名作をより快適に遊べる移植『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター』レビュー。独自バグ・機種依存バグてんこ盛りでやり込み・RTAも楽しそう(致命的バグが直れば)
- RPG
- 2022年01月12日
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- ソフトレビュー|
- 評価6|
- ファイナルファンタジーVピクセルリマスター|
FINAL FANTASY V (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)

元が色あせづらい面白さなら、普通に移植されれば今遊んでも面白い。
『ファイナルファンタジー』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターする『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(以下、FFPR)』シリーズ。
その中でも『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター(以下、FFV PR)』はそんな移植作品になっている。
過去にも『ファイナルファンタジーV』のレビュー記事は書いていて(名作『FF5』がきっちりスマホ向けにリメイク)、面白さ、遊び方はほぼ同じではあるが、今回また改めて、旧版との違いも含めて紹介していく。

元が色あせづらい面白さなら、普通に移植されれば今遊んでも面白い。
『ファイナルファンタジー』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターする『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(以下、FFPR)』シリーズ。
その中でも『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター(以下、FFV PR)』はそんな移植作品になっている。
過去にも『ファイナルファンタジーV』のレビュー記事は書いていて(名作『FF5』がきっちりスマホ向けにリメイク)、面白さ、遊び方はほぼ同じではあるが、今回また改めて、旧版との違いも含めて紹介していく。
運営型前提の仕組みで物語を提供する意欲作『テイルズ オブ ルミナリア』レビュー。随所に光る箇所があるも、土台に欠陥を抱える惜しさ
- RPG
- 2021年12月03日
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- ソフトレビュー|
- 評価5|
- テイルズオブルミナリア|
テイルズ オブ ルミナリア (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

バンダイナムコが誇るRPG『テイルズオブ』シリーズの最新作『テイルズオブルミナリア』。
これまでスマートフォン向けに同シリーズのキャラクターが出演するお祭りソシャゲは出てきたが、本作は“マザーシップタイトル”……つまり、『ドラクエ』や『FF』で言えば正式ナンバリングタイトルとして開発された初のスマホゲームとなる。
キャラクターデザインには『食戟のソーマ』などで知られる佐伯俊さんを採用し、グラフィックは美しく、オープニングからエンディングアニメまで作りこんであり、まさにマザーシップタイトルの名にふさわしい大作感。
かなり予算がかかっているのは間違いない。
演出・システム面でも挑戦的な試みがあり、「テイルズの名を使って量産ゲームを作ろう」ではなく、「新しいテイルズを作ろう」という気概が見て取れる。
しかし、ストアの評価を見ていくと2021年12月1日現在2点代。いったい、何が起きているのだろうか。

バンダイナムコが誇るRPG『テイルズオブ』シリーズの最新作『テイルズオブルミナリア』。
これまでスマートフォン向けに同シリーズのキャラクターが出演するお祭りソシャゲは出てきたが、本作は“マザーシップタイトル”……つまり、『ドラクエ』や『FF』で言えば正式ナンバリングタイトルとして開発された初のスマホゲームとなる。
キャラクターデザインには『食戟のソーマ』などで知られる佐伯俊さんを採用し、グラフィックは美しく、オープニングからエンディングアニメまで作りこんであり、まさにマザーシップタイトルの名にふさわしい大作感。
かなり予算がかかっているのは間違いない。
演出・システム面でも挑戦的な試みがあり、「テイルズの名を使って量産ゲームを作ろう」ではなく、「新しいテイルズを作ろう」という気概が見て取れる。
しかし、ストアの評価を見ていくと2021年12月1日現在2点代。いったい、何が起きているのだろうか。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』レビュー。ビジュアルでファンを納得させ、押し込みアクションバトルでゲーム好きも喜ぶ堅実なるアクションRPG
- RPG
- 2021年10月03日
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- ドラゴンクエストダイの大冒険-魂の絆-|
- ソフトレビュー|
- 評価5|
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆- (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

