プレイすると、DS・3DS時代を思い出す……。
「世界初の2画面で遊ぶニコイチRPG」と称するRPG『World II World（ワールド・ツー・ワールド）』が App Store / Google Play 向けサービスを開始した。
開発は『RPGタイム！』を開発したデスクワークス。
基本無料だが、ソーシャル要素を排して自分のペースでプレイできるシングルプレイ専用RPGとされている。
本作の特徴は、冒頭にも書いた「画面を2分割して表示するニコイチRPG」というところだ。
『World II World』ではさまざまな世界が、“分断王”という存在によって2つに分割され、破滅の危機に瀕している。
ある世界では機械人と人間の世界に分断され、ある世界では化学世界とファンタジー世界に分断され、それぞれがバランスを欠いたり、争ったりしている。
その分断された世界を、画面上下分割（しかも同時進行！）という描き方で表している。
プレイヤーは文字通り2人の主人公を操作し、異なる視点から物語を進める。
上下の世界は相互に関係しあっており、例えば上から登場人物が落ちて下にたどり着くといった物語ギミックが展開される。
同時に操作することもできるし、片方だけを操作して進めることもできる。そのあたりはプレイヤーの自由だ。
実際にそれが面白いかというと……意外にもイケる。
最初の10分、20分は戸惑うが、慣れてくるとこの忙しさが楽しい。
常に上下どちらかの画面で操作が発生し、RPGにありがちな「ただ移動がたるい」というような暇時間が潰されているのだ。
実際のプレイ動画はこちらを見て欲しい。
最初はストーリーを読むことに集中できないが、慣れれば「下画面はオート移動にして上だけ読もう」とか、ミニマップでイベント位置を見て「上下見つつ、上はイベントが近いから重点的に見よう」などと意識できる。
ストア説明によると、上下のキャラが集合するイベントなどもあるようだ。
なお、プレイの感覚としては「昔懐かしい、DS・3DS時代に2画面を積極的に活かそうと努力している買い切りRPG」の手ごたえに近い。
少なくとも序盤は少年向け漫画のようなデザインのSDキャラ、プレイの感覚あり、同じスマートフォンゲームで言うと『アナザーエデン』などが好きなら通じるものがあるのではないだろうか。
スマートフォンでは珍しいテイストのゲームでもあるので、ゲーム好きなら1度プレイして見て欲しい。
アプリリンク：
World II World（ワールド・ツー・ワールド） (App Store / GooglePlay)
