツ・インディーゲームの鬼才 Philipp Stollenmayer。
それでいて研究組織 Cluster of Excellence ct.qmat の協力で科学的な解説・考証もバッチリ。
面白さでも、学習への取り組みでも妥協のない1作となっている。

「勉強ばかりしてないで、ゲームしなさい」
四国新聞で展開されたメッセージ広告が、ネット・ゲーム依存症対策条例を定めてゲームを制限する香川県への挑戦として日本では話題になった。
が、ドイツでは「そもそもゲームと勉強は両立する」とばかりに、子供の好奇心を刺激すいる量子物理学学習ゲーム『Kitty Q』が開発され、スマホ向けにリリースされた。
しかも、ドイツ連邦教育研究省(国)の出資で制作されているため、無料で広告一切なしなので、誰でも手軽に手を出せる。
開発は数々のヒット作・受賞作を制作し、直近でも『Song of Bloom』でApple Design Award を受賞したドイツ・インディーゲームの鬼才 Philipp Stollenmayer。
それでいて研究組織 Cluster of Excellence ct.qmat の協力で科学的な解説・考証もバッチリ。
面白さでも、学習への取り組みでも妥協のない1作となっている。
つぎつぎと不幸な死を迎える人々の、最後の瞬間を体験し、謎に迫るアドベンチャー『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(What Remains of Edith Finch)』のiOS版レビュー
- アドベンチャー
- 2021年08月31日
What Remains of Edith Finch (App Store 610円 / Steam 1,980円)

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や『Horizon Zero Dawn』など、強烈なライバルがいる2017年~2018年に、さまざまな賞を受賞した(英国アカデミー賞などではベストゲーム賞すら獲得している!)本作が、ついに iOS に登場した。
しかも、充分に楽しめる品質で。
お気に入りのゲームなので、この機会にしっかり紹介していきたい。

つぎつぎと不幸な死に見舞われ、一族がほぼ死に絶えたフィンチ家。
彼らは死者が出るたびに屋敷に手を加え、歪に増築された屋敷は“フィンチ家の奇妙な屋敷”として有名になった。
そして今、その屋敷に足を踏み入れる者がひとり。
フィンチ家の最後の生き残りとして屋敷を相続したエディス・フィンチ、つまりはあなただ。
あなたは、このWhat Remains of Edith Finch(フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと)』を通じて奇妙な屋敷を散策し、そこに残る記録から一族の死の謎に触れることとなる。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や『Horizon Zero Dawn』など、強烈なライバルがいる2017年~2018年に、さまざまな賞を受賞した(英国アカデミー賞などではベストゲーム賞すら獲得している!)本作が、ついに iOS に登場した。
しかも、充分に楽しめる品質で。
お気に入りのゲームなので、この機会にしっかり紹介していきたい。
『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』レビュー。謎解きを通じて世界観に引き込み、一気に畳みかける短編物語
- アドベンチャー
- 2021年08月26日
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- ソフトレビュー|
- 評価8|
- BehindtheFrame|
Behind the Frame (App Store 610円 / GooglePlay 610円 / Steam 1,010円)
作品に命を吹き込むため、画家は必要な“色”を探しながらキャンバスを埋めていく。
コーヒーを飲み、音楽を聴いて休憩し、ふと隣人が目に入ったり、アトリエに猫が迷い込んできたり……そんな日常からヒントを得てキャンバスを埋めていくと、さらに奥に秘められた物語が紐解かれ、怒濤の情報量がプレイヤーを圧倒し、余韻を残して一気に終わる。
スタジオジブリに影響を受けたビジュアルの『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』は、短時間で終わる物語重視の謎解きゲームだ。
異文明の機械を修理する謎解きゲーム『Machinika Museum』レビュー。見て解いて楽しいビジュアル、プレイを通じて伝わる物語が両立する秀作
- アドベンチャー
- 2021年05月16日
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- MachinikaMuseum|
- ソフトレビュー|
- 評価7|
Machinika Museum (App Store 体験無料 / GooglePlay 体験無料 / Steam 800円)
そんな仰々しい言葉と共に送り出された謎解きゲームが、フランス Littlefield Studio の『Machinika Museum』だ。
何を都合の良いことを……と思いつつも、プレイして見ると確かにその通りで驚かされた。
リアルな質感の機械をいじって見て楽しむ『The Room』の良さ、謎解きを通じてストーリーを感じる『MYST』の良さが、1本のゲームに確かに詰まっている。
謎解きゲームが好きなら、本作はお勧めだ。
色鮮やかな観光地を楽しむ『サントリーニ ~エーゲ海広がる青と白の街~』レビュー。観光地と違和感が同居する世界と、堅実な脱出ゲームが楽しめる1作
- アドベンチャー
- 2021年03月25日
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- サントリーニ|
- ~エーゲ海広がる青と白の街~|
- ソフトレビュー|
- 評価7|
サントリーニ ~エーゲ海広がる青と白の街~ (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
本作は、エーゲ海に面した観光地サントリーニをモチーフとした脱出ゲームで、青と白を基調とした美しい風景、音楽を楽しみつつゆったりと謎解きを楽しめる1作だ。
今、コロナ社会を生きる若者の姿を描くゲーム『Living in 2020 : Choose your Story』レビュー。新しい社会の息苦しさと、その必要性を同時に描く1作。
- アドベンチャー
- 2021年03月16日
Living in 2020 : Choose your Story (GooglePlay 無料 / PC 無料)