週刊少年ジャンプで『ドラゴンクエスト』のスピンオフとして連載され、独自の世界観・ストーリーで人気を博した『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』がついにスマホRPGに!
連載当時はゲーム化されず、まさか令和になってからスマホゲームになるとは……
しかも、今回は原作ストーリーに加え、プレイヤーの分身となる主人公“絆の勇者”もゲームオリジナルストーリーが楽しめるという。もちろん、新規ストーリーは漫画の原作を務めた三条陸さん監修のもの。
ということで、もうファンとしてはプレイせずにいられないゲームが『ダイの大冒険 ~魂の絆~』と言うわけだ。
そして、そのゲームはかなりのところ期待に応えてくれた。

週刊少年ジャンプで『ドラゴンクエスト』のスピンオフとして連載され、独自の世界観・ストーリーで人気を博した『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』がついにスマホRPGに!
連載当時はゲーム化されず、まさか令和になってからスマホゲームになるとは……
しかも、今回は原作ストーリーに加え、プレイヤーの分身となる主人公“絆の勇者”もゲームオリジナルストーリーが楽しめるという。もちろん、新規ストーリーは漫画の原作を務めた三条陸さん監修のもの。
ということで、もうファンとしてはプレイせずにいられないゲームが『ダイの大冒険 ~魂の絆~』と言うわけだ。
そして、そのゲームはかなりのところ期待に応えてくれた。
あの感動の物語が、平凡になって登場。『FF4』のストーリーをなぞるだけのデメイクRPG『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』レビュー
- RPG
- 2021年09月30日
FINAL FANTASY IV (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)

あの感動の物語が、安っぽく平凡になって登場。
スクウェア・エニックスが『FF』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターすると宣言し、スクウェアでドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子さんがドット絵を監修、植松伸夫さんが音楽を監修した上でリリースした『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター(以下、FF4PE)』は、残念ながら首をかしげる品質のゲームになってしまった。
1991年にスーパーファミコンで発売された『ファイナルファンタジーIV』は、愛憎入り交じる大人の物語と個性的な敵味方のキャラクター、そしてギミック豊富な手強いバトルなどを特徴とするRPGだった。
が、リメイク版はそれらがすべて薄くなり、平凡な何かにリメイク、グレードダウンしているから“デメイク”とされたと思えるゲームだ。
なお、ピクセルリマスターシリーズは公式ではリマスターと称されているが、バトルバランスや一部アイテムの扱いに調整が入って元のプレイ感を変えているため、本サイトではリメイクとして扱う。

あの感動の物語が、安っぽく平凡になって登場。
スクウェア・エニックスが『FF』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターすると宣言し、スクウェアでドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子さんがドット絵を監修、植松伸夫さんが音楽を監修した上でリリースした『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター(以下、FF4PE)』は、残念ながら首をかしげる品質のゲームになってしまった。
1991年にスーパーファミコンで発売された『ファイナルファンタジーIV』は、愛憎入り交じる大人の物語と個性的な敵味方のキャラクター、そしてギミック豊富な手強いバトルなどを特徴とするRPGだった。
が、リメイク版はそれらがすべて薄くなり、平凡な何かにリメイク、グレードダウンしているから“デメイク”とされたと思えるゲームだ。
なお、ピクセルリマスターシリーズは公式ではリマスターと称されているが、バトルバランスや一部アイテムの扱いに調整が入って元のプレイ感を変えているため、本サイトではリメイクとして扱う。
原作ファン視点『ファイナルファンタジーII ピクセルリマスター』レビュー。理不尽・凶悪・野心的なゲームを、丸めずに現代風に仕立てたファン向けの好移植
- RPG
- 2021年07月30日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- ファイナルファンタジーIIピクセルリマスター|

パラメキア帝国が世界制覇をとげようとするなか、プレイヤーは滅ぼされた国の人々が集う反乱軍に身を投じ、それにあらがう……。
1988年にファミリーコンピューター向けに発売された『ファイナルファンタジーII(以下、FF2)』が2021年、『ファイナルファンタジー II ピクセルリマスター(以下、FF2PR)』と名前を変え、装いも新たに登場した。
“ピクセルリマスター”とは、究極の2Dリマスターを掲げるスクウェア・エニックスのシリーズ作。
原作に近い内容で、バランス、見た目、音楽共に現代に通じる形で再生するプロジェクトだ。
しかし、私にとって『FF2』は当時としてもゲームバランスが粗く、同時にその粗さが味であり魅力というクセのある1作。
見た目はともかく、粗い面白さも含めてゲーム内容を現代風になおせるものだろうか?
今回は『FF2PR』を、『FF2』のファミコン版をリアルタイムで遊んだ私の目線で紹介していこうと思う。
ゲームアプリ版『火吹山の魔法使い』レビュー。現代に蘇るゲームブックの金字塔
- RPG
- 2021年06月09日

