そこは、記憶を修正する技術が発明された時代。
世界には死を前にした人間の記憶に手を加え、心残りや隠れた欲求を満足させて安らかに生を終わらせる仕事が生まれた。
そして、また今日も死にゆく者の記憶に入っていく……。
X.D. Network より、人間の人生をたどる記憶のRPG『Finding Paradise』が App Store / Google Play / Nintendo Switch 向けに発売された。
2017年にリリースされた Steam版は日本語に対応していないが、今回発売された上記3プラットフォーム版は日本語に対応したうえ、グラフィックが改善されている。
価格は App Store版が650円、Google Play版が450円、Nintendo Switch版が1,200円。
本作ではコリンという老人の記憶に入り込み、幼少期から黄昏期まで行き来しながら記憶に手を加え、この人物の人生を眺め、味わい、考える物語。
見下ろしのRPG形式となっており、バーチャルスティックか、移動したい地点をタップすることで移動できる。
途中ミニゲームなどもさしはさまれ、前作に当たる『To the Moon』よりもバラエティに富んだエンタメが用意されているようだ。
なお、同じ X.D. Global からスマートフォン版がリリースされたとき、翻訳がひどくて話題になったが、今作については大きな違和感は感じない。
少なくとも序盤に関しては安心してプレイできた。
▲iPadでのプレイ動画。
なお、アプリ版は安いが中国のアプリプラットフォームTAPTAPのアカウントを作成し、ログインしなければゲームができない。
iOSで試したところ、TAPTAPアカウントでログイン後、性別などの情報をアプリに渡すことに同意しなければゲームをスタートできなかった。
情報提供の同意を1度でも拒否すると、その後はTAPTAPアカウントでログインしてもゲームはスタートできなくなってしまう。こうなってしまった場合、アプリを消して再インストールすればスタートできるのでハマったら試してほしい。
ちょっとそのあたりが気になるとはいえ、スマートフォン版は安い。
プレスリリースに記された定価が App Store で800円、Google Playで740円のところ、それぞれ650円、450円のセール中となっている。
手間賃と思ってスマートフォン版を選ぶか、安心して遊べる Nintendo Switch版を選ぶか、好みで選択するといいだろう。
最後に Steam版だが、今回は移植に際してエンジンから変更して作り直しているのでアップデートなどはできないとのこと。日本語で遊びたければ、当面はスマートフォンか Nintendo Switch を選ぶしかないようだ。
アプリリンク：
Finding Paradise (App Store 650円 / GooglePlay 450円 / Switch 1,200円 / Steam 980円)
