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パパになって娘を育てよう。1周1時間で終わる『プリンセスメーカー』系ゲーム『ポケットガール~受け継がれし希望~』が2月リリース予定(※)-東京ゲームダンジョン2

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いまはなきゲームの影を追い続ける。
インディーゲームには「大好きだったけど、続かなかったゲームをまた遊びたい!」という、「あの懐かしいゲームを二度、三度」系のジャンルは根強い。
スマートフォンのインディーにも、娘を育てるシミュレーションゲーム『プリンセスメーカー』の影を追うゲームがある。
今回は、2023年1月15日に行われた『東京ゲームダンジョン2』に展示されていた、『ポケットガール~受け継がれし希望~』を紹介する。

PVはこちら。
 

本作は『ポケットガール』シリーズの3作目に当たり、シリーズ通じてゲーム体験はほぼ『プリンセスメーカー』と言ってもよい。
面白かったアレを間違えずに作るところに重点が置かれているので、ゲーム内容として外れないつくりだ。
プレイヤーはファンタジー世界で娘を授かった父となり、娘のスケジュールを決めていく。
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父が定めたスケジュールに従って娘は行動し、腕力や魅力、モラルなどさまざまなパラメータが増減する。
狩りをさせていれば腕力が高く粗雑な娘になっていくし、優雅な習い事をさせていけば魅力が上がっていくが体は弱いまま。無茶なスケジュールを組めば娘は倒れてしまう。
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そして、父の育て方によって娘の将来は変化し、最終的に30以上の結末が待っているという。
作者さんによれば、初回はテキストを読むので時間がかかるが、周回時にテキストを飛ばせば1プレイは1時間程度になるとのこと。かなり気楽に娘育てを楽しめそうだ。
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ちなみにこのゲーム、実は発表以来延期を繰り返していて、現在のリリース予定は2023年2月(PVで1月とされているが、それも間に合わなかったそうだ)。
2015年に1作目『ポケットガール ~永久の錬金術師~』、2016年に2作目『ポケットガール2 ~魔王を狩るモノ~』が登場し、なんと今作は2023年2月(PVでは1月だが、間に合わなかったとのこと)7年ぶりの新作。
開発遅延の原因を聞いてみたところ、一番の要因はゲームの看板ともいえる娘の表現についてこだわった結果で、本作ではそれを見て欲しいという回答が得られた。
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今作ではこれまで以上にビジュアルの良さを追求し、幼いころの娘がかわいさはもちろん、その面影を残しつつ成長後のイラストを提示し、さらには様々な職業でテイストの変化、服を着替えても「同じキャラの可能性の姿」としての納得感が残る表現を求めていたという。
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最終的にはビジュアルに定評のあるゲーム開発会社room6の助けを得ることでようやくリリースのめどが立ったという。
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システムはニッチな人気を得て萌えた『プリンセスメーカー』で、テンポは1周最速1時間で終わるいまどきの作り。
それでいて娘の表現にこだわって……なんと本作は無料。
基本的にには課金せずともエンディングはすべて楽しめて、便利機能や娘の着せ替え衣装について有料アイテムとなっているという。
前作、前々作と育成ゲームのファンに支持されているので、大きな外れはないはず。
実はポケットガール公式Twitterがほぼ動いていないので、気になる方は開発者ざぼさんのTwitterをフォローして待っているといいだろう。

関連リンク:
開発者Twitter