日本で1980年代に流行った遊べる小説本、ゲームブック。
あの『ドラゴンクエスト』シリーズですら当然のようにゲームブック化されていた、というほど流行ったなかでも金字塔と呼ばれ、ブームの火付け役となった『火吹山の魔法使い』が近代的なゲームアプリとしてリメイクされて蘇った。
名前もそのまま『火吹山の魔法使い(原作名:Warlock of Firetop Mountain)』。
冒険者になって“火吹き山“の地下迷宮に挑戦し、邪悪な魔法使いザゴール打倒を目的とする王道のダンジョンもので、今となっては古めかしい粗筋だけに「今さらプレイして楽しめるのだろうか」と不安に思いつつ触ってみたのだが……やっぱり、これは面白い。
App Store から Steam までさまざまなプラットフォームで出ているが、とくに日本語に対応している Nintendo Switch 版はかつて原作を遊んだ世代なら自信を持って勧められるし、そうでなくても楽しめる、と言うほどに良くできているので紹介していく。
信じられるものはない。人の記憶を奪う魔界を冒険するパズルRPG『魔界迷宮ポケットRPG』レビュー。「大丈夫。苦痛や悲しみも、そのうち全部忘れるからね」
- RPG
- 2021年05月15日
魔界迷宮ポケットRPG (GooglePlay 無料 / PC 無料)

「迷宮にいるうちに記憶が消えていったんだね。
でも大丈夫。苦痛や悲しみも、そのうち全部忘れるからね」
今日紹介するゲームは、癒やしと毒が入り交じる世界観を特徴とする開発者、キノコ野郎・タケハタさんの『魔界迷宮ポケットRPG』だ。
本作は魔界のダンジョンに挑むパズルRPGだが……遊んでみると、どうも雲行きが怪しい。
奥に進むほど人間の記憶を奪うという魔界の特性により、あなたは自分のやるべきことを忘れてしまっているのだ。
魔界の住人は、あなたが結婚指輪を作るため、ダンジョン最奥の宝石を求めてやってきたと言う。真偽はわからないが、あなたはそれを信じてダンジョンに挑むしかない。

「迷宮にいるうちに記憶が消えていったんだね。
でも大丈夫。苦痛や悲しみも、そのうち全部忘れるからね」
今日紹介するゲームは、癒やしと毒が入り交じる世界観を特徴とする開発者、キノコ野郎・タケハタさんの『魔界迷宮ポケットRPG』だ。
本作は魔界のダンジョンに挑むパズルRPGだが……遊んでみると、どうも雲行きが怪しい。
奥に進むほど人間の記憶を奪うという魔界の特性により、あなたは自分のやるべきことを忘れてしまっているのだ。
魔界の住人は、あなたが結婚指輪を作るため、ダンジョン最奥の宝石を求めてやってきたと言う。真偽はわからないが、あなたはそれを信じてダンジョンに挑むしかない。
攻略本を読みながらRPGを遊んだ”あの頃”を再現する、攻略本・説明書付きのRPG。多重人格の妹と旅する『5つのネイト』レビュー
- RPG
- 2021年05月13日
5つのネイト (App Store 無料 iPhone向け / GooglePlay 無料)


“懐かしいあの頃のRPG体験”を掲げる RPG は多いが、その中でも『5つのネイト』は独特な方向で成功を収めている。
本作が再現に挑戦した”あの頃”は、ゲームを買ったら説明書を見て、悩んだら攻略本とにらめっこしながら楽しく遊んでいた”あの頃”だ。RPG体験だ。
アプリをダウンロードすれば22pの説明書が最初にあり、さらには150pに及ぶ攻略本”虎の巻”が収録されている。
重要なゲーム本体、懐かしいテイストのRPGもきっちり面白い。
Nintendo DS や 3DS 時代の素朴で面白い RPG 体験。そんなゲームを求めているなら、『5つのネイト』は見逃せない1作だ。
博打+ローグライク要素+デッキビルドRPG『サイコロ元素師(Dicey Elementalist)』レビュー。サイコロ運をプレイヤーの腕でコントロールする度胸のRPG
- RPG
- 2021年05月09日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価7|
- サイコロ元素師|
- DiceyElementalist|
サイコロ元素師 (App Store 無料 / GooglePlay 近日予定)