2019年に発見された新型コロナウィルスこと COVID-19 は、あっという間に世界に広がった。
そして、さまざまな産業に打撃を与え、人々の生活スタイルを完全に変えてしまった。
もう大勢で集まって騒ぐことはできないし、この影響を受けた産業はいまもダメージを受け続けている。
『Living in 2020 : Choose your Story(2020年を生きる)』は、そんな現代に生きる若者の姿を描くことで COVID-19 予防の啓蒙を行うゲームだ。
そこにあるのは、滅びた世界と少女と船だけ。ゾンビも何もない終末を旅する『FAR: Lone Sails』レビュー
- アドベンチャー
- 2020年10月26日
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- FAR:LoneSails|
- 評価7|
- ソフトレビュー|
そこにあるのは週末を迎えた世界と、少女と、不思議な船だけ。
狂った機械も、ゾンビもいない。
狂った機械も、ゾンビもいない。
『FAR: Lone Sails』は、そんな終末世界を旅するゲームだ。
言葉を使った明示的な演出はなく、プレイヤーは少女を操作して世界を見て回り、風景から何かを感じ取ることしかできない。
文明は滅びきってしまったのか、少女は本当に最後の1人なのか。
さあ、終末の世界の旅行に出かけよう。
言葉を使った明示的な演出はなく、プレイヤーは少女を操作して世界を見て回り、風景から何かを感じ取ることしかできない。
文明は滅びきってしまったのか、少女は本当に最後の1人なのか。
さあ、終末の世界の旅行に出かけよう。
古びた洋館と影のある少女、一晩の宿を求める何も知らない男…王道オカルトADV『ねじれた少女』レビュー。1時間で楽しめるクトゥルフ系物語
- アドベンチャー
- 2020年10月20日
ねじれた少女(GooglePlay 無料)
森で迷ったあなたは、古びた洋館を見つけ、一晩の宿を求めて戸を叩く。「どちら様ですか?」
そういって顔をのぞかせた少女には、どこか違和感があった……。
今回紹介する『ねじれた少女』は、オカルトアドベンチャー。
1時間程度の短時間に楽しめて、好奇心をそそる選択肢と選択で変化する結末があり、スナック感覚で手軽に摂取できる王道のクトゥルフ系アドベンチャーだ。
終末世界を2人ぼっちで生きる『終わる世界とキミとぼく』レビュー。ローグライト・謎解きゲームというべきプレイ感
- アドベンチャー
- 2020年09月23日
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- ソフトレビュー|
- 評価8|
- 終わる世界とキミとぼく|