毎回ダンジョン入口から初期状態でプレイが始まり、冒険中にランダムな カードを手に入れてデッキを強化し、ボスを倒すローグライク系+デッキビルドRPG。
そこにサイコロを振ってランダムに魔力を得て戦う、ちょっと博打要素が強い新作『サイコロ元素師(Dicey Elementalist)』が登場した。
本作では攻撃する前に火土水風光闇6つのエレメントが描かれたサイコロを振って、出た目に応じたエレメントのカードしか使えない。
強力なカードを持つだけでなく、運が悪いときのフォローも含めた戦術が必要な”運をコントロールするローグライク”として、このジャンルのなかでもまた少し新鮮な気持ちで楽しめる。
初心者への配慮もばっちりなので、このジャンル初心者にもおすすめだ。

毎回ダンジョン入口から初期状態でプレイが始まり、冒険中にランダムな カードを手に入れてデッキを強化し、ボスを倒すローグライク系+デッキビルドRPG。
そこにサイコロを振ってランダムに魔力を得て戦う、ちょっと博打要素が強い新作『サイコロ元素師(Dicey Elementalist)』が登場した。
本作では攻撃する前に火土水風光闇6つのエレメントが描かれたサイコロを振って、出た目に応じたエレメントのカードしか使えない。
強力なカードを持つだけでなく、運が悪いときのフォローも含めた戦術が必要な”運をコントロールするローグライク”として、このジャンルのなかでもまた少し新鮮な気持ちで楽しめる。
初心者への配慮もばっちりなので、このジャンル初心者にもおすすめだ。
”古き良き”ではなく、現代に通じる良質RPG『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』前編レビュー。『FF』の父が作る懐かしのゲームを超え、Mistwalkerだから作れた新作と言えるAppleのキラーソフト
- RPG
- 2021年04月16日
FΛNTΛSIΛN (ファンタジアン) (App Store Apple Arcade)

『ファイナルファンタジー』シリーズを立ち上げた坂口博信さんが、Apple の月額遊び放題のゲームサービス Apple Arcade 向けに『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』という RPG を作る。

『ファイナルファンタジー』シリーズを立ち上げた坂口博信さんが、Apple の月額遊び放題のゲームサービス Apple Arcade 向けに『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』という RPG を作る。
これを聞いたとき、「ああ、懐かしいテイストの RPG が遊べるのだろうな」程度に思っていたが……出てきたものは、そんな大人しいものではなかった。
懐かしさの皮をかぶった最新の JRPG で、スマホでも Mac でも同じように楽しめる工夫が随所に盛り込まれており、まさにゲーム機とスマホ、両方で長い開発経験を積み、ヒットを生み出した Mistwalker だからこそ作れる新作と言っていい。
失礼ながら予想をはるかに超えて面白い、まさに Apple Arcade キラーソフトだった。
自分の手で改造した戦闘機械”ゴーレム”を駆り、賞金首を狩るRPG『アームド&ゴーレム』レビュー。改造と多彩な戦術が楽しめるバトル野郎RPG
- RPG
- 2021年03月18日
RPG アームド&ゴーレム (App Store 860円 / GooglePlay 860円)
RPG アームド&ゴーレム 無料版 (GoolePlay 無料)
生物の生命力“イデア”を基盤とした国家が災害により衰退し、荒廃した土地を舞台に戦闘機械“ゴーレム”を駆り、賞金首を捕らえるハンティングRPG『アームド&ゴーレム』が、ついにスマホにやってきた。
本作は2008年にフィーチャーフォンでリリースされた同名作品を原作としている。
原作リリース当時は、匿名掲示板などでも長期にわたり専用スレッドがたち、評価も高かったのだが……これがついに現代風にリメイクされて遊べるようになったわけだ。
さあ、自分の手で改造したゴーレムに乗って荒野に繰り出し、賞金首を狩ろう!下手な有料ゲームが裸足で逃げ出す、本格ハック&スラッシュRPG『エルダースクロールズブレイズ』レビュー。目立つ欠点は「課金する意味が見いだせない」程度
- RPG
- 2021年01月16日
- タグ
- ソフトレビュー|
- エルダースクロールズ:ブレイズ|
- 評価8|
本作はシリーズの世界観で展開される作品で、主観視点のクラシカル・ダンジョンRPG……とかどうでも良くて、とにかくハック&スラッシュな成長RPGとしてすごく楽しい。
本家作品のようなオープンワールドはどこにもない。だけど、1本のスマホRPGとしてみると、下手な買い切りゲーム真っ青の面白さ。
それでいて無料で楽しめるのだから、おすすめしないわけにいかない。
面白いゲームを探していたら、洋ゲーテイストなビジュアルで食わず嫌いせず、このゲームを試すべきだ。
デッキビルド+ローグライクRPGの新星『まものローグ』レビュー。ワンアイデアで面白さの方向がガラリと変化した『Slay the Spire』系ゲーム
- RPG
- 2021年01月03日
遊びは『FGO』を踏襲し、完成度は『FGO』未満。セガ×ディライトワークスが送る『サクラ革命』レビュー
- RPG
- 2020年12月26日
モンスターを集めて、配合して冒険に送り出すRPG『放置系ハクスラモンスターズ』レビュー。確かなハック&スラッシュRPGの熱狂がここにある
- RPG
- 2020年07月02日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 放置系ハクスラモンスターズ|
- 評価8|
放置系ハクスラモンスターズ (itunes 無料 / GooglePlay 無料)
スマホで人気の放置系システムに、戦ってアイテムを手に入れてどんどん強くなるハック&スラッシュRPG要素、さらに『女神転生』のようなモンスター合体システムでパーティーを強化する要素を入れ込んだ新作がやってきた。
その名も直球、『放置系ハクスラモンスターズ(スラモン)』。
昨今、放置系ゲームは基本無料のガチャゲームにも採用されていて、放置している間の冒険は工夫しようが限界が決まりきっていたり、冒険で手に入るものより課金やガチャが重要なイメージを持っている方もいるだろう。
だが、『スラモン』はそういったゲームではない。
冒険で手に入れたアイテムの強さに脳汁が出て、プレイヤーが工夫するほどに冒険の効率が上がってさらに脳汁が出る……本当のハック&スラッシュRPGだ。

スマホで人気の放置系システムに、戦ってアイテムを手に入れてどんどん強くなるハック&スラッシュRPG要素、さらに『女神転生』のようなモンスター合体システムでパーティーを強化する要素を入れ込んだ新作がやってきた。
その名も直球、『放置系ハクスラモンスターズ(スラモン)』。
昨今、放置系ゲームは基本無料のガチャゲームにも採用されていて、放置している間の冒険は工夫しようが限界が決まりきっていたり、冒険で手に入るものより課金やガチャが重要なイメージを持っている方もいるだろう。
だが、『スラモン』はそういったゲームではない。
冒険で手に入れたアイテムの強さに脳汁が出て、プレイヤーが工夫するほどに冒険の効率が上がってさらに脳汁が出る……本当のハック&スラッシュRPGだ。
入口に立ったら抜け出せない面白さの沼。ローグライト・デッキビルドの名作『Slay the Spire』レビュー
- RPG
- 2020年06月22日
- タグ
- ソフトレビュー|
- SlaytheSpire|
- 評価10|

ついに、あのゲームがスマホで出てしまった。
PCで爆発的な人気を得て、Nintendo Switchでは特別にIndie Worldで紹介ムービーが作られるほど特別扱いされたローグライト+デッキビルドRPG『Slay the Spire』が。
しかも、内容は他機種版と同じなのに、スマホでもちゃんと操作できる。
ハマりすぎて止まらないので、PC版をアンインストールしてまでやめたのに……。
気づいたら世界ランキングに乗るほどスマホ版を遊んでしまっていたのであった。気付いたら、スマホ版『Slay the Spire』の世界ランキングに乗ってました。どう見てもやりすぎなので、これにておしまいにします。 pic.twitter.com/50M8mtd5yM
— 寺島壽久/ゲームキャストの中の人 (@gamecast_blog) June 14, 2020
そう、今日はそんな『Slay the Spire』を紹介する。みんな、ハマって時間を溶かして欲しい。
『創世のエル ~英雄の夢の終わりに~』レビュー - 勇者よ、お前はこの腐りきった世界を救えるか!世界を救う意味を問う、王道RPGの先を描く1作
- RPG
- 2020年03月27日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 創世のエル~英雄の夢の終わりに~|
- 評価9|