ぼくらは知っていた。この世界が終わることを。誰もが知っていた。知っていたのだ。
核戦争により、とつぜんに世界は終わり始めた。
幸運にも生き延びた“ぼく”は、同じく生き延びた女の子の“キミ”とともに荒れ果てた世界を生き抜く。
ぼくが死んでも、キミが死んでもゲームは終わり。
『終わる世界とキミとぼく』は、終末の世界を2人きりで生き延びるハード・サバイバルゲームだ。
テキストが主体のゲームで、画面は派手ではない。
しかし、システムに目を向けると毎プレイ異なるイベントが発生し、死んだら最初からやり直しになるローグライト(不思議のダンジョンのエッセンスがある)的要素、謎解きアドベンチャー要素を備えた“ローグライト謎解きゲーム”に近いシステムを備えた光る1作だ。
一度は訪れる価値がある観光地。ジオラマを取り込んだ風景をみるゲーム『Trüberbrook(トルバーブルック)』レビュー
- アドベンチャー
- 2020年09月15日
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- トルバーブルック|
- Truberbrook|
- ソフトレビュー|
- 評価6|
なぜ未完成で出してしまったのか。今遊ぶにはもったいないApple Arcade『ワールズエンドクラブ』インプレッション
- インプレッション
- 2020年09月05日
- タグ
- ワールズエンドクラブ|
- インプレッション|

本文に入る前に、『ワールズエンドクラブ』をフルに楽しみたい方に向けてお知らせを書いておく。
Apple Arcadeで2020年9月4日に配信された『ワールズエンドクラブ』は、話が途中で終わる。
よって、2021年春予定のNintendo Switch版か、Apple Arcade版のアップデートを待ってプレイすべきだ。
プレイして何ヶ月もたつと、ストーリーの細部を忘れる。それは物語重視のゲームにとって致命的だから、完成版を待った方がよりゲームを楽しめるのは間違いない。また、本文章は多くのネタバレが含まれる。
「12人の少年少女が地下水族館に連れ去られ、謎のピエロにデスゲームへの参加を強制される」以外を知ると、ゲームをプレイしたとき面白さが減じてしまうかもしれない。
よって、ゲームを心待ちにしている方はこの先を読まない方が良い。
くたびれたドット絵で昭和を描く刑事ミステリー『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』レビュー。推理を当てれば完全無料で遊べるミステリー好きをくすぐる1作
- アドベンチャー
- 2020年09月04日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- 和階堂真の事件簿–処刑人の楔|
和階堂真の事件簿 - 処刑人の楔 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

あれは、悲しい昭和の事件だった……。
1981年と1982年のH県K市では、2年連続で電柱につるされた首なし死体が発見された。
本日紹介する『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』は、携帯電話も存在しない時代に泥臭い調査で事件を解決する、昭和の香りが漂う刑事物アドベンチャー。
プレイ時間はおよそ1時間程度。1冊のミステリー小説を読むように楽しめる作品だ。