われわれは、本当にゲーム世界を救うべきなのだろうか?
これまで多くの巨悪を倒してきた。竜王、バラモス、エクスデスにガノン……多くの戦いを経て、多くの世界を救ってきた。
しかし、本当に巨悪を倒した後の世界は幸せだったのだろうか?
なぜ、世界を救うべきだったのだろうか?
『創世のエル ~英雄の夢の終わりに~』で向き合うものは、われわれが無条件で救ってきた世界、そのものである。
RPG未経験者がやるべきゲームではない。しかし、もし君が多くのRPGを遊んできたなら、次にやるべきRPGは『創世のエル』だ。
自分だけのキャラを作り、プレイヤーが自由にシナリオを公開し、無限に冒険できるRPG『Legends of Covitoria』レビュー。まだ発展途上だが、短いシナリオの製作はすでに実用レベル
- RPG
- 2020年01月18日
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- トシ|
- ソフトレビュー|
- 評価6|
- LegendsofCovitoria|
冒険するシナリオもプレイヤーが自由に作成でき、作ったキャラクターで無限に遊べる。
『Legends of Covitoria』は、そういったコンセプトのRPGだ。
サービスインしたばかりの2020年1月18日現在はシナリオが少なく、単にプレイヤーとして遊ぶならおすすめはしないが……シナリオを作りたいなら話は別だ。すでに使えるレベルのエディタが提供されており、本作は盛り上がる可能性がある。
よって、今回は自由にシナリオを作りたいプレイヤー向けにこのゲームを紹介する。
見慣れた3マッチパズル+RPGのはずが、時間が消し飛ぶほどハマる『MAGICUS -マジカス-』レビュー
- RPG
- 2019年11月23日

3マッチパズル+RPG。
『パズドラ』や『パズルクエスト』時代からヒット作を生み出してきたこの組み合わせに、新たなハマりゲーが出現した。
魔王を倒す勇者となり、ランダムイベントが発生する難所を踏破し、宝を集めて自宅を豪華にしたり、最終的に魔王を倒す『MAGICUS -マジカス-(以下、MAGICUS)』だ。
3マッチバトルなんてやり飽きたという方も多いだろう。私もそうだった。
しかし、『MAGICUS』はヤバい。遊び始めこそ「なるほど、いつものアレね」なのだが、続けているとゲームが変化していき気づくとハマって時間が消し飛んでいる。
『ダンジョンメーカー』を遊んでいると「なんとなく時間が立っていた」なんてことが起きるが、同質の面白さ。有料で面白いゲームを探しているなら、これはチェックすべき1作だ。
ランダム生成確率に手を加えるダンジョンコントロール・ローグライクRPG『Undervault』レビュー。ロジックでランダムを制御するボドゲ的な味わい
- RPG
- 2019年09月23日
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- トシ|
- ソフトレビュー|
- Unvervault|
- 評価8|
自信ありすぎ、でも実際面白い。「君はまだ、本当のアクションRPGを知らない」と宣伝するソシャゲRPG『ハンドレッドソウル』レビュー
- RPG
- 2019年09月04日
体感的には自信ありすぎ系のキャッチコピーは危険物が多い気がするのだが。
ところが、この自身ありすぎ系の中でも、ものすごく自身に満ち溢れているゲームを発見してしまった。
App Storeの説明文を見ると、「君はまだ、「本当のアクションRPG」を知らない。」と、ゴキゲンなキャッチコピー。
PVを確認に行くと「本格アクションRPGに裏切られたすべての人へ」と、高らかに宣言。これはもう、本当のアクションRPGとやらを体験せねばなるまい。
そして確かめて、今記事を書いているのが『ハンドレッドソウル』である。
ポケモン世界と人を3Dで表現したファン向けRPG『ポケモンマスターズ』レビュー。実質、「トレーナーマスターズ」では!?
- RPG
- 2019年08月30日
ついに、スマホのポケモン本編に近い空気を持つゲームがやってきた。
そう、DeNAと株式会社ポケモンが共同開発した『ポケモンマスターズ(以下、ポケマス)』だ。
『ポケマス』の舞台は、世界中からポケモントレーナーが集まる島パシオ。
ここで開催される3on3のチームバトルの大会“ワールドポケモンマスターズ”のチャンピオンを目指し、プレイヤーは冒険を繰り広げることとなる。
と、物語はに関しては本家のシリーズ作品と似ているのだが……実際に遊んでみると印象や遊びは大きく異なる別物のゲームであった。
ここで開催される3on3のチームバトルの大会“ワールドポケモンマスターズ”のチャンピオンを目指し、プレイヤーは冒険を繰り広げることとなる。
と、物語はに関しては本家のシリーズ作品と似ているのだが……実際に遊んでみると印象や遊びは大きく異なる別物のゲームであった。
[AD]『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』レビュー。『幻想水滸伝』スタッフが集い、キャラクターの関係性描写に重点を置いたRPG
- RPG
- 2019年08月15日
- タグ
- 評価5|
- トシ|
- ソフトレビュー|
- アルカ・ラスト終わる世界と歌姫の果実|

ゲーム機のRPGなのに100人を超える仲間(ほぼ全員使用可能)がそれぞれの物語、目的をもってアジトに集い、やがて世界を動かすRPG『幻想水滸伝』シリーズ。
そのシリーズのキャラクターデザイン、ゲームデザインなどを務めたスタッフをメインに据えたRPGがFuji Gamesから登場した。
音楽に関しても山根ミチルさん、古代祐三さん、柳川剛さんと有名どころを集めて“ザ・懐かしのRPG"を押し出した本作は……思ったより尖っていて魅力があり、同時に欠陥を抱えたRPGであった。
『LogRogue(ログローグ)』レビュー:『ひまつぶ』シリーズの後継作。戦いを眺めても放置しても進められる、カジュアルな育成&ハクスラRPG
- RPG
- 2019年07月21日
シンプルでお手軽ながら、育成とハクスラの楽しさが凝縮された無料のスマホRPG『ひまつぶクエスト』。
『ひまつぶフロンティア』や『ひまつぶスラッシュ』など、数々の後継作が登場したこの人気シリーズを「放置型」に改修した新作が公開されました。
『LogRogue(ログローグ) 』です。

タイトルに『ひまつぶ』と入っていませんが、内容は『ひまつぶクエスト』の延長線上にあるゲーム。
ただ、今回は放置系なので、主人公を操作をしません。
体あたりで敵を倒しながら一本道を進んでいく、元々シンプルなゲームでしたが、ついに後退や回復、移動による回避もなくなり、自動進行になりました。
『ひまつぶフロンティア』や『ひまつぶスラッシュ』など、数々の後継作が登場したこの人気シリーズを「放置型」に改修した新作が公開されました。
『LogRogue(ログローグ) 』です。

タイトルに『ひまつぶ』と入っていませんが、内容は『ひまつぶクエスト』の延長線上にあるゲーム。
ただ、今回は放置系なので、主人公を操作をしません。
体あたりで敵を倒しながら一本道を進んでいく、元々シンプルなゲームでしたが、ついに後退や回復、移動による回避もなくなり、自動進行になりました。
世界を救うか、最愛の人を救って終焉を見るか。7日後に滅びる世界を繰り返すRPG『永遠の七日』レビュー
- RPG
- 2019年05月14日