あれは、悲しい昭和の事件だった……。
1981年と1982年のH県K市では、2年連続で電柱につるされた首なし死体が発見された。
そして、1983年。
3度目に首のない死体が発見されたとき、本庁の警部、和階堂が事件の解決に乗り出す。
本日紹介する『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』は、携帯電話も存在しない時代に泥臭い調査で事件を解決する、昭和の香りが漂う刑事物アドベンチャー。
プレイ時間はおよそ1時間程度。1冊のミステリー小説を読むように楽しめる作品だ。
清涼感が残る短編『探しものは、夏ですか。』レビュー。ボクと少女、ひと夏の不思議な体験。そして決断の物語
- アドベンチャー
- 2020年08月16日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 探しものは夏ですか。|
- 評価6|
市民、あなたを幸福にするのはAIの義務です。社会的統制、AI、完全監視社会を描くSFアドベンチャー『Beyond a Steel Sky』レビュー
- アドベンチャー
- 2020年06月29日
- タグ
- BeyondaSteelSky|
- AppleArcade|
- ソフトレビュー|
- 評価7|
狂気のこだわりが作る新しい体験『Song of Bloom』レビュー。僕らはこのゲームに何度も気づかされ、何度も驚く
- アドベンチャー
- 2020年01月26日
- タグ
- トシ|
- ソフトレビュー|
- 評価10|
- SongofBloom|
Song of Bloom (App Store 320円 / GooglePlay 360円)
実際、私はこのゲームが理解できず「これはゲームなのか?」と頭をひねった。
ゲームを多く遊んでいると新鮮味が薄れ、「あ、この系統のゲームは前に見たな」と思うことも多いだろう。
しかし、このゲームはスマホのために作られた新しい体験で、多くのプレイヤーにとって未知との遭遇になりえると思う。
実際、私はこのゲームが理解できず「これはゲームなのか?」と頭をひねった。
そして、内容を理解するほどに何度も発見を楽しみ、狂気の作りこみに驚き、最後には感動してしまった。
『Song of Bloom』というゲームは、2019年に登場したスマホゲームの中でも逸脱した作品で、試すべき作品だと断言できる。
退屈な宇宙の旅に隠された真実とは。1時間で引きこんでサクッと終わる短編無料SFアドベンチャー『ETERNAL』レビュー。
- アドベンチャー
- 2020年01月07日
起動する日によって風景が変わる散策ゲーム『SEVEN DOORWAYS』レビュー。お勧めはしない、しかし異世界好きには知って欲しいアプリ
- アドベンチャー
- 2019年12月29日
- タグ
- トシ|
- ソフトレビュー|
- 評価5|
- SEVENDOORWAYS|
「これはゲームと言えるのか」とか「ゲーム性がない」とか、そんな感想が出そうなゲームがたまに遊びたくなる。
この『SEVEN DOORWAYS』もそのたぐいのゲームで、単に作者が描いたいくつかのスケッチ内を散策できるようにしたもの。“そこに世界がある”だけでゴールも駆け引きもない。
これを人に勧めることはしない。が、自分の記憶にとどめるためにここに記しておく。
この『SEVEN DOORWAYS』もそのたぐいのゲームで、単に作者が描いたいくつかのスケッチ内を散策できるようにしたもの。“そこに世界がある”だけでゴールも駆け引きもない。
これを人に勧めることはしない。が、自分の記憶にとどめるためにここに記しておく。
世紀末タクシー伝説『ザ・ファイナルタクシー』レビュー。大抵の悩みは、タクシーに乗ればすべて解決する終末世界
- アドベンチャー
- 2019年12月07日
- タグ
- ソフトレビュー|
- トシ|
- ザ・ファイナルタクシー|
- 評価6|
大地が汚染され、人類文明が衰退した遥か未来。
ミュータントが地上を歩き回り、狂った軍事用ロボットが人を襲う非情な世界でも……タクシー運転手は生きていた!
未来に生きる子孫にタイムマシーンで仕送りする『Time Machine』など、独特の味を持つゲームを出し続ける合同会社じぃーまの新作は、世紀末タクシー伝説『ザ・ファイナルタクシー』。
たいていの悩みはタクシーに乗っていれば解決する、超ポジティブで明るいポストアポカリプス・タクシーゲームだ。
色を失った世界を彩りを取り戻す脱出ゲーム『Discolored』レビュー。孤独な世界、プレイヤーに寄り添う音楽、演出が秀逸な1作
- アドベンチャー
- 2019年11月10日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- トシ|
- Discolored|
「そこではすべての色が失われる」
ある砂漠には、色を失ったレストランがたたずんでいる。
そんなレストランを訪れ、緑、青、赤と一色ずつ色を取り戻し、世界を解放する脱出ゲームが『Discolored』だ。
システムは普通の脱出ゲームだが、色を使った演出、環境の描写、音楽ともに素晴らしく、世界観を重視するゲーマーなら見逃せない1作なので紹介しておく。
すべてを複製する装置を使い、陰謀を秘めた巨大企業の謎を探る『The Bradwell Conspiracy』レビュー。名作『Portal』を目指し、なりきれなかった1作
- アドベンチャー
- 2019年11月09日
- タグ
世界を変えるほどの革命的な新サービス“クリーンウォーター・イニシアチブ”。
2026年、電力会社Bradwell Electronicsは、博物館でその発表セレモニーを行うが……謎の爆発によってセレモニーは中断されてしまう。
建物の崩壊で閉じ込められたプレイヤーはBradwell社員の身分証を発見し、身分を偽って社屋に入り、そこから脱出を試みるのだが……この建物には、大きな秘密があった。
『The Bradwell Conspiracy』は、謎解きアドベンチャーと物語が融合した作品である。
パブリッシャーは『Surgeon Simulator』や『I Am Bread』のBossa Studios、開発は『Fable』や『Tomb Raider』にも携わったベテランが在籍するA Brave Plan。
ゲームからは往年の名作『Portal』を意識した演出が伝わってきており、かなりの期待度があったのだが……遊んでみると、かなり惜しいゲームになってしまっていた。
ゲームからは往年の名作『Portal』を意識した演出が伝わってきており、かなりの期待度があったのだが……遊んでみると、かなり惜しいゲームになってしまっていた。
終末を迎えた異世界を理由もなく旅するゲーム『Stela』。『INSIDE』系を遊びたいときに選ぶ1本
- アドベンチャー
- 2019年10月30日
骨董品の修理を通じて人を知るパズル+ドラマ『Assemble With Care』レビュー。『Monnument Valley』のustwo最新作
- アドベンチャー
- 2019年09月22日
- タグ
- トシ|
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- AppleArcade|
- AssembleWithCare|
大自然と古代遺跡、野生動物と謎の機械の大地を巡る旅『Widower's Sky』レビュー。バグだらけだが可能性を秘めた作品
- アドベンチャー
- 2019年09月08日
- タグ
- トシ|
- ソフトレビュー|
- 評価4|
- Widower'sSky|