何もなさずに生きるより、何かを成し遂げてから死にたい。
最高のハッピーエンドは訪れない……だけど、きっと頑張れば何か報われる。私は物語においてそういった結末を求めてしまう。『永遠の七日』は、そういった思考にがっちりハマるRPGである。
本作は世界が滅びるまでの7日間を生き、何度も時間を巻き戻して異なる生き方を模索し、世界を救おうと試みるシミュレーションRPGだが……好きなキャラクターを幸せにしたら、世界は滅びる。世界を救えば好きなキャラクターは死ぬ。
さあ、あなたはどちらを選ぶだろうか。
世界を救うまで、滅びの100日間を繰り返すローグライトRPG『Ending Days』レビュー。プレイヤーを沼に引きずりこむリプレイ性の悪魔
- RPG
- 2019年05月10日
- タグ
- ソフトレビュー|
- 評価8|
- EndingDays|
全国のローグライト系RPG好きのゲーマーたちにこの『Endind Days』を遊んでもらいたい。
これは『Buriedbornes』や『Deck de Dungeon』など、システムで遊ばせる硬派RPGを作り続けるNussy Gameの新作。
世界が滅びる最後の100日間を冒険し、魔王を倒して世界が救われるまで何度でも時間を遡って戦うRPGだ。
1日=1行動。プレイヤーの行動を洗練して100日(=100回の行動)で魔王を倒すゲームで、毎プレイイベントが変化し、プレイヤーに臨機応変な戦術を求める。
ゲーム機RPGの面白さを抽出し、再構成したスマホRPG『ラストクラウディア』レビュー。RPGを作り続けた男の集大成が、ここにある [AD]
- RPG
- 2019年04月28日
- タグ
- ソフトレビュー|
- フライハイトクラウディア|
- ラストクラウディア|
- 評価8|
その昔、『フライハイトクラウディア』というRPGがあった。
ガラケーながら本格派の内容で、4作目まで作られるほど人気を誇ったのだが……最後となった4作目の物語には続きがある。
1・4作目のディレクターである早貸久敏さんは戦場をスマホに移し、『ブレイブフロンティア』、『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS(FFBE)』などの監督・ディレクターを務め、ヒットを飛ばし続けていたのだ。
そして、これから紹介する『ラストクラウディア』は、早貸さんの最新作となる。
自らの出世作である『フライハイトクラウディア』の名に、“ラスト”を組み合わせたゲーム名から並々ならぬ覚悟を感じていたが、出てきたゲームは名前に負けない凄まじい内容で、うなるほど面白かった。
これがRPGの老舗ヒットポイントの力。ド直球王道RPG『フォーレジェリア』レビュー
- RPG
- 2019年01月30日

『ねこあつめ』、『旅かえる』などの大ヒットで有名になったゲームメーカー“ヒットポイント”。この会社、本来は携帯電話向け RPG を最も得意とする老舗であることは新規のファンには意外と知られていない。
どのぐらい RPG 製作に長けていたかというと、「あの会社のゲームぐらいキャラを動かして!」と、業界内で基準にする会社があるほど映像はハイレベルだったし、ゲーム内容も優れていた。
『幻想クロニクル』はガラケー RPG なのにゲーム機向けに移植されるほど人気だったし、スマホでも少し前に出た『聖戦クロニクル』はちょっと無視できないクオリティ。
で、そんなヒットポイントが久々に開発したのが『フォーレジェリア』。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』とほぼ同時に発売されたので少し埋もれてしまったが、その内容はさすがRPG の老舗と言える素晴らしいものだ。
怒涛のテンポのRPG新章『超能力でゾンビと戦うRPG II』レビュー。センスは1作目以上に光るが、物語には物足りなさが残る
- RPG
- 2018年12月28日
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- 超能力でゾンビと戦うRPGII|
- 評価5|

ゾンビによって人間が激減した世界で、超能力を持つ戦士として戦うRPG『超能力でゾンビと戦うRPG』の2作目が登場した。
今作はパワーアップ版の「ツー」ではなく、「第2章」と言うべき追加シナリオとなる。
前作はプレイヤーを置き去りにしかねない怒涛のテンポ感で我々を楽しませてくれた。
主人公が裏切りや仲間の死を何度も乗り越え、恋人を得て、世界最強クラスに育つ物語を3時間でやり切ったのだ。今回はどのような物語で楽しませてくれるのだろうか。
(疾風怒濤のストーリー『超能力でゾンビと戦うRPG』。3時間で圧縮1クールアニメぐらい物語が進むRPG)
断じてロマサガの新作ではない。だが原作への愛もあふれてるRPG『ロマンシング サガ リ・ユニバース』レビュー
- RPG
- 2018年12月13日
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- ロマンシングサガリ・ユニバース|
- 評価7|