開発期間、4年。
人らしきものがほぼ存在せず、大自然のなかを動物と巨大な機械だけが歩き回る古代の世界。
そこに迷い込んだ父子と愛犬を操作し、協力して脱出を試みるサバイバル・アドベンチャー『Widower's Sky』がついに登場した。本作は『風ノ旅ビト』と『Monument Valley』に影響され、両者を足し合わせることを目標に作られた個人製作のインディゲームで、美しいアートと世界観を特徴としている。
私は2016年にこのゲームが発表されてからずっと待っていたし、読者の皆さんにも「このゲームは期待作だ!」と伝え続けてきたのだが……出てきたものはバグだらけで、普通にはとても遊べない代物であった。
しかし、それを乗り越えてクリアした今だから言える。このゲームは可能性を秘めたゲームである、と。
劇場アニメの世界でプレイヤーが動くゲーム『フォーゴットン・アン』レビュー。小さな選択が変化を呼び、心に棘を刺す小作品
- アドベンチャー
- 2019年08月04日
古いおもちゃ、片方だけの靴下、いつか出した手紙……そんな、人間たちが忘れ去ったモノがいきつく世界フォゴットンランド。
その世界ではモノが意思を持って動き出し、いつか人間たちに思い出してもらえることを夢見て生活している。
『フォーゴットン・アン』は、おとぎ話の世界を豊かなアニメで描き、プレイヤーはそのなかで動けて、物語を少し変えられる……そんな物語ゲームだ。
終わりを迎えた世界に命を創り、再生する王道SF物語ゲーム『World for Two』レビュー。人類が消え、美しく静かな世界であなたは何を思うのか
- アドベンチャー
- 2019年06月10日
- タグ
- WorldforTwo|
- ソフトレビュー|
- 評価7|
World for Two (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)


世界が滅び、残った人類はその責任をつぐなうため、新たに生命を作ろうとする……。
手塚治虫の漫画『火の鳥』に限らず、そういったSFの世界を好むなら、『World for Two』をやるべきだ。
大災害により動物が完全に消えた世界で、最後に残った老博士は新たな世界に生きる動物を、科学的に生み出すことを決意する。
彼は老いた体を補うために作業用のアンドロイドを製作し、生命を作り出すことを命じる。もちろん、そのアンドロイドこそがプレイヤーだ。
日常にある穏やかな愛を描くドライブゲーム『Sunset Road』レビュー。倦怠期の恋人たちの会話から導かれる信頼の姿
- アドベンチャー
- 2019年05月22日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- SunsetRoad|
病み系女子になって彼氏の携帯を探る『マヂヤミ彼女』レビュー。これぞ現代のサイコホラー
- アドベンチャー
- 2019年04月17日
アタシね、普通じゃ無いんだ。
いつも“重い”と言われて恋人に振られちゃうけど、ユウタには恋愛体質の私を上手く隠してて…。
『マヂヤミ彼女』は愛情が深すぎて彼氏を束縛する病んだ女子を題材としたアドベンチャーゲームだ。
ある日、“彼女”であるあなたは彼氏であるユウタの浮気を疑ってしまう。そして、目の前にあるのは彼のスマホ。
となれば、やることは1つしかない。
となれば、やることは1つしかない。